3/20より新宿ミラノほか全国にて 配給会社:ワーナー・ブラザース映画 (C) CST PRODUCTIONS, LLC 2009 |
近未来。
世界は崩壊し、最大の権力を誇るテッケン財閥とそのCEO三島平八の支配下にある。
テッケン財閥に母を殺された風間仁は、
三島平八によって開催される格闘技大会に出場し、復讐を狙う。
しかし、その裏には、恐るべき陰謀と秘密が隠されていた。
ご存知、人気格闘ゲーム「鉄拳」の実写映画化。
かつてGAGAの社長であった藤村哲也さんが、
「鉄拳」の実写映画化を熱望していた。
もう10年ぐらい前の話だ。
『TEKKEN −鉄拳−』のプロデューサーとして、
藤村さんの名前がクレジットされているから、
悲願達成というところでしょうか?
しかしながら、ゲームは第6弾までシリーズ化されており、
確かに高い人気を誇ってはいるが、「鉄拳」の実写映画化は今更感が拭えないかな。
また、格闘アクション映画というジャンルも、見飽きた感が漂っている。
しかも主演は全く無名のジョン・フー。
線を二つ書き込んでジョン・ウーにしたいね。
ジョン・ウー主演の「鉄拳」映画化だったら、かなり見たい。
それは冗談として、知らないアクション俳優の場合、
未知数な分、一体どれだけ凄い技を披露してくれるのか?という楽しみはある。
かつてトニー・ジャーがそうだった。
そして、トニー・ジャーは凄かった。
しかしながら、予告編を見る限り、
ジョン・フーにトニー・ジャー的な驚きを見出すことは出来なかった。
中国武術の達人らしんだけどね。
世の中にはどうでも良くなる映画ってのがある。
見る前から「こんなもんでしょう」ってのが分かっちゃう映画。
『TEKKEN −鉄拳−』はまさにそんな感じの映画だ。
で、結果、やっぱり「こんなもんでしょう」っていう内容なんだよね。
別に凄いつまらないというわけじゃない。
かといって面白いかというと微妙。
ジョン・フーは、吹替え無しでアクションをこなしている点は評価したいが、
やっぱりトニー・ジャー的な凄さはなかったかな。
何か書けと言われても、別にゲームのファンでもないし、
語るべきところがあまり無く・・・
「まぁ、普通です」としか言えない感じでございます。
して、余談ですが、この文章を書く際に、
ネットで調べものをしていたのですが、こんな記事を発見した。
[シネマトゥデイ映画ニュース]
80年代にアーケードゲームとして登場して以来、全世界で今なお根強い人気を誇る
ナムコのゲーム「パックマン」が、
アクション・ファンタジー映画として実写映画化されることが決まった。
監督、脚本家などは明らかにされていないが、
映画化は同じくナムコの人気ゲーム『鉄拳』の映画化を手掛ける
日本のギャガ・コミュニケーションズと
アメリカのクリスタル・スカイの共同製作で行われる。
2002年の記事だ。
「パックマン」ですか・・・。
藤村さんとクリスタル・スカイは、
「鉄拳」の実写映画化を実現させたぐらいだから、
ひょっとしたら「パックマン」も執念で本当に映画化されるのかもしれない。
あんまり見たいとは思わないけど・・・。
■『TEKKEN −鉄拳−』
※ジョン・フー インタビュー テキスト
※スティーブン・ポール(プロデューサー) インタビュー テキスト