7/29より全国にて 配給会社:パラマウント ピクチャーズ ジャパン (C)2011 PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved. HASBRO, TRANSFORMERS and all related characters are trademarks of Hasbro. (C)2011 Hasbro. All Rights Reserved |
3D映画が本当に嫌で仕方がない。
画面は暗くなって映画の色彩が破壊される。
ボヤケタ画面は役者の演技さえも破壊する。
メガネはウザイし、
追加料金が発生するし、
目は疲れるし(ただでさえ眼精疲労で日々苦しんでいるのに・・・)、
肩は凝るし、良いことは何一つない。
特に3Dカメラで撮影せず、2Dから3Dにコンバートしているエセ3D映画は、
“この世から無くなっちまえ!”とさえ思っている。
でも、世の中は3D映画だらけ・・・・
ハリウッドは、完全に3D映画へと舵を切ってしまった。
ということで、シリーズ最終章『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』も3Dに。
当初、3Dに興味がなかったマイケル・ベイに、
ジェームズ・キャメロン監督が「3Dで撮りなよ」って進言したことで、今回の3D化が実現。
「キャ、キャメロンよ・・・余計なことを言うでない・・・」
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』は、
全体の65%を『アバター』で使用したカメラを使って撮影しているから、
コンバート3Dよりましだとは思う。
でもカット割りが早くて、スピーディーなマイケル・ベイの映画は、
2Dでもついて行くのがしんどい。
それが3Dになったら・・・。
どうせマイケル・ベイのことだから、
上映時間も無駄に長い2時間半越えでしょ?って。
で、先日、完成披露試写会の試写状が届きまして、
内容を確認したところ当然3D上映。
上映時間は2時間34分。
場所はTOHOシネマズ六本木ヒルズ。
TOHOシネマズ六本木ヒルズの3Dは、確かXpanDを採用していたような・・・。
普通に見ても疲れるマイケル・ベイ作品。
上映時間は期待を裏切らない2時間半越え。
3Dの方式はXpanD。
更に、連日の熱帯夜で寝不足ヘロヘロという体調不良が追い討ちをかける。
果たして、最後まで見ることが出来るのだろうか?
という不安を胸に、開場入りする。
劇場入り口で、3Dメガネを渡された際に、
「メガネはお持ち帰り下さい」と言われた。
いつの間に変えたのだ。
3D方式が、ストレスの少ないMASTER IMAGEになっていた。
素晴らしいぞ!
TOHOシネマズ!!
評判が悪いから変えたのかな?
何にしても、少し救われた状態で鑑賞!
良くも悪くもマイケル・ベイ監督作品でした。
ヒロイックな展開(当然、“Gメン”もどきのスローモンショーンあります!)。
意味のないセリフ。
益々くだらなさを増したジョークとユーモア。
見ているこちらは、これっぽっちも面白くない登場人物たちのバカ騒ぎ。
黄色がかった映像。
爆発と炎。
カットが明らかに足りないアクションシーン(特に高速道路のシーン)。
大分良くなったけど、まだ早いカット割。
当然、何がなんだかわからない。
同じような色と形をしたトランスフォーマーたちが戦うんで、
どっちがどっちだか判別できず混乱。
前だったら「ここがこうで」「あそこがダメで」と、
突っ込みを入れていたんだろうけど、
もうそんな野暮なことはしませんよ。
突っ込み所を含めて、マイケル・ベイ作品なのです。
1作目の『トランスフォーマー』で、
ドラマを捨てて、映像に徹したのは潔いと思ったが、
『トランスフォーマー/リベンジ』で、深みを持たせようといろいろ突っ込んで、
やっぱり失敗。
今回も、アポロ宇宙計画という実際にあった出来事を絡めては見たものの、
「だから?」ってな感じ。
そんな程度なので、『トランスフォーマー/リベンジ』比べると、
ストーリーは単純明快になっている。。
もともとマイケル・ベイに深みなんて求めちゃいないんで、
これで良いのです。
7月24日(日)にテレビで放送されていた『トランスフォーマー』を見た、
映画にあまり詳しくない同僚が、
「なんか、あんまりだったんだよねぇ。スカスカなんだよねぇ」と言っていた。
もちろん、「マイケル・ベイに深みを求めるのは間違っている」と教えてあげた。
では、マイケル・ベイに何を求めるのかというと、
やはり誰も見たことのないような、ド派手なアクションシーンでしょう。
『アルマゲドン』の頃とか、カットが足りないうえ、チョッパヤ編集で、
状況把握が全く出来ないマイケル・ベイのアクション演出に、イライラしていたけど、
人間って慣れるんですね。
(マイケル・ベイより酷い演出する監督も大分増えたしね)
でも、『トランスフォーマー』あたりから、
少しアクションの演出が良くなったような気がする。
キメとなるアクションシーンで、スローモーションを用いたりして、
見やすくなった。
今回もアクションシーンの途中で、急にスローモーションにして、
たっぷりとアクションを見せてくれる。
アクションの演出が(少し)上達したうえ、
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』では、
ラスト60分間、ほとんど戦い。
もうこれだけやってくれたら何も言えません。
ビルを丸ごとひっくり返しちゃって、
負傷者ゼロ!
ありえねぇー!!!てなアクションのつるべ打ちですよ。
凄いです。
『2012』の時にも同じような感覚を抱いた。
「もうお腹いっぱい。これだけ情熱を賭けたあなたたちは本当に凄いです」って。
ローランド・エメリッヒも映画バカだと思ったけど、
マイケル・ベイもとことん映画バカなんだなぁって。
バカといえば、シャイア・ラブーフも、バカ丸出しの大げさ演技。
ジョン・タトゥーロやジョン・マルコヴィッチもそう。
悪ノリしまくっている。
そして、今回、ヒロインがミーガン・フォックスから、
ロージー・ハンティントン=ホワイトレイに代わった。
ミーガンが、マイケル・ベイの現場での暴君ぶりに切れたとか、
ヒロインの役柄が、作品に華を添えているだけで中身がないとか、
いろいろと文句を言ったため、降板となった。
で、ロージー・ハンティントン=ホワイトレイですが、
彼女もアクションシーンに負けないぐらい凄いです。
何が凄いって、
足が凄いんです。
もうご馳走様でした!!!ってぐらい長くて、細くて、綺麗。
来日記者会見にて
ロージー・ハンティントン=ホワイトレイは、
現在、ジェイソン・ステイサムと付き合っているという。
うーん、2人のチョメチョメを想像するだけで、
ムラムラするぜ。
『アドレナリン』での、路上で後ろからスコスコとか、
『アドレナリン2 ハイ・ヴォルテージ』の競馬場でのスコスコシーンとか、
ジェイソン・ステイサムのスコスコやっている姿が、
脳裏に焼きついて離れんのですよ・・・。
あんだけ足が長いとバックは大変そうだなぁ〜。
正常位だと、完全にガードポジションだなぁ〜。
って、いらん心配したりして。
個人的には、ミーガン・フォックスよりも、
ロージー・ハンティントン=ホワイトレイの方がおいしそうなので、
今回のキャスト・チェンジはウェルカムでした。
ちゅうことで、ヒロインの使い方も含めて、
どこを切ってもマイケル・ベイです。
期待を裏切りません。
最後に、3Dですが、
前半、かなりボヤァ〜とするシーンがあって、気になりましたね。
特にサムの部屋やオフィスなど、
室内シーンでボヤケが気になった。
ロージー・ハンティントン=ホワイトレイ嬢のお顔もボヤボヤですよ。
結構、しんどいなぁーと思いながら見ていたんだけど、
不思議なもんで、トランスフォーマーたちが、ロケットで宇宙に飛ばされていく辺りから、
全く気にならなくなった。
3Dであることすら忘れていた。
65パーセントが3Dカメラで撮影されたから、
残りの25パーセントは、コンバートだ。
ボヤケたシーンは、コンバートだったのかもしれない。
「トランスフォーマー」シリーズは、世界中で大ヒットを記録しているけど、
ここ日本での成績がすこぶる良くない。
でも、『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』のラスト60分の戦いは、
一見の価値ありの映像だと思う。
『トランスフォーマー』を見たときに、凄い映像だと思ったけど、
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』でも、凄いと思えた。
やはりマイケル・ベイが言うように、映像革命を毎回起こしているシリーズなのでしょう。
これはテレビじゃなくて、スクリーンサイズで見るべき作品です。
劇場で「究極のバカ」を目撃しよう!!!
コメント (1)
赤い車の名前
投稿者: hi | 2012年04月09日 13:34