Blu-ray 【\4,980(税込)】 販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント (C)2009 THE MICHAEL JACKSON COMPANY,LLC. ALL RIGHTS RESERVED. |
今更だけど『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』です。
昨年のGW明けぐらいに32型ワイドテレビが壊れた。
生産年を確認したら2001年だった。
ブラウン管の寿命は約10年なので、せめて後2年、
アナログ停波の時ぐらいまではもって欲しかった。
あんまりテレビは見ない方だったけど、テレビがない生活は有り得ない。
ということで、仕方なく46型のプラズマテレビを購入。
更に未だにVHSのビデオデッキを録画機として使用しているという、
“あんたは本当に映画業界の人ですか?”って感じだったんで、
思い切ってBlu-rayプレーヤーも購入。
小雪や綾瀬はるかのファンじゃないけど、
ビエラリンクだ。
そして、想像以上にこれらのデジタル家電の映像や機能は素晴らしく、
快適なテレビ・ライフを満喫している今日この頃です。
アナログ放送やVHSにはもう戻れないな。
というか良くあんなに汚い映像を普通に見ていたなって思う。
しかし、せっかくBlu-rayプレーヤーを買ったにも関わらず、
Blu-rayのソフトを1枚も持っていなかった。
DVDだとフルハイビジョンの機能を発揮仕切れないと聞き、
何か良いタイトルがあればと思っていたところ、マイケル・ジャクソンが参上した。
劇場公開時に見ていないし、鑑賞した人たちの満足度も高い。
興行で50億以上を叩き出し、ソフトは発売日だけで16億円以上という驚異的な売上をみせた。
特にマイケル・ジャクソンの熱狂的なファンではないけど、
これだけ話題になった作品だったらBlu-rayのソフト持っていても良いかなってことで、
Blu-rayディスクをゲット。
で、見た訳ですが、
いやはや、DVD以上に鮮明で繊細な映像でした。
凄いね、Blu-ray。
あっ、そんな話よりも作品の中身の話だな。
マイケル・ジャクソンは90年代中盤以降、
スキャンダルの面ばかりがクローズアップされてしまったが、
80年代の人気は本当に凄かった。
ほぼリアルタイムで接することが出来たので、
マイケル・ジャクソンの信者ではないけど、
彼が世界最高のエンターテイナーであり、アーティストの一人であったことは、
今更言われなくても知っている。
だからマイケルのステージに賭ける情熱を見ると言う点においては折り込み済みなんで、
特にそこの部分で強い感銘を受けることはなかった。
何よりも感じたことは切なさだ。
まず最初に今回のツアーに参加するダンサーやスタッフたちのコメントから始まる。
彼らはマイケルを崇拝し、マイケルと同じステージに立てる喜びを語る。
中には感極まって涙ぐむ人もいる。
マイケル同様、彼らはこのステージに賭けているし、その意気込みは凄まじいはず。
でも僅か数日後に、彼らの叶うはずだった夢が、
幻と化す瞬間が訪れることを我々は知っている。
マイケルの突然の死によって、冒頭の人たちだけでなく、
このツアーに関わった全ての人たちの晴れ舞台が消え去った。
マイケルがもうこの世にいないという事実は勿論だが、
残された関係者たちの無念さを思って胸が痛くなった。
それから本作に収められている映像はリハーサルだ。
当然マイケルは本気で歌っていない。
そこがまたもどかしい。
100%以上のパフォーマンスをみせるマイケル、
本作で注目を浴びた女性ギタリスト・オリアンティを筆頭とした優れたミュージシャンたちの演奏、
ダンサーたちの圧倒的な踊り、CGを駆使した映像、ド派手なパイロや炎の演出、
ファンじゃなくても本番が見たくなる。
しかしながら、その瞬間は永遠に訪れることはない。
そんな切ない思いを抱きながら見ていたんだけど、
マイケルの姿は数日後にこの世を去る様にはとても見えない。
マイケルの専属の医師が罪に問われているけど、
この映像を見る限り、疑われている通り薬物過剰投与なのかなって思ってしまう。
そんなマイケルの死の直前の勇姿を記録したという点においてやはり貴重な映画だし、
マイケルが遺した数々の曲を改めて聴いて、やっぱり名曲だなって。
劇場公開時、多くのリピーターがいたらしいけど、それも良く分かる。
自分も永遠に輝きを失わない楽曲を聴きながら、
マイケルのパフォーマンスを凝視し、
そして、永遠に幕が開かれることのない華麗なるステージを頭の中で創造するために、
また本作のBlu-rayディスクをターンテーブルに載せるだろう。
DVD【\3,990(税込)】 |
DVD【\2,990(税込)】 |