7/10より全国にて 配給会社:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン (C)2008 WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS.ALL RIGHTS RESERVED. |
素晴らしい。
外国語映画では今のところ2010年ナンバー1。
ピクサーの着眼点の鋭さ、ユニークさは今に始まったことではないが、
今回は本当に凄い。
ストーリーはあえて書きませが、多くの人が経験してきた出来事だけど、
今まで描かれたことがないところをクローズアップしている。
しかもそれがおもちゃの立場から描かれているのにも関わらず、
人間である我々のハートにビンビンと突き刺さる。
ブレのないテーマの中で、
お馴染みのキャラクターたちの魅力を最大限に引き出し、
ウディとバズ以外のおもちゃたちも、今まで以上に大活躍する。
新キャラもそれぞれ際立っている。
物語の構成も絶妙。
映像も綺麗(2D版で鑑賞)。
ひとつひとつのカットも決まっている。
キャラよし、物語よし、映像よし、演出よし。
全く非の打ち所がない。
クライマックスとその後のエピローグ的なパートで、
涙腺が緩みまくった。
家で見ていたら、声を上げて泣いたと思う。
しかも、悲しいだけじゃなくて、様々な思いが去来し、
すがすがしい余韻に浸れる。
『トイ・ストーリー』より『トイ・ストーリー2』が好きだったんだけど、
『トイ・ストーリー3』は『トイ・ストーリー2』を越えた。
「PART1」を越えた「PRART2」はたまにあるけど、
「PART1」と「PART2」を越える「PART3」はなかなかない。
シリーズを追うごとにグレードアップしている。
となると続編を作る意味がある。
『Mr.インクレディブル』以降のピクサー作品は、嫌いじゃないが、
そこまで熱くなれなかった。
久しぶりに来ましたね。
ガァツーン!って。
見終わった直後にもう一回見たいと思う映画はそうそうないよ。
老若男女を問わず、全ての人たちにお勧めします。