海に行ってきました。
今じゃなくて、9月の第一週目の週末に・・・。
毎年恒例の海です。
もう10月末なんですね・・・。
時が経つのは早い・・・。
書くの止めようかと思ったんだけど、
2010年、2011年と掲載してきたので、今年も書きます。
今回の参加者は自分も含め、悪友IとMっちの3人。
この海旅行は、10年以上続いているが、過去最少人数だ。
最近はレンタカーを借りていたが、3人なので荷物を最小限に抑えて、
悪友Iのジープで行くことにした。
まず、土曜日の夜11時頃に、悪友Iに伊藤家に来てもらって、
必要な機材を積んだ後、Mっちの家に迎えに行く段取りだったんだが、
悪友Iが伊藤家に着く直前に、豪雨が降り出した。
悪友Iが到着後も雨は降り続き、何もできないまま待機する他なかった。
待つこと30分ほど、雨脚が弱まったところを見計らって、荷物を載せ出発。
Mっちの家に向かう途中、また滝のような雨が降り注いた。
Mっちの家に着く直前に雨は上がったが、合流後、
ものの数十分でまた土砂降り。
伊藤家、Mっち家ともに、本当に束の間の晴れを縫うようなタイミングだった。
因みにMっちの家に着いた時は、月が見えました。
この後も強い雨は降ったり止んだり。
こんな雨の中、海を目指すのは俺らぐらい?
今までも海に行く途中、雨に降られたことがあったが、
着いたら晴れることが多かったので、
今年も大丈夫!と信じながら、カーナビの指示通りに海を目指していたら、
小田原辺りでいつもは通らない山道へと突っ込んでしまった。
ここでまたまた凄まじい雨に見舞われ、次に濃霧が襲ってきた。
視界は数メートル。
まるで『ロスト・ハイウェイ』状態。
でも車中にかかっているのは悪友I選曲によるチューブ。
おいおい!
当初は運転を交代でという話だったが、
とてもじゃないが、初めての車、しかもジープでこの霧の中の運転は無理っす・・・。
後に「正直、あの時はヤバイと思った」と悪友Iが語るほどの霧をなんとか切り抜け、
伊東市の手前で下山。
はっきりって、時間と体力と精神力を無駄に消費しただけだった・・・。
以降は通常ルートの湾岸線135号を進む。
ビールと各自の朝食を買うため、
目的地のちょっと手前にあるコンビニに立ち寄った。
この写真は、そのコンビニの駐車場から撮った一枚。
厚い雲が覆っているが、一部、円形状に晴れている。
こんな映画『ツイスター』に出てきそうな雲の状態で、海は大丈夫なのか・・・?
不安を抱きつつ、目的地の海に6時ぐらいに到着。
やはり怪しい天候だ。
しかし、天気というものは、自分たちでどうこうできるものじゃない。
それこそ運を天に任せるしかない。
車から荷物を運び出し、浜辺の一番奥にタープの設営を開始したんだが、
この時点で、雨がポツリポツリと降り出してきた。
慌てて車から荷物を運び出し、
タープを張り終えた時点でまたバケツをひっくり返したような雨。
タープの中に入り、3人でがっくり乾杯。
ビールを飲みながら、コンビニで買ってきた朝食を食べる。
サンドイッチを買ったんだが、相当激しい降りっぷりで、
雨が飛び散り、サンドイッチがシナシナ状態になってしまった。
それぐらい凄い降りだった。
一向に雨が止む気配はない。
しかも結構寒い。
3年前は台風直撃を食らったんだが、
その時は台風だったんで、諦めが付いた。
しかし今回はゲリラ豪雨のような気がしなくもなく、
「やむかもしれない」という淡い期待をどうしてもしてしまう。
ところが、待てども暮らせども雨は上がらない。
悪友Iも「今までの海史上最悪かも・・・」と嘆くほどで、遂に決断。
今晩宿泊予定の宿に隣接された屋根付のBBQ場に移動しようということになった。
ここは3年前の台風の時に使用させてもらったことがあった。
しかし、宿のおばちゃんに電話で確認すると、
前日からのお客さんがまだ滞在中で、10時以降にならないとダメだという。
時間を確認すると朝の8時半ぐらい。
あと1時間以上もこの雨をしのぐのか・・・と萎えまくっていたら、奇跡が起きた。
まさかの晴天!
ちょうど10時前頃に、先ほどの雨が嘘のような青空が!
テンション一気にアップ!!!
結局この日の日中は、晴天が続いた。
いつも通り、BBQをやり、ギターを弾き、音楽を聴き、寝てと、
沖縄でいうウチナータイムのような、だらりとした時を過ごした。
毎回、この海では食事にこだわっているけど、
今年もそこそこ頑張った。
今回のテーマは、海で包丁を握らない。
食材を無駄にしない。
3人しかいなかったので、なんとなく食材の量も読めたので、
あらかじめ買い出しに行き、家である程度の下ごしらえをしておいて、
生ものは冷凍して持ってきた。
3人で小さいBBQコンロを囲んで、
ちびりちびりと焼き、食べて、飲んだ。
こちらは昨年も購入した和牛カルビ。
高校、大学時代にバイトしていた高級スーパーの支店で購入。
その時にお世話になった人が今も勤めていて、
時折、激安価格でご提供頂いている。
そんな高級和牛カルビをアテにして、
飲んだ酒は、菊之露サザンバレル。
ちょっと「いいちこ」のポスターを意識してみました。
比較的リーズナブルなアルコール度数25度の古酒だ。
ピーカンの海で飲む泡盛は、格別ですなぁ〜。
昼間・・・もとい、朝っぱらから酒を飲み、腹いっぱいになれば眠くなる
悪友Iは、トドと化していた。
そんなアチキも、珍しく炎天下の元で寝てしまった。
そして、起床後、最近はまっている落語を聴きながら泡盛を飲んだ。
噺家は立川志の輔。
噺は新作落語の「みどりの窓口」。
新作落語は、古典をある程度知ってからという思いがあり、
あまり積極的に聴いていないんだが、これは絶品です。
マクラの途中からスタート。2分30秒後ぐらいから「みどりの窓口」。
一度、電車の中で聴き始め、あまりの面白さに笑いをこらえることが出来ず、
聴くのを止めたほど笑える噺。
相当面白いから!!!と、落語が別に好きではないというMっちに強要。
「ほら、おもしろいでしょ!」「超笑えない?」と、
お前が落語のネタになるんじゃないか?ってぐらい酔っぱらいの絡みっぷり。
でもって、海での落語鑑賞の後もサザンバレルを飲み続け、以降の記憶が・・・。
後で悪友I、Mっちに聞いたところ、
「楽しいなぁ〜」「最高だなぁ」と陽気な酔っぱらいだったらしい。
大概、酒を飲むと陽気になる前に、寝るか、気持ち悪くなるかのどちらかなので、
この酔いっぷりから察するに、相当楽しかったんだろうなぁと自己分析。
とはいえ、前後不覚になるほど泥酔していたわけではなく、断片的には記憶がある。
この日、この海で、今まで見たこともないような雲が立ち込め、
なんとも幻想的な風景が上空に広がっていた。
そして、雲が次第に分厚くなり、また雨が降りそうな気配が・・・。
いつもだったらこれからまたBBQをやって、
一段落したところで、キャンプファイヤーという流れなんだが、
今回は宿に移動することにした。
宿に着くやいなや、先にシャワーを浴びさせてもらった。
烏の行水です。
そして、二人が順繰りに風呂に入っている間に夕飯の用意。
宿にはキッチンはもちろん、あらゆる料理具と食器が揃っているのだ。
作ったのは、キムチ鍋。
本当は海で作る予定だった。
夏の海。
炎天下で鍋。
しかもキムチ。
やりたかったなぁ〜、汗だく鍋。
今回は叶わなかったけど、来年はトライしたい。
と、ここまで詳細に書きましたが、
やっぱりこの辺の記憶が曖昧でして・・・。
これまた後で、悪友I、Mっちに聞いたところ、
速攻でシャワーを浴び、料理を作り、かなり食べて、
Mっちの「語ろうよぉ〜」という提案を無下に断り、
9時ぐらいにさっさと寝たらしい。
早目に移動したこと、一番にシャワーを浴びたこと、
料理を作ったこと、食ったことは覚えているが、
すいません、それ以外は、あんまり覚えていません!!
以降、「海2012 Part2」へ続く。