佐藤アサトとの「ディープツアー2012 稲城＆鎌倉」の翌日、
今度は、ひとりで地元の武蔵野市の史跡や神社を巡る散策に自転車で出掛けた。
きっかけは一冊の本。
8月上旬に「小金井公園」の「江戸東京たてもの園」のお祭りに行った。
ここには、『千と千尋の神隠し』のモデルになった銭湯など、
江戸時代やそれ以降の歴史的な建造物やレプリカが展示されている。
このお祭りに際して、古本市が催されており、
そこで「多摩の歴史１ 武蔵野市／三鷹市／保谷市／田無市」という本を買った。
昭和51年に出版された本なので、そこそこ古い本だ。
早速、家に帰って読んでみたんだが、これが面白いのなんの。
最初は三鷹市で、地名の由来から、縄文時代からの歴史、伝説、史跡、寺院なんかを紹介している。
特に頻繁に足を運ぶ「井の頭公園」に��川家康が何度も訪れていたこと、
「井の頭」を命名したのが三代目将軍家光であったこと、
車でたまに通る「牟礼（ムレ）」が小田原北条氏と縁があったことなど、
知らないことばかりが書かれていた。
続いて武蔵野市。
同じく、地名の由来、歴史、寺院、指定文化財などについて綴られていた。
当然、地元のことなので見慣れた寺とかも出てくるんだが、
思わぬ歴史があったり、意外なモノが身近なところに置かれていたりと、
新たな情報がたくさんあった。
そんなもんだから、
行って確認したいという気持ちがムクムクと湧き出てきた。
武蔵野市吉祥寺に暮らして38年。
愛する地元のことをもっと知っておかなければという思いもあり、
「多摩の歴史１」に登場する武蔵野市の史跡や寺院、名所を片っ端から巡ってみることにした。
以降は、その散策記です。
一部、流れで武蔵野市から外れて訪問した場所もあり、
今回もかなりの長文になるので、
地域ごとに分けて紹介していこうと思います。
なお、解説文の多くは「多摩の歴史１」から引用しています。
また、今回は仏教系の寺にたくさん訪問したので、
そこに重きをおき、各宗派の特徴や違いの説明を入れながら散策記を綴ってみました。
宗教は学び始めたばかりなので、調べながら記述しました。
あまりマニアックにならないように心掛けたつもりです。
序章の最後に一言。
武蔵野市に住んでいる人、暮らしたことがある人、縁がある人、興味がある人以外は、
あんまり面白くないかもしれません。
その点、あらかじめご了承くだい。
「武蔵野市 PART1 吉祥寺編」へ。
2012年10月18日更新
武蔵野市 序文
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プロフィール
伊藤一之＜♂＞
2000年、スカパー！の映画情報専門チャンネル「カミングスーンＴＶ」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。
本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すＴ-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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