2012年07月13日更新

DVD#025 「北野誠のおまえら行くな。TV完全版 Vol.3〜ボクらは心霊探偵団〜」

北野誠のおまえら行くな。TV完全版 Vol.3〜ボクらは心霊探偵団〜


「北野誠のおまえら行くな。TV完全版 Vol.3〜ボクらは心霊探偵団〜」
7/6 DVDセル【3,990円 (税込)】
(C)北野誠/松竹芸能/竹書房/名古屋テレビネクスト
公式サイト:http://www.takeshobo.co.jp/sp/kitanomakoto/


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北野誠が心霊スポットで体当りレポートを行うホラードキュメンタリーのテレビシリーズ第三弾にして、完結編!


今回はまず、千葉。


北野誠ご一行は、房総にある廃トンネルを訪れた後、
心霊スポットが比較的多い千葉県の中でもダントツの知名度を誇る廃墟「Yホテル(ホテル活魚)」へ。


ここは実際に、2004年に女子高生の殺人死体遺棄事件があった場所で、
DVDの映像にも被害者の遺影と供物が(もちろんぼかし入りだが)映し出され、
ガチであることを物語っている。


特にカメラが何かを捉えるというようなことはなかったが、
出演者たちはその異様な雰囲気に気おされまくっていた。


やっぱり、リアルな事件と関連のある場所であるという認識が、
影響を与えているのだろうか?


%239_1.jpg
ホテル活魚で撮れた一枚


続いては、東海地方へと繰り出し、富士の裾野にある「人穴」と呼ばれる洞穴が紹介される。


修行僧が即身仏となった洞穴は、
数多くの蝋燭に照らされた石仏が並ぶ荘厳な霊場で、
恐怖よりも生気を与えてくれるようなパワースポットだったようだ。


そして!!!!
今回のDVDで最も楽しみにしていたのが、
静岡最恐スポットとの呼び声が高い東伊豆の廃病院。


番組では、名前を伏せていましたが、言っちゃうと「稲取廃隔離病棟」です。


ここは今から数年前に心霊スポットのサイトを閲覧していた際に知った物件で、
掲載写真を見た瞬間に恋に落ちた。


傾いた建物。
腐敗した床板。
崩壊した階段。


藁だらけのベッド。
散乱した昭和の頃の漫画や雑誌。


荒廃した木造家屋を取り巻くうっそうとした木々。


もうロマンを感じずにはいられません!


しかも、毎年夏に友達たちと伊豆に行っているのだが、
そのルートの途中にあるではないですか!!!


ということで、次の機会に伊豆に行く際に、立ち寄ろうと考えた。


一緒に行く友達のうち、車を出してくれるメンバーには承諾を得た方が良いだろと思い、
「稲取廃隔離病棟」を紹介しているサイトのURLを貼り付けつつ、
“ここに寄りたいんだけど”とメールを送った。


すると、女性ながらチェロキーを乗りこなす男前のDさんから、返信が届いた。


こんな内容だった。


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イトキン(こう呼ばれている)から送られてきたメールを見て、
例のサイトにアクセスして見ていたら、
私のデスクの向かいに座っている人から、『Dさん、いまパソコンで何を閲覧してます?

ものすごく、気持ちの悪い空気が漂ってくるんですけど・・・』って言われたんだけど!!


もちろん、私のパソコンのモニターは、彼から見えないんだよ!!」


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なんということでしょう。


「稲取廃隔離病棟」は、ネット媒体を通して、
とんでもない悪い気を送っているということか?


普通だったらここで怖い!!と思うところだが、
益々行きたいモードが募る。


更に、「稲取廃隔離病棟」の画像の一部を、
霊感があるという知り合いのディレクターに何の情報も与えずに見せたところ、
「う〜ん・・・病気の子が見える・・・」とコメント。


やっぱり、スゲェ〜!
「稲取」スゲェ〜!!


ということで、行くことを決意!


サイトの情報を元に場所を把握。
草木が凄そうなので、枝切りバサミ、軍手、シューズを海グッズと一緒に車に積み出発!


深夜、車を走らせること数時間。
某トンネルに差し掛かる。


このトンネルを抜けた右側にちょっとしたスペースがあり、
その先にある坂を徒歩で下れば目的の廃病棟があるはず!


しか〜し!!!
スペースに車を停めて、坂があると思しき辺りを見ると、
木!草!枝!


雑木林とはこういうものだと言わんばかりに、
草木がおおい茂っており、とてもじゃないが入れない。


P8180849.jpg
これがその時に撮った写真。こんな形で日の目を見るとは・・・


更に、なぜかバス停の表札が、入口付近の少し先になぎ倒されていた。
まるで来るものを拒むかのうように・・・。


枝切りバサミを持ってきていたので、
草木を切って突き進むことも出来なくはなかったが、
霊感のあるM嬢から猛烈な抗議を受ける。


夜明け前だというのに結構な交通量で、車がバンバン通っており、
ちょっとしたスペースからはみ出して駐車している愛車に突っ込まれる可能性もある。


仕方なく撤退!!!


そのまま海に向かいました。


その後も、毎年のようにこの辺りを車で通るわけですが、
通過するたびに後ろ髪を引かれるのです・・・。


実は、「エンタメ〜テレ」で「北野誠のおまえら行くな。」の制作が決まった時、
アシスタント・プロデューサーのT女史に、
是非、行って欲しい場所として「稲取廃隔離病棟」を推していた。


だから行くことになったのかどうかは知らないが、
とにかく間近に迫りながらも、未踏の地となった「稲取廃隔離病棟」に、
北野誠たちが行く!!


今まではサイトで、静止画しか見ることが出来なかったが、
動画で「稲取廃隔離病棟」を拝める!


ということで、超楽しみだったのですが、
期待に違わぬ内容で、堪能しました。


別に変な映像や奇怪な出来事が捉えられなくてもココは良いんです。


現代から取り残されたかのような異空間を堪能できるだけで嬉しい。


北野誠一行は、入口が分からず辿り着くのが大変だったようだ。
私を連れて行ってくれれば、すぐにご案内できたのに・・・。


%2310_2.jpg


次に北野誠が訪れたのは、和歌山県にある人形供養で有名な淡嶋神社。


不要になった雛人形や、その他、数多の人形が全国から集められている。
その光景は、やっぱり異様。


宮司の前田如穂さんの案内で、
外に出すと非常に危険と言われている供養前の人形が収められているお堂へとやってきた北野誠。


ここで、北野誠は、ディレクターに1人で一晩泊まるよう指示。


むごいっす・・・。


果たして何が起きるのか!?


%2311_2.jpg


そして、最後は、東京のお台場。


今回のTVシリーズで取材した各心霊スポットの静止画、動画、録音データを振り返り、
霊象や怪奇音を検証した後、子供の幽霊が出没すると噂されるお化け屋敷へ。


まずは若手芸人と女性タレントが、お化け屋敷を体験。
続いて、北野誠も挑戦!


って!なんか番組の趣旨が違ってきてないか!?
と思いつつも、スンゲェー怖そうです・・・このお化け屋敷。


富士急ハイランドにある「戦慄迷宮」は、トライしてクリアしたクチだけど、
お台場のお化け屋敷の方が、出演者たちの反応を見るとヤバそうだ・・・。


%2312_2.jpg


ちゅうことで、「エンタメ〜テレ」が制作に関わった「おまえら行くな。」は、
これにて終了となりました。


あぁ〜、寂しいなぁ〜。


無情にもDVDは再生を終え、メニュー画面に。


そして、そのメニュー画面には「特典映像」という項目が。


カーソルを合わせて“ポッチとな”してみると、
「エンタメ〜テレ プロデューサーがお化け屋敷に挑戦!」というタイトルが・・・


長年同じ職場で働いているT女史が登場!!
しかも顔出し!


「エンタメ〜テレ」が制作に関わる前のシリーズから、
全部「おまえら行くな。」は見ているが、一番、驚きました。


で、このDVD、金曜日の夜中に独りで見て、それから寝たのですが、
明け方、全身に悪寒を感じ目が覚めました。


久しぶりに発熱しちゃいました・・・。


これは「稲取廃隔離病棟」の影響か?


でもって、土曜日の夜、少し熱が下がったので、
TBS系列にて春先に放送された雨上がり決死隊がMCを務める心霊番組をyoutubeで見た。


なんと淡嶋神社が登場!
宮司の前田如穂さんも登場!


宮司さん!出たがりでしょ!!!


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paranomal.jpg


「北野誠のおまえら行くな 特別編 呪いのパラノーマル・マンション滞在記」
7/6 DVDセル【3,990円 (税込)】
©2012竹書房/松竹芸能
公式サイト:http://www.takeshobo.co.jp/sp/kitanomakoto/


こちらは「Vol.2」に登場した千葉の心霊マンションに特化したスペシャルDVD。
「Vol.2」の映像をダイジェストで紹介しているうえに、
なんと、本番組のディレクターがマンションの一室を1週間借りて検証している。


この他、台湾の心霊スポットも紹介。


そのうちの1つ「民雄鬼屋」は台湾でも屈指の心霊スポット。
心霊云々を抜きにしても、廃墟として素晴らしい雰囲気を醸し出している。


ここで夜、奇妙な映像が撮れているのだが、
DVDで紹介している「顔に見える部分」以外にも、無数の顔が見えて仕方がなかったです・・・。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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