2012年09月25日更新

ディープツアー2012 稲城 PART3

「弁天洞窟」の次の目的地「穴澤天神社」は、
調べたところ「弁天洞窟」から徒歩10分ぐらい。


「京王よみうりランド駅」の方へと戻り、
線路沿いに「京王稲田堤駅」方面へと向かっていくと、案内板があった。


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曲がって京王線の線路をくぐり、坂を登ってしばらくすると、
「穴澤天神社」に到着。


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鳥居の手前には、日露戦争や太平洋戦争の慰霊碑があった。


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戦争の慰霊碑は、「穴澤天神社」に限らず、
いろいろな寺や神社で目にする。
それだけ大勢の人たちが亡くなくなったんだなと改めて痛感する。


境内に入りまず目についたのが、御神老木の東舎(とうしゃ)。


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石碑の説明文を読むと、
神具庵(お神輿など神道の祭祀に用いられる道具を保管する場所)を作ろうとして掘り起こしたところ、
千年有余の巨大な根が発見され、これが昔からの御神木の老木であると判り、
この東舎が建てられたようだ。


こちらは本殿。


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「穴澤天神社」は、平安初期の学者で、学問の神様である菅原道真が祀られている。


学者、漢詩、政治家としての才能に長け、出世街道まっしぐらだった菅原道真は、
藤原時平らの反感を買い、謀反の疑いがあると嫌疑をかけられ、
無実であるにも関わらず九州の大宰府(筑前国の地方行政機関)に左遷され、無念のうちに死んだ。


菅原道真の死後、彼の左遷に関わった人物や縁者が多数変死したため、
菅原道真の祟りとして恐れられ、それを沈静化するために神として祀られるようになった。


さて、肝心の洞窟ですが、境内を見渡す限りそれらしきものが見当たらない。
もしかして間違えた?


いやいや、確かに「ニッポンの洞窟」には「穴澤天神社」が載っていた。
「穴澤」という名前からも穴があるはずだ。


しかし、やっぱり見つからないので、宮司さんに聞いてみた。


宮司「洞窟?ローソクの明かりで入るのはここじゃなくて『威光寺』だよ」


伊藤「いえ、そこには先ほど行きました。こちらにも洞窟があると聞いたのですが?」


宮司「洞窟っていうほどのものじゃないけど、穴だったら鳥居の脇にある階段を降りたところにあるよ。
   元々はね、そこの穴に石像なんかが祀られていたんだけど、
   盗まれたりしたら困るから、『威光寺』に納めて護ってもらったんですよ」


そうだったのか!!!
まったく知らなかった。


さっきみた石像たちは、元々は「穴澤天神社」に祀られていたとは、驚きの事実だった。


佐藤アサトにその旨伝え、階段を降りると、ありました鳥居の奥に穴が。


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鳥居をくぐり弁天様の石像を横切ると、ぽっかりと二つの穴が開いていた。


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中に入ると確かに短い。


「弁天洞窟」のインパクトが大きかっただけに、
ちょっと物足りない感じだ。
奥の方に社のようなものが置かれていた。


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洞窟内はいたるところから水が滴り落ちていて、時たま背中とかに当たり、
その度に「つめてぇー」と叫んでしまった。


さっきの写真を見てもらえればわかるとおり、
穴は大きく分けて二つあり、もう一方の穴の奥にあったやぐらには、何も置かれていなかった。


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石像が置かれていたと思しき場所は2つぐらいしかない。
しかしながら、「弁天洞窟」にはもっとたくさんの石像が祀られていた。


もしかしたらここにあった石像以外のものも、あの洞窟内に納められているのかもしれない。


それにしてもやっぱり穴って魅力的だ。
外から内に向けての風景も良いが、内から外の風景もたまらないものがある。


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この洞窟の脇には湧水があった。
なんでも「東京の名湧水57選」のひとつらしく、
この時もペットボトルに水を入れて持ち帰る人が2名ほどいた。


飲料水にする場合は、一度、沸かす必要があるようなので飲まなかったけど、
水はとてもきれいで冷たかった。


「ありがた山」にも井戸水があったし、
「弁天洞窟」の中の池の水も澄んでいた。


稲城は、やはり水が良いようだ。


「ありがた山」、「弁天洞窟」、「穴澤天神社」、
以上、3つが稲城で行きたかったスポット。


2人はこの後、次なる散策地へと向かうべく、「JR稲田堤駅」を目指した。


「穴澤天神社」から「JR稲田堤駅」までは、約1.5キロ。
三沢川沿いを歩いていくと、駅前入り口に。


そこで見つけたカラオケボックス。


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「セーリング」って、海ねぇーじゃん!!!!


ロッド・スチュワートの名曲を2人で口ずさんでいると(ベタすぎる・・・)、
「JR稲田堤駅」に到着。


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この時点で時間は、12時半を回っていた。


以降、「次のディープツアー」へと続く。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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