2/3 セル【\3,990(税込)】 & レンタル 販売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント (C)2009 Universal Studios.All Rights Reserved. |
タイムワープ論を唱えるはみ出し者の科学者リック・マーシャル博士は、
その態度の悪さも手伝って、誰にも相手をしてもらえない。
何とか自論を証明しようと、
マーシャル博士は美人研究者のホリーと洞窟レンジャーのウィルと共に、
体を張った実験に挑戦する。
実験は成功し、時空の波に乗ったものの、
到着した先は類人猿や恐竜、正体不明のトカゲ族たちが暴れ回る奇妙キテレツな世界だった。
2009年秋の公開時の資料を読むと
「この秋、家族揃って楽しめる唯一の作品」って書いてあった。
当時の予告編やテレビスポットを見てもそんな感じだった。
しかしながら、結構えげつないシーンもあるし、
子供たちが笑えるかどうか疑問を抱くネタもあるんで、
ちょっと中途半端な感じがした。
もしも製作陣が子供を意識しているのなら、
子役を配するはずだけど、それが成されていない。
ということは、アメリカでは大人向けとして公開されていて、
日本のみファミリー映画として宣伝がなされたのかもしれない。
2000年代で最も失敗した映画ベストテンの第3位にランクインしていたのもあり、
大して期待はしていなかったが、すこぶるくだらない作品であることは間違いない。
ウィル・フェレルのギャグはイマイチ炸裂せず、やや滑り気味で、
1、2回ちょっと笑えるぐらいだった。
他のキャストも全員あんまり魅力的じゃない。
売りのひとつである恐竜も今更かなぁ。
衝撃の『ジュラシック・パーク』からもう15年以上ですよ。
恐竜をCGで描く一方で、類人猿は80年代ぽい特殊メイク、
トカゲ族はそれ以前の着ぐるみとチープな雰囲気を醸し出している。
このごった煮の世界観で笑いを取ろうとしていて、
個人的にはそれほど嫌いではないんだが、
1億ドルも使って描く内容かな?って。
こんなビッグ・バジェット使うなら、
別な映画作った方がいいでのは?
ってな感じで、クスリとも笑えない自分がいた。
くだらなくて全然良い。
くだらない映画ウェルカムだ。
でもくだらないなりの説得力というか、突き抜けた感が欲しかった。
まぁ、別に退屈な映画という訳ではないし、
気楽に見られる手軽さがあるのは間違いないので、
くだらないを前提に、DVDで時間潰し的に見る分には問題ないでしょう。
それにしても、ウィルの胸毛は・・・。
アメリカ人にとってはあれがセクシーなのだろうか・・・。
因みに先日発表されたラズベリー賞では、作品賞、主演男優賞など、
『トランスフォーマー/リベンジ』と並び、最多7部門にノミネートされています。