2/3 セル【\3,990(税込)】 & レンタル 販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント (C)2009 Columbia Pictures Industries, Inc. and Beverly Blvd LLC. All Rights Reserved. |
完璧な男を求めてしまい、このところ恋愛とは縁がないTVプロデューサーのアビーは、
担当番組の視聴率低迷の改善策として、
男女間の過激な本音が売りのパーソナリティのマイクとチームを組まされる。
下世話なトーク内容が気に入らないアビーは、マイクと対立してしまう。
そんな折、イケメン医師と知り合ったアビーは、
毛嫌いしていたマイクからの恋愛指南を受けることになるのだが…
お互いに煙たがっていた男女が、次第に惹かれ合い恋に堕ちる。
ラブ・ストーリーの王道ともいえる展開だが、そこに男と女の本音を入れたところが新しい。
そこが本作の売りだし笑い何処でもあるんだが、
全部じゃないけど、あまり女性に聞かれて欲しくはない内容もあったし、
男性全員がそう思っていると女性に思われては困るものもあった。
女性も同様かもしれないんで、カップルや夫婦で見ると居心地が悪くなるかも。
映画館だったら暗闇の中でお互いの顔はそれほど見えないけど、
リビングで見たらねぇ・・・。
他に観客もいないわけだから、会話も出来ちゃう。
「あんたはどうなのよ!こう思ってるの?」
「いやそんなことないって!」
「あっ、顔色が変わった。やっぱりあんたもそうなのね!」
てな感じで、突然修羅場になったりして。
本音の言い合いは、あくまでもギャグとして見た方が平和でしょう。
映画を鑑賞している男女間に、
亀裂をもたらし兼ねないやりあいをするアビーとマイクをそれぞれ演じたのは、
キャサリン・ハイグルとジェラルド・バトラー。
キャサリン・ハイグルは、『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』とか、
ちょっとえげつない作品に出ているけど、本作でも炸裂した演技を披露。
バイブレーションをオマタに入れて、悶絶し絶頂を迎えるシーンとか、
“よくやるなぁ〜”って感心してしまった。
日本の女優さんでこんな演技を披露する人はいないように思う。
ジェラルド・バトラーも『300<スリーハンドレッド>』が嘘のような軽薄さ。
そこが良い。
この二人がエレベーターの中でチョメチョメするシーンは、大爆笑だった。
多分、この二人じゃなかったら単なる下品な作品になっていたと思う。
男と女の本音が語られている作品だけど、
良い意味で軽い作品で、正直、鑑賞後に何かが残るかというと何も残らない。
サクッと楽しく見て、スパッと忘れる。
そんな映画だった。
この手の作品はこんな感じが丁度良い。