すっかり映画を見る本数が減りまして、
今週末に公開される作品が18本もあるというのに、
一本も見ていない始末。
1週間まったく更新しないというのも何なので、
どうでもよい出来事を綴ってみよう。
先日、仕事でジョニー・デップ主演の『パブリック・エネミーズ』と、
ブラッド・ピット主演の『イングロリアス・バスターズ』を見直す必要があり、
TSUTAYAにDVDをレンタルしに行った。
あまりレンタルで映画を見る習慣がなく、
TSUTAYAの陳列に不慣れで、どこにどの作品があるのか分らず、
お目当ての作品を見つけるのにかなりてこづった。
店員さんに聞けば済むだけの話なんだが、
長年映画を見続けてきたからか、プライドが許さず、
自分で意地でも見つけたくなった。
店内をさ迷うこと数分、やっと『パブリック・エネミーズ』を発見。
「あった、あった」とパッケージのケースから、
DVDが収められている透明のケースを引き抜く。
「次は『イングロリアス・バスターズ』だ」と、
再び店内をうろつく。
“戦争”のジャンルで探すも・・・ない。
“アクション”のジャンルで探すも・・・ない。
「どこだよ!!」とイライラし出したところ、
準新作なるコーナーに大量に置いてあるのを発見。
同じくパッケージから透明のケースを引き抜き、
レジに向かったのだが、
ふっと、手に持っている透明ケースに貼られているラベルに目が行った。
「あれ、なんかおかしい・・・」
パブリック・エネミーズ・・・
あれ?
パ、パーフェクト・エネミーズ!?
くるりと踵を返して、陳列棚に戻り、
ジャケットを良く見ると・・・
あぶねぇ〜
バッタモンつかまされるところだった!!!
『パーフェクト・エネミーズ』のように大作、話題作に便乗して、
似たようなタイトル、パッケージでレンタル店に陳列されていたり、
ショップで販売されている未公開映画は多々ある。
もちろん、本家の方と関連性は全くないし、
映画を作った側もそんなつもりはないのだが、
日本のメーカー側が勝手に似たタイトル、キービジュアルにして、
類似品に加工してしまうのだ。
所謂、パチモン、バッタモンの類だ。
『トランスフォーマー』→『トランスモーファー』
『2012』→『2022』
『G.I.ジョー』→『G.I.ウォー』
『ウルフマン』→『ザ・ウルフマン』
てな感じでもう枚挙にいとまがない。
ちょっとズレるが、エロ系だと、
『タイタニック』→『パイパニック』
『グラディエーター』→『フェラディエーター』
なんてのもある。
(ジャケ写載せようと思ったら、モロ出しだったので自粛します)
メーカーさんがどんな意図で、
大作、話題作に似せているのか知りませんが、
レンタル屋さんやショップで、
何も知らない人が、間違えて掴んでしまうのを狙っていないとは言わせない。
昔、DVDを紹介する番組に携わっていた頃、
この手のパチモン映画の資料を見ながら、
「絶対に自分は間違えて掴まない」
と自信満々に言っていたのに、
まさか自分がその罠に陥るとは・・・。
本当に途中で気がついて良かった。
ホンチャンのジャケットとは色が違うが、
劇場公開時のポスターとは一緒。
普通は劇場公開時のキービジュアルのイメージがあるから、
世の中には、『パブリック・エネミーズ』と間違えて借りてしまった人はいるはずよ。
「よし!『パブリック・エネミーズ』でジョニー・デップを堪能しよう!」と、
ウキウキしながら帰って、テレビつけて、プレイヤー立ち上げて、
ターンテーブルにDVD乗せて、いよいよ!
って思ったら、「あれ?なにこれ・・・」って。
この空しさは、ジャケットの写真を見て、
「絶対にこのAV女優は可愛い」と思って借りたAVを見てみたら、
実はあまり可愛くなった時のショックよりもダメージ大なはず。
みなさん、思い込みは危険です。
必ずDVDを借りる時、買う時はタイトルを確認しましょう!
あぶねぇー、あぶねぇー。