10/16より全国の3D劇場にて 配給会社:20世紀フォックス (C)2010 Twentieth Century Fox |
『タイタニック』を越え、全世界で歴代興行収入1位となる
27億4000万ドルというとんでもないメガヒットを記録した『アバター』。
日本でも154億円を稼ぎ、3D映画を一般的に浸透させた功績大の作品だ。
伊藤Pも2009年のベスト2に選ぶぐらい好きな作品なのですが、
(因みに1位は『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』)
実は2D版しか見ていなかった。
2D版を見た直後に、「これは3D版を見なければ!!」と思ったんだが、
映画館に行くのをついつい先延ばしにしている間に、劇場公開が終わってしまった。
そんな不届き者を救うかの如く、
9分間の未公開映像を加えた『アバター<特別編>』が10月に公開されることになり、
やっと『アバター』を3Dで体験することが出来た。
『アバター』の3Dのクォリティの高さは、
既に周知されており、今更多くを語る必要はないと思うけど、
なるほど、見ればみんなが「凄い」と言っていたのも大いに頷ける出来栄え。
擬似3Dだった『アリス・イン・ワンダーランド』や『タイタンの戦い』とは、
比較にならないぐらい奥行きがあった。
『タイタンの戦い』の出来の悪さから、
3Dに対してあまり良い印象を持っていなかったんだけど、
『アバター』はそんな3Dの悪い印象を吹っ飛ばしてしまった。
特にパンドラで繰り広げられるアクションの数々は、
3Dによって、益々迫力が増し、圧倒されまくって、超興奮した。
ジェイクやナヴィと一緒に、空を飛んでいるような高揚感に包まれた。
それぐらい夢中になって見たもんだから、
鑑賞中<特別編>を見ているという意識すら働かなかった。
まぁ、追加シーンも違和感なく、
スムーズにインサートされていたということなんだろうけど、
エンドロールに至ってやっと「あっ、<特別編>だったんだ」ってことに気が付き、
「追加シーンは、あそことあそこかな?」って思い出す。
そんな感じだった。
前回は2Dだったとはいえ、今回で2回目の鑑賞なわけで、
物語の展開は分っており、未公開シーンをかなり意識しながら見てしまいそうなのに、
そうならないぐらいドップリ浸れてしまう。
やっぱりそれだけストーリーが面白いのと、
映像を含めた世界観が壮大だからなのでしょう。
いやはや、『アバター』の素晴らしさを再認識させて頂きましたよ。
でもねぇ・・・、
最後のカットから『AVATAR』って、タイトルがドーンて出るんだけど、
モロ、タイトルに映倫のマークと審査番号が被っていてさぁ〜。
しかも映倫のそれ、3Dだし。
『アバター』ってタイトルじゃなくて、
『映倫』ってタイトルの映画かと思っちゃったよ。
まぁ、それは嘘だけど、
興醒め〜・・・ってね。
コメント (1)
擬似3Dが安っぽいのは
「ど〜ん」と観客に向かって飛び出して
「わぁ!3Dだぁ!!」っていう効果ばっかりを狙っているからです。
アバターでは、逆に「奥行き」を表現するために3Dを使っているので
ありえない異星の設定に説得力を持たせる役割を担っているわけです。
驚きの表現のための3Dではなく「よりリアルな映像表現のための3D」というわけです。
これには、もうひとつ効果があって、観客が疲れにくいということもあります。
というのを、アバターのCG制作に関わった人から聞きました。
投稿者: まやかし | 2010年10月18日 21:15