日本時間の3月8日(月)第82回アカデミー賞の発表です。
第80回、第81回アカデミー賞でも予想なんぞをやってみましたが、
今年もやってみようと思います。
見ていない作品もあるので、当てずっぽうなところはありますが、
受賞して欲しいという願望含め、予想してみます。
因みに第81回は、21部門予想して12部門、
第82回は、22部門中13部門しか的中していない。
第82回に至っては作品賞、主演男優賞、監督賞という主要部門を外している。
今年もきっとあてにならないでしょう・・・。
■作品賞
◎『アバター』
『しあわせの隠れ場所』
『第9地区』
『17歳の肖像』
『ハート・ロッカー』
『イングロリアス・バスターズ』
『プレシャス』
『ア・シリアス・マン(原題)』
『カールじいさんの空飛ぶ家』
『マイレージ、マイライフ』
今年から10作品にノミネート枠が増えた作品賞。
(アカデミー賞初期もノミネート作品は10本だった)
巷でも騒がれているように『アバター』と『ハート・ロッカー』、
元夫婦監督作の一騎打ちでしょう。
『アバター』は、『タイタニック』を抜いて歴代最高の興行収入を樹立したのと、
革新的な映像を開発した部分での興行的、技術的貢献度も高い。
『ハート・ロッカー』は、濃厚な社会派エンターテインメントとして、
とてつもなく完成度の高い作品で、純粋に中身勝負という感じだ。
同じノミネート数だけど、『アバター』が作品賞、監督賞以外、
ほとんどが技術部門でのノミネートだ。
『ハート・ロッカー』は主演男優賞、脚本賞にもノミネートされている。
作品単体だけみれば『ハート・ロッカー』なんだろうけど、
『ハート・ロッカー』はプロデューサーの規則違反があったし、
『アバター』が映画史に残した功績はメチャクチャ大きいと思うので、
『アバター』にしてみました。
■主演男優賞
◎『インビクタス/負けざる者たち』モーガン・フリーマン
『クレイジー・ハート(原題)』ジェフ・ブリッジス
『マイレージ、マイライフ』ジョージ・クルーニー
『ア・シングル・マン(原題)』コリン・ファース
『ハート・ロッカー』ジェレミー・レナー
わかんねぇ〜。
下馬評ではジェフ・ブリッジスらしんだけど、映画見てないんで・・・。
実在の人物を演じると受賞するケースが多いから、
ネルソン・マンデラを演じたモーガン・フリーマンにしておきます。
■主演女優賞
◎『しあわせの隠れ場所』サンドラ・ブロック
『ラスト・ステーション(原題)』ヘレン・ミレン
『17歳の肖像』キャリー・マリガン
『プレシャス』ガボレイ・シディビー
『ジュリー&ジュリア』メリル・ストリープ
1本も見ていない中での判断となりますが、
2009年のサンドラ・ブロックの快進撃を見るに、彼女かなと。
アメリカ人はサンドラのことが大好きだし、
キャリア的にもそろそろ受賞して良い頃でしょう。
■助演男優賞
◎『イングロリアス・バスターズ』クリストフ・ヴァルツ
『インビクタス/負けざる者たち』マット・デイモン
『ザ・メッセンジャー(原題)』ウディ・ハレルソン
『ラスト・ステーション(原題)』クリストファー・プラマー
『ラブリーボーン』スタンリー・トゥッチ
ゴールデン・グローブ賞も受賞しているし、
『イングロリアス・バスターズ』を見て上手いと思ったので。
■助演女優賞
◎『プレシャス』モニーク
『NINE』ペネロペ・クルス
『マイレージ、マイライフ』ヴェラ・ファミーガ
『マイレージ、マイライフ』アナ・ケンドリック
『クレイジー・ハート(原題)』マギー・ギレンホール
クリストフ・ヴァルツもそうだけど、
賞全体にバラエティ色を出すためにモニークを選んでみました。
■監督賞
◎『ハート・ロッカー』キャスリン・ビグロー
『アバター』ジェームズ・キャメロン
『イングロリアス・バスターズ』クエンティン・タランティーノ
『プレシャス』リー・ダニエルズ
『マイレージ、マイライフ』ジェイソン・ライトマン
作品賞同様、元夫婦対決。
ゴールデン・グローブ賞で監督賞を受賞したジェームズ・キャメロンが、
「元妻が取ると思っていたからコメントを用意していなかった」という発言をしている。キャスリン・ビグローが受賞すれば女性初の監督賞受賞となり、
キャメロンが受賞するよりも盛り上がるような気がする。
■長編アニメ賞
◎『カールじいさんの空飛ぶ家』
『コララインとボタンの魔女 3D』
『ファンタスティック・ミスター・フォックス(原題)』
『プリンセスと魔法のキス』
『ザ・シークレット・オブ・ケルズ(原題)』
普通に作品賞でもノミネートされている『カールじいさんの空と飛ぶ家』。
ダブルノミネートされるぐらいなんだから、受賞は間違いないでしょう。
■外国語映画賞
◎『Ajami』(イスラエル)
『The Milkof Sorrow』(ペルー)
『Un Prophete』(仏)
『El Secreto de Sus Ojos』(アルゼンチン)
『白いリボン』(独)
去年は『おくりびと』があったから良かったけど、
今年はさっぱりわりませんねぇ・・・。
前回、受賞すると言われていたイスラエル映画の『戦場でワルツ』が逃したので、
イスラエル映画の『Ajami』にしておきます。
■脚本賞
◎『ハート・ロッカー』
『イングロリアス・バスターズ』
『ザ・メッセンジャー(原題)』
『ア・シリアス・マン(原題)』
『カールじいさんの空飛ぶ家』
訴訟もなんのその!ということで『ハート・ロッカー』。
■脚色賞
◎『マイレージ、マイライフ』
『第9地区』
『17歳の肖像』
『イン・ザ・ループ』
『プレシャス』
個人的には『第9地区』なんだけど、『マイレージ、マイライフ』かな。
でも『第9地区』ってオリジナル脚本じゃないの?
元となった短編“Alive in Jo' burg”があるからかな脚色になるのかな?
■美術賞
◎『アバター』
『Dr.パルナサスの鏡』
『NINE』
『シャーロック・ホームズ』
『ヴィクトリア女王 世紀の愛』
やっぱり技術的な部分では『アバター』が抜きん出ているような気がする。
■撮影賞
◎『アバター』
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
『ハート・ロッカー』
『イングロリアス・バスターズ』
『白いリボン』
新しい撮影技術を開発したという点で、『アバター』にしましたが、
従来の撮影方法を重要視するのならば、『ハート・ロッカー』だと思う。
■編集賞
◎『ハート・ロッカー』
『アバター』
『第9地区』
『イングロリアス・バスターズ』
『プレシャス』
難しいなぁ・・・。
これも『ハート・ロッカー』か『アバター』のどちらかなのでしょう。
ストーリーが明確な『アバター』に対して、
『ハート・ロッカー』は兵士の日常を積み重ねることで物語を作り上げている。
どっちが編集するの難しいかを考えてみると、後者のような気がする。
撮影賞、編集賞は2年連続で的中しているだけに、外したくないなぁ。
■衣装デザイン賞
◎『ヴィクトリア女王 世紀の愛』
『ブライト・スター(原題)』
『ココ・アヴァン・シャネル』
『Dr.パルナサスの鏡』
『NINE』
良くわからんが、文芸作品が強い部門だと思うので。
■メイクアップ賞
◎『スター・トレック』
『Il Divo(原題)』
『ヴィクトリア女王 世紀の愛』
他にもノミネートされて良い作品があるように思うんだが・・・。
それこそ『第9地区』とかさ。
■作曲賞
◎『アバター』
『ファンタスティック・ミスター・フォックス(原題)』
『ハート・ロッカー』
『シャーロック・ホームズ』
『カールじいさんと空飛ぶ家』
純粋にジェームズ・ホーナーの曲に心を揺さぶられたから。
■オリジナル歌曲賞
◎『プリンセスと魔法のキス』"Down in New Orleans"
『プリンセスと魔法のキス』"Almost There"
『幸せはシャンソニア劇場から』"Loin de Paname"
『NINE』"Take It All"
『クレイジー・ハート(原題)』"The Weary Kind"
どんな曲かも知りませんが、ディズニーが強い部門なので・・・。
■音響賞(録音賞)
◎『アバター』
『ハート・ロッカー』
『イングロリアス・バスターズ』
『スター・トレック』
『トランスフォーマー/リベンジ』
うーん・・・これも難しいなぁ・・・。
『アバター』は実際にない音を作り出す必要がたくさんある映画だったから、
『アバター』にしてみよう。
■音響編集賞
◎『ハート・ロッカー』
『アバター』
『イングロリアス・バスターズ』
『スター・トレック』
『カールじいさんの空飛ぶ家』
イマジカで見たというのもあるが、『ハート・ロッカー』の音響は凄かった。
■視覚効果賞
◎『アバター』
『第9地区』
『スター・トレック』
全部が視覚効果だったから。
■ドキュメンタリー賞
◎『ビルマVJ 消された革命』
『The Cove』
『Food, Inc.』
『The Most Dangerous Man in America: Daniel Ellsberg and the Pentagon Papers』 『Which Way Home』
適当です。
■アニメーション短編賞
◎『ウォレスとグルミット/ベーカリー街の悪夢』
『French Roast』
『Granny O'Grimm's Sleeping Beauty』
『The Lady and the Reaper』
『Logorama』
ウォレスとグルミットが可愛いから。
ドキュメンタリー短編賞、実写短編賞は今回もパスします。
こうやって予想してみると、本当に『アバター』VS『ハート・ロッカー』ですなぁ。