10/1より全国にて 9月23日(金9、9月24日(土)、9月25日(日)先行上映あり 配給会社:東宝東和 (C)2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED. |
本公開は10月1日(土)からだが、23日(金・祝)から3日間先行上映があるので、今週紹介しよう。
本作は「ワイルド・スピード」シリーズ最新作で、第5弾目であり、
1、2作目ぐらいまでは見ていたが、途中で追い掛けられなくなったから見ないという人もいるだろうし、
一本も見ておらず、きっと見ても分からないから見ないという人もいるでしょう。
でもそれだけを理由に本作を見ないのは、勿体無いです。
勿論、全シリーズを見てから鑑賞した方がいいけど、要点さえ押さえておけば、
特に問題なく楽しむことができるはず。
その要点とは、主要登場人物の人間関係に尽きるので、
下記、超簡単に主要キャラクターを紹介します。
■ドミニク(ヴィン・ディーゼル)
ストリートカーレーサーとして抜群の腕前を誇ると共に、強盗として名を馳せる。
前作で逮捕されるもFBI捜査官ブライアンの手筈によって逃亡に成功する。
レティ(ミシェル・ロドリゲス)という最愛の恋人を喪い、心に深い傷を抱えている。
■ブライアン(ポール・ウォーカー)
FBIの囮捜査官としてかつてはドミニクを追っていたが、次第にドミニクと奇妙な信頼関係を築く。
そして、遂に逮捕されたドミニクを救出し、ともに追われる身となる。
■ミア(ジョーダナ・ブリュースター)
ドミニクの妹でブライアンの恋人。
とりあえず、この3人で大丈夫でしょう。
『ワイルド・スピード MEGA MAX』では、この3人が逃亡生活に終止符を打つべく、
ブラジルで黒社会を牛耳っている冷徹な男から資産1億ドルを奪う計画を立てる。
強奪先はなんと警察署の金庫。
無謀とも言える計画を遂行すべく、かつてスピードを競いあった走り屋たちが召集される。
ドミニク、ブライアン、ミアの3人が逃げていて、
1億ドルを盗み出すために、過去のシリーズに登場した凄腕レーサーたちを招集する。
取りあえずこれだけ知っておけば、特に問題はないはず。
最悪、何も知らずに見たとしても、人間関係とかは追々判ってくるでしょう。
斯く言うわたくしも、シリーズ全作見てはいますが、
かなり前に見たっきりの作品もあり(特に1、2作目)、
正直、「こいつ誰だっけ?」という登場人物もいました。
でも、あまり支障を来すことはなかった。
とはいえ、過去のシリーズに出演していた主要キャラクターが集結しているのは、やはり嬉しい限り。
いわば、マーベル・コミックのヒーローたちが総出演する『アベンジャーズ』の「ワイルド・スピード」版といった感じ。
日本が舞台でポール・ウォーカーが出演していない異色の第3弾『ワイルドスピード×3 TOKYO DRIFT』からも、
サン・カン演じるハンが、しっかり参加している。
また、1作目と4作目に出演したジョーダナ・ブリュースター、
4作目で強い印象を残したジゼル役のガル・ギャドット、
ニューカマーで女性警察官を演じたエルサ・パタキとヒロインが3人もいる。
ブラジル、イスラエル、スペインと国際色豊な組み合わせ。
この贅沢さがたまりません。
そして、本シリーズ通しての見所はド派手なアクションなんだが、
今回は輪をかけて凄まじい。
ドミニクたちを追う新キャラFBI捜査官ホブスを演じたザ・ロックことドウェイン・ジョンソンとヴィン・ディーゼルが、
ヘビー級の肉弾戦を披露。
このマッチョ対決は見物だ。
更にドミニク、ブライアン、ホブスは、市街地で銃撃戦を繰り広げる。
これほど激しいガン・アクションはシリーズ初では?
そして、アクションの中でも最も魅力的なのがカーアクションなわけですが、
これがシリーズ屈指の出来栄え。
要所要所でカーアクションを見せつつ、
ラスト30分近く延々と怒濤のカーチェイスが展開され、
本物の車(とは言ってもダミーカーなんだろうけど)をボンボコ壊しまくる。
激しく疾走し、派手に破壊する。しかも本物。
はっきり言ってめちゃくちゃで、ほとんどヤケクソ状態なんだけど、
これぞカーアクションの醍醐味だ。
肉弾戦あり、銃撃戦あり、カーアクションあり。
出演者も豪華。
物語も面白くて、オチもきちんと付く。
次回作への布石もバッチリで期待感を煽る。
「MEGA MAX」というタイトルに違わぬメガマックスな内容に脱帽!
アクション映画を見てこんなに爽快な気分になって、満足感を得られたのはいつ以来か?
全世界で大ヒットを記録したのも大いに頷けるエンターテイメント超大作。