8/6より有楽町スバル座にて 配給会社:ブロードメディア・スタジオ (C)2010 LGM FILMS - GAUMONT - TF1 FILMS PRODUCTION - K.R. PRODUCTIONS |
看護助手のサミュエルは、
勤め先の病院で警察の監視下にある指名手配中の意識不明の男が、
何者かによって殺害されかかるところをたまたま阻止しする。
翌朝、自宅に押し入った男たちによって、
出産間近なサミュエルの妻が誘拐されてしまう。
犯人からの要求は、指名手配中の男を病院から連れ出すこと。
指示に従ったサミュエルは、警察からも追われる身に・・・。
果たして、犯人の真の目的とは?
警察の追跡をかわしながら、最愛の妻を救出することができるのか?
フランスから届いた巻き込まれ型アクション・サスペンス。
物語が始まって、あれよあれよという間にサミュエルは窮地に陥る。
そこに至るまでにきちんと妻との関係も描く。
“えっ、この人をここで殺しちゃうの?”という意外な展開。
見ているこっちが息切れしそうな白熱の追跡劇。
指名手配の男との駆け引きと共闘。
そして、そこに芽生えるある感情。
上映時間85分。
エンドロールを除けば正味80分ぐらいか?
かなり盛り沢山な内容をタイトかつ、
スピーディーにまとめたブレッド・カヴァイ監督の手腕はなかなかのもの。
2008年の監督デビュー作『すべて彼女のために』は見ていないけど、
ポール・ハギス監督が、ラッセル・クロウ主演で撮った『スリーデイズ』が、
本作のリメイクだそうで、だいぶ気になりますな。
主人公が中肉中背のオッサンという設定もいい。
走りまくって、汗でシャツがびちょびちょになるのとか、臭ってきそう。
でも、それがリアルでよい。
別段、目新しいところはないし、歴史に残るような作品じゃないけど、
手堅く楽しめる娯楽映画であることは間違いない。
映画もコンパクトなので、ブログの記事も短めですな。