映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』を映画館で見て、、
「クレヨンしんちゃん」にはまった。
それは映画に限らずで、アニメも毎週録画して見ていたし(今は見ていないけど)、
コミックは全巻買い揃え(これは今でも継続中)、主題歌、サントラも購入した。
DVD・ビデオも映画は『嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード』までは全部揃えたし、
テレビシリーズも「傑作選」と「クレヨンしんちゃんスペシャル」とかそれぞれ6巻ぐらい集めた。
(その後、DVD収集自体、急速に興味を失った)
このようにすっかり「クレヨンしんちゃん」の世界観に魅了されたわけだけど、
何よりも楽しみにしているのが、映画を子供たちと一緒に見ること。
子供たちの反応はストレートだ。
面白ければ素直に笑うし、怖ければ泣く。
つまらなければシーンとする。
『オトナ帝国』を見たときの会場のノリは、かなり衝撃的だった。
主題歌が流れれば一緒に歌い、ギャグではドッカンドッカン笑う。
しんのすけたちが敵から逃げるシーンでは、「しんちゃん後ろぉぉぉ!!」と叫ぶ。
まるで「8時だヨ!全員集合」だった。
その凄まじい一体感にノックアウトされて以来、
劇場版「クレヨンしんちゃん」は絶対に子供たちと一緒に見ると決めたわけだ。
そんな訳で、毎年、毎年、配給の東宝さんの担当の方に無理言って、
マスコミ試写会ではなく、完成披露試写会に参加させてもらっている。
んだよぉー!
そんなに見たいなら、金払って劇場で見ろよ!
という声も聞こえてきそうなので、
行った際にはちゃんと舞台挨拶の取材をしております。
今年も、鑑賞と取材を兼ねて、
シリーズ第17弾『映画クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国』完成披露試写会に行ってきました。
4月18日より日劇2ほか全国東宝系にて 配給会社:東宝 (C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2009 |
午前中に用事があったり、電車がなかなか来なかったりで、
会場のある有楽町に着いたのが、マスコミ受付開始から25分も過ぎた11時55分。
会場のよみうりホールは7階。
エレベーターを待っているのももどかしく、階段を駆け上がった。
最近、仕事がないという噂を聞き、
更に先頃、日本人女性と再婚したビリー隊長のブートキャンプを未だに続けているレアな人間だけど、
流石に7階までの階段ダッシュはしんどかった。
受付で東宝の担当の方と話す時も、ヒィヒィ、ハァハァ・・・って。
そんな体力の限界に挑んだ甲斐もあって、
幸い取材場所も舞台正面を確保できた。
待つこと数分、定時よりやや遅れて舞台挨拶がスタート。
まずはしんのすけ&ひまわりの2人(着ぐるみと人形)が登場し、
どんな映画かを面白おかしく会場のみんなに紹介し始めた。
これは「クレしん」の舞台挨拶では定番。
しんのすけとひまわりの声をそれぞれ担当している矢島晶子さんとこおろぎさとみさんが、
舞台袖でアドリブを駆使しながら、声を合わせている。
台本があるとは言え、やっぱり上手いんだよね。
今回も小刻みにギャグを挟み、場内の笑いを誘っていた。
でもちょっと内容を話し過ぎているのが気になった。
続いて、野原ひろしとみさえが登場。
小芝居を繰り広げる。
この流れもいつも通りだ。
ひろし、みさえ役の藤原啓治さん、ならはしみきさんも加わるわけだけど、
間の取り方とかみんな絶妙。
長年のチームワークが光る。
そして、今回、主題歌「やんちゃ道」を歌っているジェロが登壇。
礼儀正し過ぎるうえ、やっぱり日本人じゃないってのもあってか、
しんのすけとの絡みがイマイチ盛り上がらなかった。
でも、ジェロの誠実さが伝わってきた。
で、当然、「やんちゃ道」を歌ってくれた。
やっぱり上手いね。
って、当たり前か・・・
その後、声優陣がステージ上に集結し、それぞれ舞台挨拶をした。
矢島さんのオン(しんのすけ声)とオフ(普通の声)の切り替えが面白くって、
これまた場内は爆笑だった。
初期のアニメ「クレヨンしんちゃん」を見ると分かるんだけど、
しんのすけの声の当て方が、今と昔では全然違う。
流石に何十年も続けているだけあって、貫禄というか余裕が節々に見受けられる。
以前、野原しんのすけ(着ぐるみ)に番組用のコメントを貰ったことがあって、
その時、伊藤Pが書いた原稿を矢島さんが読んでくれた。
超嬉しかったな。
オ、オーブ?が写っている!?
「クレヨンしんちゃん」がいつまで続くのか分からないけど、
矢島さんだけでなく、もうこのレギュラー声優陣以外は考えられない。
しんのすけと矢島晶子さん
みさえとならはしみきさん
ひろしと藤原啓治さん
ひまわり役のこおろぎさとみさん
絶対に「ドラえもん」みたいに、声優総取替えだけはしないで欲しい。
(未だに「ドラえもん」には違和感を感じる昭和生まれの輩であります)
そんな思いを抱かせてくれた舞台挨拶も写真撮影後に終了。
いよいよ本編の上映。
その前に、以前「クレヨンしんちゃん実写化」という記事で触れた実写版「クレしん」の特報が流れた。
『BALLAD 名もなき恋のうた』だ。
映像を見た限りでは、まぁ、それ程悪くはない感じではあった。
問題は中身だよね。
『アッパレ!戦国大合戦』にドロを塗るような内容にだけはしないで欲しいと心底思う。
『BALLAD 名もなき恋のうた』の特報の後は、「ストップ・映画泥棒」のCM。
カメラ頭のスーツ野郎がクネクネ動く映像だ。
どこからか「怖いよぉ〜」という子供の声が聞こえて来た。
そもそも盗撮するような人がいなければ、こんな映像も流れないわけだ。
盗撮している人、子供が泣くからやめてくれ。
さてさて、やっと本編ですが、ちーと、今日は忙しくって・・・
別途、映画の感想は書かせていただきます!
※『映画クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国』完成披露試写会舞台挨拶の記事