8/19より新宿ピカデリーほか全国にて 配給会社:パラマウント ピクチャーズ ジャパン KUNG FU PANDA 2 TM & (C) 2010 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved. |
シーフー老師に入門した、食いしん坊のデブダメパンダのポーが、
カンフーの達人になるまでを描いたCGアニメ『カンフーパンダ』の続編。
ポーたちの暮らす平和の谷を守るカンフーの達人集団“伝説の龍の戦士”となったポーの前に、
見たこともない強力な武器を操り、中国制圧を画策するクジャクのシェン大老が現れる。
シェン大老の陰謀を阻止するため、ポーと仲間たちが立ち上がるが・・・。
日本では完全にピクサーに水をあけられた感が否めないドリームワークスのアニメだが、
そうはいっても流石はハリウッド、クォリティは高い。
CGアニメーションによる動きや仕草、その他、表現の技術は、
正直、頭打ちというか、よほど革新的なものが登場しないと、
もう驚かされることはないと思っている。
目新しさはないが、その分、ストーリーを凝ってみたり、
キャラクターを重視したりする必要が出てくる。
『カンフーパンダ2』は前作と比べて、
この部分がずば抜けて凄い!とかはないんだけど、
物語にアクセントをつけてみたり、
ちょっと変わった絵柄をインサートしてメリハリをつけてみたりと、
最低限の工夫がなされている。
今回、物語の部分で特に注目なのが、ポーの出生の秘密が明らかにされること。
ポー自体にさほど思い入れがあるわけでもないので、
出生の秘密が明らかにされようが、別にどうでも良いと思っていたが、
これが結構、泣ける話でして・・・
しかも、今回の物語と密接に関係している。
ここで赤ちゃん時代のポーが出てくるんだが、
その表情は、将来デブパンダになるってわかっていても、反則級に可愛い。
動物と子供には勝てないとよく言うが、
動物の子供、しかも赤ちゃんというのは、
例えアニメであっても、最強なのかもしれない。
中盤、ややダレる部分があるんだが、
後半のバトルシーンで一気に挽回する。
ポーだけでなく、マスター・タイガー、ヘビ、カマキリ、ツル、モンキー、
そして、シーフー老師がそれぞれ活躍し、
一同に介して戦うところとか、ちょっと熱いものがこみ上げてきた。
前作よりスケールアップした部分を挙げるとするならば、
このバトルシーンでしょう。
上映時間90分。
サクッと見て、楽しんで、サクッと忘却する。
そんな老若男女で楽しめるエンターテイメント作品なので、
サクッと書いて、短くサクッと終了!
(手抜きという噂も・・・)