8月15日より新宿バルト9ほか全国にて 配給会社:アスミック・エース エンタテインメント (C)2008 EUROPACORP - TF1 FILMS PRODUCTION - GRIVEPRODUCTIONS - APIPOULAI PROD |
8月、9月はリュック・ベッソンが製作と脚本を手掛けた作品が3作もある。
『トランスポーター3 アンリミテッド』
『96時間』
『アルティメット2 マッスル・ネバー・ダイ』
伊藤Pの中では、リュック・ベッソンって終わった人なんだよね。
監督作品は『フィフス・エレメント』以降どれも冴えないし、
製作・脚本を務めた作品はポンコツが多い。
合コンとかで一番好きな映画を聞いて、
『レオン』と答える女子とかに、
その後のリュック・ベッソンのダメっぷりを教えてあげたくなる。
そんなリュック・ベッソン印の人気シリーズ第一作目の『トランスポーター』は、
運び屋フランク・マーティンのキャラクターとルール設定とストーリーが絡んでいて、
そこそこ面白いと思った。
しかしながら、『トランスポーター2』に至っては、
CGバリバリなカーアクションの映像を目にして一気に見る気が失せた。
そんな訳で、この『トランスポーター3 アンリミテッド』も、
それほど期待はしていなかったんだけど、
物語のマンネリ化を防ぐために一策講じている点は評価したい。
今回、フランクは、依頼人から手首に爆弾入りブレスレットを装着され、
自分の車から20m以上離れると爆発するという罠にはめられる。
この設定が本作の最大のポイントになっていて、
物語をちょっとだけスリリングに牽引していく。
カーアクションは、懸念したほどCGは使われておらず安心したものの、
一番の見せ場で残念ながらあからさまなCGを使用していた。
他のカーアクションがさほど新鮮じゃない分、
ここ一番のシーンぐらいは気合入れて、CG無しスタントに挑んで欲しかった。
(と、言うは易しだよね・・・本物でやったら金かかるし)
そして、『トランスポーター』のもう一つの魅力は、
フランク・マーティン役のジェイスン・ステイサムの格闘アクション。
『トランスポーター2』は見ていないので分からんが、
『トランスポーター』でのジェイスンのアクションは、
カメラのアングルとカットにかなり助けられている感が否めなかった。
あれから7年。
ジェイスンは、アクション俳優として格段の進化を果たした様で、
説得力のある動きを見せている。
特に本作の売りの一つである、
Yシャツを脱ぎながら敵と闘っていくストリップ・アクションは、
ジェイスンの鍛え抜かれた美しい肉体を披露させるという点においても意味があり、
なかなか見応えのあるアクションとなっていた。
ただ、強敵と成り得るセーム・シュルトとの一騎打ちが、
あまりに短くガックシ・・・
どうせだったら10分に及ぶ長期戦にして中盤の見せ場にするとか、
物語の最後に強敵として配するとか、工夫して欲しかったな。
この辺はかなりマイナスポイントだ。
で、いつも脚本がグダグダなリュック・ベッソン印の作品。
今回はどうかというと、やっぱり突っ込みどころ多々あり。
なんで、悪玉のおっさんはあんなまどろっこしいことするんだろう・・・とか、
その産業廃棄物はどうなるの・・・とか。
そして、多くの人が突っ込む最大のポイントは、
ヒロインのおねーちゃんが余りに酷いってこと。
なんでこんなソバカスだらけで、魅力の欠片もない新人女優を起用するんだ!
ナターリア・ルダコワ。
アイシャドウが涙にまみれたあなたは、
ナターリア・カオコワだよ。
このカオコワさんは資料によると、
「NYのヘアサロンで働いていたところ、たまたまNYに来ていたリュック・ベッソンの目に留まり、
女優の道を勧められる。
6ヶ月に渡る演技レッスンを受け、パリにて本作のオーディションに参加。
見事ヒロインであるヴァレンティーナ役に大抜擢される」
だって。
絶対に嘘だね!
NYのヘアサロンで働いていたら、たまたま客としてリュック・ベッソンがやって来る。
「僕は有名な映画監督なんだけど、勿論知っているよね?
今度、人気アクション映画の新作をプロデュースするんだけど、
ヒロインを探している最中なんだよねぇ・・・」
エサを目の前に垂らして、夕食に誘い、
「レッスンも受けさせてあげるよ。
あっ、みんなの手前、一応、オーディションは受けてもらうよ。
大丈夫、大丈夫。俺、プロデューサーだよ。
出来レースだって。
でさ、当然、判っているよね?」
ってことで、ベットの上でパンパンパン。
いやだねぇ〜、芸能界って・・・
コメント (2)
ベッソンはそばかす好きなんだと思っていました。(赤毛も)
投稿者: T | 2009年08月19日 06:36
Tさん
今更のコメント返し、すみません。
ベッソンは赤毛、ソバカス、そして美脚好きです。
美脚の部分は、伊藤Pの趣味とまる被りです。
投稿者: 伊藤P | 2009年09月25日 20:11