「浜名湖 PART5」からの続き。
浜名湖からバスに揺られること60分。
16時半に浜松駅に到着。
帰りの新幹線は18時20分発。
移動とお土産の物色時間を30分としても1時間ちょいある。
近場の観光を検討した結果、駅直結の45階建て、地上212.8mの高層ビル、
アクトタワーの展望台へ行くことに。
今まで、この【散策記】で、
「バカと煙は高いところが好き」というフレーズを何度か使ってきたけど、
実は高層ビルの高さにはあまり興味がない。
以前、ミッドタウンタワーに勤めていたからかもしれないが、
エレベーターで昇った高さに魅力を感じないのかも。
とはいえ、時間的にあまり遠くに行けないので、
アクトタワーにした次第。
アクトタワーの館内に入り、展望台行きのエレベーターを探していると、
「アクアミュージアム-魅惑の水草アート水族館‐」のポスターが目に付いた。
どうやら期間限定水族館が開催中のようだ。
先程は動物園で動物を楽しんだので、
次は魚というのも良い。
実のところ動物園よりも水族館の方が好きだったりもするし、
ちょっと変わった水族館のようなので、アクトタワーの展望台をやめて、
こちらの「アクアミュージアム」に行くことにした。
結果、大正解でした。
水草コンサルタントのてっちゃん先生こと田畑哲生氏が、
水草や木材を加工した装飾品などを使ってデザインした水槽の中を、
色とりどりの魚たちが泳いでおりました、
田畑氏の作品だけなく、田畑氏が講師を務める専門学校の生徒が作った作品も展示されていた。
写真撮影OKということで、遠慮なくガンガン撮影させてもらったんだけど、
動く魚を水槽越しに三脚無しで撮るのは、難しいってことが良くわかりました。
で、この「アクアミュージアム」の最大の見どころは、この和室でしょうか?
畳に嵌められた木枠の中を覗くと、こんな感じ。
茶でもすすりながら金魚を眺めたら、
さぞかし心が安らぐことでしょう。
縁側の下からも金魚たちを見ることが出来る。
壁にかけられている掛け軸も水槽。
従業員の方によると、ここが気に入って1時間以上佇んだり、
中にはこのセットごと購入したいと申し出たお客さんもいたとか。
確かに家にこのような空間があったら和むし、
人を呼びたくなるかも。
このままゆっくりと魚に癒されたいところだが、
新幹線の時間がそろそろ迫ってきた。
水族館を出てところで、先ほど館内にいた男性が話しかけてきた。
なんとその男性は、田畑哲生氏だった。
「いかがでしたか?」「どこから来たんですか?」
「私は小岩出身なんです」「アクアミュージアムはいろんなところを回っているんです」
などなど、たくさんの質問&話をしてくれたのですが、
いかんせん新幹線の時間が迫っておりまして、
やや生返事になってしまいました。
田畑さん、申し訳ないです・・・。
時計を見ると17時40分。
新幹線は18時20分なので、新幹線の中で食べる駅弁と帰宅後の酒の肴用の土産の購入、
さらにはぷらっとこだまに付いてくる缶ビール引き換えを30分で済ませなくてはならない。
浜松駅に着き、新幹線の改札の場所をチェック、
お土産屋さんに入り、まずは駅弁を選ぶ。
がっ!!
迷う。
猛烈に迷う。
なんとか目星を付ける。
続いてツマミになりそうな特産物を物色。
こちらも散々迷った結果、浜松の地酒、
青しそ味噌巻き、はんぺん、うなぎボーン、
静岡限定わさび味ポテチなどなどを購入。
さらに駅弁も買い、駆け足で新幹線の改札を通り、
エスカレーターでホームへ上がり、キヨスクでエビスビールをゲット。
ちょうどそのタイミングで、新幹線が到着。
乗車後、定時に出発。
早速、駅弁タイム!
今回の駅弁は、遠州灘沖で獲れたしらすを味わえる自笑亭のしらす弁当。
具材も豊富で色んな味を楽しめると思い購入。
ちょっと淡泊でしたが、美味しかったです。
ビール飲んで、弁当食べて、まったりしていると、
到着時間ぴったりの20時17分に東京駅に到着。
つくづく時間厳守の日本の列車ってスゲェーって思う。
新幹線を降りると明らかに浜名湖とは違う、
ネットリとした暑さが肌にまとわりつく。
あぁー、戻ってきたぁーって感じ。
中央線で吉祥寺まで戻り、シャワーを浴びて二次会!
メインは浜松駅で購入した2品。
すっかり写真を撮り忘れたのですが、
浜名湖で食べなかったうなぎの肝串と白焼き(1,900円)!
静岡の地酒をキュイと飲みながら頂きました。
そういえば、昼もうなぎだった・・・。
1日にうなぎを2度も食べるとは、贅沢極まりない。
因みにうなぎは、生きている時は“匹”、
死んでいる時は“尾”、
加工すると“串”と数えるそうです。
さてさて、天候にも恵まれたし、
サイクリングにシーカヤック、美味しい食べ物と、
浜名湖を満喫することが出来ました。
特に高騰しまくりのうなぎを二日間に渡り堪能できたのは、
最高の幸せでした。
こんな贅沢は本当に二度と味わえないんだろうなぁ〜。
カメラをワゴンの中に忘れるというチョンボをしでかしましたが、
頭から尻尾まで餡子の詰まった鯛焼き級に濃密な旅行でした。