4/4より新宿ピカデリーほか全国にて 配給会社:アスミック・エース エンタテインメント、角川エンタテインメント (C)2008 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED. |
女子高生ベラとセレブ・ヴァンパイア、エドワードとの禁断の恋を描いたラブ・ファンタジー。
同名の原作は全米のティーン、特に女子から絶大なる支持を得て大ベストセラーになった。
まぁ、日本で言うところの「赤い糸」か?
なーんて思っていたんだけど、比較しちゃ「トワイライト」に失礼かなって。
見る前は、“全米のティーンが熱狂!”とか、“セレブ・ヴァンパイアに女性が虜!”とか、
謳われていたので、男であるオイラが楽しめるか?って疑問視していた。
オマケにさ、担当のパブリシストに「どう?面白いの?」って聞いたら、
「うーん・・・伊藤くんは・・・多分・・・ダメだと思う・・・」って言われた。
でも、キャストのクリステン・スチュワートとロバート・パティンソンが来日するという話を聞き、
『イントゥ・ザ・ワイルド』で、妙なエロ気を出していたクリスティンに会いたいと思った。
まだ取材は決まっていなかったが、とりあえず見てみることに。
いやー、これが結構面白くってさぁ。
人間とヴァンパイアが恋に堕ち、
お互いの性的欲求と、血を吸いたい欲求を我慢しなくちゃいけないシチュエーションとか、
“禁断の愛”というよりは“禁欲の愛”だ。
その“やりたい”けど“我慢!”という感情の揺れが中々切ない。
そして、恐らく、ヒロインのベラは10代にありがちの一時の恋心だと思う。
『ハルフウェイ』の北乃きいと一緒。
将来的に考えてみても、上手く行くわけがない。
だって、ヴァンパイアっすよ!
でも、そんなヴァンパイアだろうが、なんだろうが好きなもんは好きなのよ!!
という感情優先の心意気がまたよろしいではないですか。
大体、ベラはエドワードがヴァンパイアと知っても怖がらない。
危険だと分かっていてもその先の領域に足を踏み入れよとする。
このベラの感性は現代的でちょっと新しいと思った。
そんなベラを演じたクリステン・スチュワート。
先述の通り、彼女目当てで見た訳ですが、大満足でございました。
口が半開きなことが多く、なんかそこがエロイのであります。
脚も綺麗でござました。
『パニック・ルーム』のジョディ・フォスターの娘が、
とても素敵に成長いたしました!
勿論、容姿だけじゃなくて、演技も良い。
女性から人気のある原作の映画化の場合、
ヒロインが受け入れられるか否かは、実は物凄く重要。
だって、観客が自己投影をするのはヒロインなわけだから、
ベラに感情移入出来なかったら白けるだけでしょう。
全米で大ヒットを記録したということは、
原作ファンが思い描いたヒロイン像に近かったってことだ。
クリステンが素晴らしい仕事をした証でしょう。
そして、当然エドワードも重要だ。
エドワードを演じたのは『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』でセドリック・ディゴリーを演じ、
注目を集めたロバート・パティンソン。
オイラは男なんで、そこまでロバート・パティンソンに魅力を感じることは出来ないけど、
不思議な魅力を持つヴァンパイア、エドワードを上手く体現していたと思う。
ロバート・パティンソン以外にも、イケメン俳優が多数出演しているので、
日本人イケメンはそろそろ見飽きたという女性には、喜ばしい作品なのではないでしょうか?
で、この「トワイライト」ですが、原作はシリーズで4冊出版されていて、
既に第2作目となる「NEW MOON」、「ECLPISE」は映画化が決定している。
『トワイライト〜初恋〜』も続編があることを示唆して終わる。
流れ的には第2の「ハリー・ポッター」と言われているんだけど、
「ハリポタ」のごちゃごちゃしたわけのわからん展開とは違い、
人間とヴァンパイアのラブ・ストーリーという分かりやすい内容。
それ故なのか、メチャクチャ2人のその後の行方が気になった。
という訳で、早く続編が見たい!
女性は勿論、男性もはまれる作品です。
あっ、あとね、ヴァンパイアの動きが超ウケル。
これは是非、ご自身の目でご確認下さい!
『トワイライト〜初恋〜』
※クリステン・スチュワート インタビュー テキスト
※テイラー・ロートナー インタビュー テキスト
※クリステン・スチュワート&テイラー・ロートナー取材記