今年の2月、私用があり有休を使って横浜方面へ行くことに。
大体14時ぐらいに終わるので、用事を済ませた後、
史跡率高の品川を散策しようと思っていた。
せっかくなんで、散策仲間の盟友・佐藤アサトに連絡してみたら、
同行可能ということで、14時半に品川駅で待ち合わせをした。
合流後、まず向かったのは「品川神社」。
第一京浜を大崎方面に歩く。
道路の向かい側には、「高山稲荷神社」があり、
サラリーマンと思しき男性が参拝していた。
周辺は高層ビルなので、ちょっと不思議な空間だった。
「品達ラーメン 麺達七人衆」を越えて暫くすると、
交差点右手に「御殿山」が見えてくる。
“山”という名が付いているが、山と呼ぶには標高は低い。
室町時代は、太田道灌の館があったこと、
江戸時代は、桜の名所であったことが知られる場所で、
高さも今よりあり江戸湾が見渡せたという。
しかし、ペリーの黒船来航を受け、
お台場に砲台を築くための埋め立て用として削られたうえ。
明治時代には、鉄道を通すために、さらに切り崩されてしまった。
「御殿山」の左手には、八ツ山橋がある。
八ツ山橋は、東海道線と東海道を立体交差させるために明治5年に架けられた日本初の陸橋で、
大正2年に一度架け替えられ、昭和5年に同様の橋が横に架けられ、
現在の橋は、昭和60年に架けられたもの。
橋を渡ると右手に大正2年建設時の橋が保存されている。
なんだか大きなのっぽの古時計みたいです。
3年ぐらい前にここを通ったけど、気にも留めなかったなぁ。
因みにここはゴジラの上陸地点としても知られています。
そして、少し歩くと京浜急行の踏切前に「従是南 品川宿 地内」という道標が建っている。
「従是」は「これより」という意味なので、「これより南は品川宿の地内」ということを示している。
丁度、江戸と品川の境目だ。
品川はご存じの通り東海道五十三次の第一番目の宿場町。
江戸に近いことから、落語の舞台になることも多い。
品川にある遊郭にあーだこーだと言って居座り続ける「居残り佐平次」。
同じく品川の遊郭を舞台にした女郎と客の心中が描かれる「品川心中」。
この「居残り佐平次」や「品川心中」、その他をミックスして作られた映画が、『幕末太陽傳』。
名作と誉れ高い作品ですが、実は見ていない。
落語好きの映画宣伝マンK山さんからも「見てください!!!」と言われているのだが・・・。
かつてここが宿場町だったんだと思いながら、「品川神社」を目指していると、
佐藤アサトが、「この先にペットショップがあって、超デカいカメがいるんですよぉ」と言う。
この男らしい、どーでもいい情報だ。
しかもそのペットショップに、カメはいなかった。
がっかりなペットショップからほど近い場所に、目的の「品川神社」があった。
「品川神社」が見どころ満載なので、一旦ここで切ります。
以降「品川PART2 品川神社」へと続く。