2010年02月02日更新

DVD#009 『男と女の不都合な真実』


男と女の不都合な真実

『男と女の不都合な真実』

2/3 セル【\3,990(税込)】 & レンタル
販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
(C)2009 Columbia Pictures Industries, Inc. and Beverly Blvd LLC. All Rights Reserved.




完璧な男を求めてしまい、このところ恋愛とは縁がないTVプロデューサーのアビーは、
担当番組の視聴率低迷の改善策として、
男女間の過激な本音が売りのパーソナリティのマイクとチームを組まされる。


下世話なトーク内容が気に入らないアビーは、マイクと対立してしまう。


そんな折、イケメン医師と知り合ったアビーは、
毛嫌いしていたマイクからの恋愛指南を受けることになるのだが…


お互いに煙たがっていた男女が、次第に惹かれ合い恋に堕ちる。


ラブ・ストーリーの王道ともいえる展開だが、そこに男と女の本音を入れたところが新しい。


そこが本作の売りだし笑い何処でもあるんだが、
全部じゃないけど、あまり女性に聞かれて欲しくはない内容もあったし、
男性全員がそう思っていると女性に思われては困るものもあった。


女性も同様かもしれないんで、カップルや夫婦で見ると居心地が悪くなるかも。


映画館だったら暗闇の中でお互いの顔はそれほど見えないけど、
リビングで見たらねぇ・・・。


他に観客もいないわけだから、会話も出来ちゃう。


「あんたはどうなのよ!こう思ってるの?」


「いやそんなことないって!」


「あっ、顔色が変わった。やっぱりあんたもそうなのね!」


てな感じで、突然修羅場になったりして。


本音の言い合いは、あくまでもギャグとして見た方が平和でしょう。


映画を鑑賞している男女間に、
亀裂をもたらし兼ねないやりあいをするアビーとマイクをそれぞれ演じたのは、
キャサリン・ハイグルとジェラルド・バトラー。


キャサリン・ハイグルは、『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』とか、
ちょっとえげつない作品に出ているけど、本作でも炸裂した演技を披露。


バイブレーションをオマタに入れて、悶絶し絶頂を迎えるシーンとか、
“よくやるなぁ〜”って感心してしまった。


日本の女優さんでこんな演技を披露する人はいないように思う。


ジェラルド・バトラーも『300<スリーハンドレッド>』が嘘のような軽薄さ。
そこが良い。


この二人がエレベーターの中でチョメチョメするシーンは、大爆笑だった。


多分、この二人じゃなかったら単なる下品な作品になっていたと思う。


男と女の本音が語られている作品だけど、
良い意味で軽い作品で、正直、鑑賞後に何かが残るかというと何も残らない。


サクッと楽しく見て、スパッと忘れる。
そんな映画だった。


この手の作品はこんな感じが丁度良い。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.t-shirt-ya.com/blog/cgi/mt-tb.cgi/1603

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)




リンク

プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
Powered by
Movable Type