大作になった「三鷹市PART5 牟礼」〜「三鷹市PART8 鉄ちゃん垂涎の地」の散策記の後なので、
今回は割かしライトなものを綴ろうと思います。
毎朝、通勤で吉祥寺から総武線を利用している。
ある日、荻窪駅の手前、環八を越える直前にお寺があることに気が付いた。
いつか行ってみようと思いつつ、なかなか機会がなかったんだけど、、
2012年11月中旬、西荻窪での用事のついでに自転車で行ってみることにした。
JRの線路沿を東へと進み、ヤマト運輸杉並営業所を左折し高架をくぐる。
それなりにキツイ坂を登り、一本目の右手の小道に入ると目的地に到着した。
寺の名前すら知らなかったが、「豊山派慈雲山荻寺光明院」という名前でした。
“豊山派”といえば、真言宗。
“慈雲山”といえば・・・・・・よくわかりません!
ネットで検索したら香港の山がヒットした。
とはいえ、この寺はこの地において、大変、重要な寺であることが、
環八側の入口にある案内板を読んでわかった。
荻窪の地名の由来ともなり、
また、東京のドライバーなら一度は通ったことがあるであろう、
環八と青梅街道の交差点「四面道」の名の起源になっているとは・・・。
境内には鐘楼がある以外、これといって目を引くものはなかったが、
環八側の墓地の前には、明らかに歴史的な価値があるであろう地蔵や石碑が置かれていた。
そんな中でもインパクト大なのが、地蔵や菩薩像、墓石の一群。
稲城の「ありがた山」もそうだけど、こういう風に集められた場合、
ほとんどが無縁仏なんだよね。
石仏群を左に見ながら進むと、先の案内板のある環八沿いの門へと出る。
この門をくぐって左側には、四季折々の草木が楽しめる「荻の小径」が整備されているんだが、
秋口だったせいか、あまり綺麗な花とかは咲いていなかった。
元々あまり植物には詳しくないし、興味もないのでスルーしてしまったのかもしれない。
その代わりと言ってはなんだけど、地蔵とかにはバリバリ惹かれる。
上のお地蔵さんの顔なんかとっても風情がある。
温水洋一に似ている。
憶測だけど、この石仏群も無縁仏なのでしょう。
この石仏群の横には九重塔があり、
ここでしばらく待つと中央線上り電車が通過。
先のお地蔵さんの写真の総武線もそうだけど、
電車バックに石像ってのはいいですね。
この九重塔の横には、屋根瓦の一部でしょうか?
卍印の物体が横たわっておりました。
あとで調べたら「光明院」には、「六地蔵」「閻魔堂」なんかもあるようだ。
完全に見落としていた。
とりあえず、当初の目的は達成したんだが、
この近辺に史跡はないかと調べると「妙正寺」がヒットした。
「妙正寺」といえば、神田川と下落合で合流する妙正寺川だ。
この散策記にも一度、登場したことがある。
ということで、行ってみることにした。
以降、「荻窪 妙正寺」に続く。