7月10日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて 配給会社:東宝東和 (C) 2009 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. |
あえてストーリーは書きません。
何も知らないで見た方が絶対に良い。
“そうくるかい!”という裏切りがポチポチあって、
“もしかして、もしかすると・・やっぱり・・・”って。
受け入れられない人もたくさんいると思うけど、個人的にはウェルカムだった。
ニコラス・ケイジのいつもの顔芸&妙なテンションが少な目なのは残念だったけど、
この作品はニコラス・ケイジが主役としてドーンといてくれるから成立している。
息子との接し方とかリアルだ。
息子役のチャンドラー・カンタベリーも、父親を信頼しつつも、
父親が絶対ではないと薄々感じ始める微妙な年頃を巧みに演じている。
カンタベリーくん同様、本作のキーマンとなる女の子の母親を演じたローズ・バーンも、
ニコラス・ケイジ同様、作品に現実味を与えている。
いや〜、本当に語りたいことは沢山あるんだけど、
書くとネタバレになってしまうのですよ。
もう遅いかも知れないけど、予告編、いや、テレビのCMさえも見ないで鑑賞して欲しい。
と、予告編の話が出てきたのでついでに書くけど、
この予告編は明らかに見せ過ぎだと思う。
本編鑑賞後に予告編を見たから良かったものの、
普通だったら予告編を見てから本編という流れでしょう。
派手にしてお客さんの興味を引く必要があるのは重々承知しているし、
それが予告編の務めであることも分かっている。
でもね、予告編を見て面白そうって思って劇場に足を運んでくれたお客さんは、
予告編以上のものを本編に求める訳でして・・・
因みにこの作品の予告編を見たスタッフのワカは、
「ひょっとして、『○○』みたいな展開なんですか?」
とある映画のタイトルを挙げた。
全部じゃないけど、概ね当たり。
更にアレックス・プロヤス監督の大ファンで、
本作を楽しみにしていたディレクターのKさんは、
劇場で本作の予告編を見て、一気に見る気が失せたと言っていた。
過剰な露出は、お客さんを逃がすことになり兼ねない。
でもね、『ノウイング』には予告編では語られていない超重要な要素もあるので、
もし予告編を見ていたとしても、劇場に足を運んで欲しい。
『ノウイング』
※ニコラス・ケイジ インタビュー テキスト
※チャンドラー・カンタベリー インタビュー テキスト
※チャンドラー・カンタベリー 取材記