7月25日よりシアターN渋谷(レイト)にて 配給会社:日本出版販売 (C)2009「サムライプリンセス 外道姫」製作委員会 |
スプラッターは嫌いじゃない。
過剰なまでの残酷描写は、滑稽でほとんどギャグだ。
血や肉片が飛び散るのに、何故か笑えるのがスプラッターの良いところ。
最初は、その描写自体が面白いと思ったけど、
やはり一番肝心なのはストーリーでしょう。
これはアクション映画や他のホラー映画にも言えることだけど、
凄い描写を見せるためのストーリーではなく、
ストーリーのための凄い描写じゃないと駄目だ。
『東京残酷警察』('08)の予告編を見た時に、
スプラッターらしいチープさとやり過ぎな血のり量に笑ったけど、
何だか描写重視の様な気がしたんで、結局見ていない。
でも女の子が主役という点も含め『東京残酷警察』は、
ジャパニーズホラーが壊滅状態の日本映画界に一石投じた様で、
この時期、やはり女性を主人公にした似たようスプラッター映画が2本公開される。
一本は川村ゆきえ主演の『吸血少女対少女フランケン』で、
もう一本がAV女優希志あいの主演の『サムライプリンセス 外道姫』。
『吸血少女対少女フランケン』は、“川村ゆきえの取材をしませんか?”とオファーされた。
しかし、丁度、殺人的に忙しい時期で、生川村ゆきえは拝んでみたかったけど、
まず映画を見る時間すらなく、残念ながらお断りした。
勿体無いと思っていたら、今度は“希志あいのを取材しませんか?”とお声が掛った。
この時点では希志あいのを知らず、ネットで調べてみるとなかなか可愛い。
迷いに迷った挙句、やはり忙しいので断わろと思ったが、
本作にはみひろも出演している。
みひろはAVだけでなく、『呪怨 白い老女』『呪怨 黒い少女』の記事に明記した通り、
女優としても今後が楽しみな逸材なだけに、取材してみたいと思った。
希志あいのとみひろのツーショット取材が可能なら、
蒼井そら、Rio、吉沢明歩と続いてきた大物AV女優インタビュー歴に泊がつく!
と思い一応聞いてみたら、
みひろは別の作品があるから、おいおいそっちで取材して下さいと。
希志あいのを足掛かりにみひろへの道が開けるかもしれないということで、
希志あいのの取材やります!宣言。
良いのか!そんな動機で!
良いんです!(古い)
で、なんとか時間を割いて『サムライプリンセス 外道姫』を見た。
血の量、肉片量は十分だし、チープなバカバカしさとユーモアも忘れていない。
希志あいのを起用した時点で期待される濡れ場もある。
キャラクターの設定や造型もなかなか凝っている。
ストーリーに新しさがないのが、やはり残念だけど、さほどダレは感じなかった。
時代設定がよく分からなかったんだけど、
まぁ、細かいことを気にする類の作品ではない。
そして本作のポイントは、
『東京残酷物語』と『吸血少女対少女フランケン』の西村喜廣が特殊造形を、
「ウルトラマンメビウス」や「ウルトラマンマックス」を手掛けた梶研吾が監督を務めている点。
スプラッターに、往年のヒーローものの要素が掛け合わさっていて、
ラストの怪物対プリンセスの戦いには、懐かしいさを感じた。
そのプリンセスを演じた希志あいの奮闘も光る。
この希志あいのの仕事内容だったら聞きたいことはたくさんあるぞ。
ということで、取材の連絡を待っていたのですが、
気が付いたら、あれ?もう今日公開?
まだ先だと思っていた・・・
みひろの取材はよろしくです。