7/23 DVD セル【3,990円(税込)】&レンタル 発売・販売元:アミューズソフト (c) 1984 プルミエ・インターナショナル/フジテレビジョン |
柴田恭平、ジョニー大倉演じる二人のチンピラの生きざまを描いた人間ドラマ。
1984年製作で、監督は『竜二』、『野蛮人のように』の川島透。
脚本は『竜二』で主演を務めた故・金子正次。
小学生の時の話なんだが、いつも利用していた近所の床屋さんで、
髪の毛を切ってくれたお兄さんに映画好きだと伝えると、
『チ・ン・ピ・ラ』という映画が面白いと言われたことがある。
当時は映画が好きと言ってもジャッキー・チェンがメイン。
邦画には興味がなく、『チ・ン・ピ・ラ』なんて映画も知らなかった。
しかし、数年後、雑誌「ロードショー」のテレビで放送される映画を紹介するページに、
『チ・ン・ピ・ラ』が掲載されていた。
「あっ、床屋のお兄さんが言っていた映画だ」って。
確か、フジテレビの「ゴールデン洋画劇場」のスペシャル枠だったんだが、
何故かそのページを鮮明に覚えている。
でも、その当時、日本映画は面白くないという認識を持っていたからだと思うんだが、
その時は見なかった。
そして、その後もこの映画を見る機会はなかった。
で、今回のHDリマスター版での初DVD化にあたり、
約20年の歳月を経て遂に見た訳ですが、いやー、面白かった。
ヤクザになれない、なりたくないチンピラたちの葛藤と友情。
切れモノで情に厚い洋一を演じた柴田恭平。
30歳になり今更ヤクザになれないなか、
洋一に先を越されてしまい複雑な心境に陥る道夫役のジョニー大倉。
二人とも味があるし、情けなくもカッコイイ。
最高のコンビだ。
演技も自然で良い。
この2人以外、誰が出ているのか知らなかったんだが、
オープンニング・クレジットに、石田えりと高樹沙耶の名前が。
このお二方、未だにお綺麗ですが、
(高樹沙耶は益戸育江に改名)
この映画は27年も前の作品。
この2人の若かかりし頃は、今よりももっと美しいかったはず。
しかも2人とも脱ぎ率が割と高い女優さんだし、
なんと言ってもヌードが当たり前だった80年代の日本映画ですからね。
『チ・ン・ピ・ラ』は。
これはもう期待大ですよ。
↑
アホ
残念ながら石田えりは、入浴シーンはあるものの脱ぎはなしでしたが、
高樹沙耶はガッツリ裸体を披露しておりました。
やはり80年代の日本映画だねぇ。
平気で女優さん脱ぐもんね。
ところで、この作品はフジテレビが製作している。
(だから「ゴールデン洋画劇場」だったんだね)
今のご時世、民放で裸はご法度だし、
ヌードや露骨な濡れ場のあるテレビ局製作の映画も少ない。
そう思うと80年代って、かなりその辺の規制が緩かったんだなぁって改めて思った。
そんな時代を感じる高樹沙耶のヌードですが、
他にもたくさん時代を感じるシーンがある。
まず携帯電話なんてないから、外からの連絡は全部公衆電話。
街中を走っている車も懐かしい車種ばかり。
山手線の車両は緑一色。
ビルの垂れ幕広告には「ワープロ」の文字が。
また渋谷を舞台にしているんだけど、
渋谷のどこで撮影されているのか良くわからない。
つまり、それほど渋谷の街並みが変わってしまったということだ。
渋谷のスクランブル交差点を捉えた俯瞰ショットがあるんだけど、
そこにはQ-FRONT(TSUTAYA)はない。
また印象に残るシーンとして、東急百貨店の屋上が登場する。
そこで洋一と道夫は、ビルの高さについて語る。
もしも2人が東急百貨店の屋上から今の東京の街並みを眺めたら、何を思うのだろうか?
最近は、新しい映画を追いかけるだけでも精一杯で、
昔の作品を見る機会は減ったけど、
こうやって80年代の作品に触れると、
今の映画を見る時とは違った視点が芽生える。
これもまた映画鑑賞の楽しみだ。
コメント (2)
知らなかった!DVD!
私は柴田恭兵ファンで、この映画は大好きです。でもレンタル店にないし、もう見ることができないと思ってました!
もちろん映画館で観ました。パンフレットも持っていますよ。。。
投稿者: kiyop | 2010年07月23日 22:10
伊藤Pさんが見なかったテレビ放映を見ました。
もう、あまり覚えていませんが、面白かったことは良く覚えています。
確かに、当時の邦画は、面白くないというのが基本(アニメは別)で、
ヤクザ映画ばっかりでした。
でも、この映画は面白かった。
冒頭の拳銃で撃つシーンだけは今でも覚えています。
DVDで、見てみたいですね!
投稿者: まやかし | 2010年08月28日 21:07