ミッドタウンから銀座にあるオフィスに引越して早2ヶ月弱。
現在のオフィスは6階。
1階からエレベーターを乗り継いで、
30数階にあるデスクに行くだけで億劫な気分になったミッドタウン時代に比べて、
大分ストレスは軽減された。
新しいオフィスの環境はそれなりに快適なんだが、
強いて不満な点を上げるならば、
2基あるエレベーターがどちらも狭いことかな。
古い作りのエレベーターで、4人乗ったら息苦しく感じるぐらい狭い。
かなり余裕のあったミッドタウンのエレベーターに慣れた身としてはちょっとつらい。
いや、ミッドタウンに慣れていなくても閉塞感を抱くと思う。
そんなエレベーターに、昨晩、近くのコンビニに出掛けるべく6階から乗った。
誰もがするように扉側に向き直って1階のボタンを押した。
5、4、3、2と降りて行き、エレベーターが1階に着く直前にそれは起きた。
ダン!ダン!
外側から壁を手で強く叩くような音が密室に鳴り響いた。
しかも背面の方から・・・。
ビック!として、「えっ!?なに?」と後ろを振り返る。
なんら異変はなく、壁があるだけ。
1階に着き扉は普通に開いた。
エレベーターから降り、コンビニに向かいながら、
「なんの音だったんだろう?」って。
エレベーターに閉じ込められるとか、
エレベーターが落ちるとか、
そういう怖さとはまるで質の違う恐怖に襲われ、全身鳥肌。