11/6よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて 配給会社:アスミック・エース エンタテインメント (C)MMIX Lions Gate Films Inc. ALL Rights Reserved |
「24 -TWENTY FOUR- 」ばりにまだ続くんですか?状態の「ソウ」シリーズの第六弾。
監督はシリーズ全作で編集を手掛けてきたケヴィン・グルタート。
いつの間にやら1〜3、4〜6という感じでトリロジー化されていたみたいで(後付けか?)、
本作は後者の三部作の完結編にあたる。
どんでん返しがなかったことがどんでん返しだった『ソウ5』で未回収だった、
ジグソウの遺書と遺品の内容が明らかになるし、
『ソウ3』でのジグソウがしたためたアマンダへの手紙といった、
ほとんど忘れかけていたかつての謎や解明され、
このところの最大の課題だったジグソウの“真の後継者”も解決する。
またジグソウことジョン・クレイマーの内面がより明確に描写され、
ジグソウの後継者(たち)との関係性や各々の役割も判明する。
よって、4〜6の完結編というよりも、
「ソウ」シリーズを総括している感じだ。
このシリーズが素晴らしいのは、
一つの作品として成立させながらも(『ソウ5』は微妙だけど)、
各作品が多かれ少なかれリンクしていて、意外な事実が明らかになるところと、
更に次に繋がる新たな謎掛けを残している点だけど、
流石に六作目ともなると、ついて行く方もしんどい。
なんか見るのが義務みたいな感じになってくる。
数々の拷問(?)も免疫が出来ちまったのか、
確かにその仕掛けは面白いけど、“別に〜”って感じになっちゃった。
ということで、もう十分役目は果たしたよ、
そろそろご隠居願いたいという心境だったので、
遂に『ソウ6』でシリーズが終焉を迎え、
鑑賞後“コンプリートした!”という満足感に浸っていた。
でもちょっと劇中で気になる部分があって、
“もしかしてまだ続くのかな?”って思っていたら、
『ソウ7』の製作がアナウンスされた。。。
マジっすかぁ・・・
まだ商品価値がある!
作れ!!稼げ!!
って感じ?
“もう良いんでないの?”と思う一方、
本作でかなり「ソウ」の全貌が明らかになったので、
どんな内容にするのか、気にはなるな。
一体どこに天下るのか!?ってね。
『ソウ7』でワシの出番はあるのじゃろうかぁ・・・
しかし、よくまぁ、毎度毎度、色々と考えるよね。
たった1年の間で、練りに練った脚本を書き上げ、ジグソウのゲームを考え、
トラップ制作といったプリプロを経て、撮影、ポスプロ、公開だよ。
そして、全作品がそれなりのクォリティーを維持している。
(しつこいけど『ソウ5』は微妙だけどね)
今回、シリーズ全作を振り返る機会があって、
珍しくおさらいしてから見た。
そのお陰か、ラストまでの展開はボチボチ予測出来たんだけど、
それでも作品単体だけでなく、シリーズ全体に一本の線を通してまとめたのは凄いと思う。
当然ですが、見る前に前の作品は見ておくことを強くオススメいたします。
見てないと意味分からないでしょう。
■『ソウ6』
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