2013年11月27日更新

沖縄2日目

「沖縄1日目」からの続き。


沖縄2日目。
7時前に起床し、カーテンを開けて外を見ると、
前夜の荒れた天気は少し収まったものの、やはり生憎の空模様。


IMGP0216_R.JPG


まぁ、こればっかりは仕方がない。


朝食はホテル内のレストランで、ビュッフェ。


これがなかなか品数豊富なうえ、美味しかった。


沖縄料理もたくさんあり、大満足。
沖縄には何度か来ているけど、ビュッフェは初体験だった。


腹パンのままチェックアウトし、次に向かったのは、
世界遺産にも登録されている「今帰仁城跡(なきじんぐすくあと)」。


ホテルからそれ程離れていないはずなのに、
レンタカーに搭載されたカーナビくんがポンコツで、
散々遠回りさせられ、小1時間で「今帰仁城跡」に到着。


IMGP0250_R.JPG


「今帰仁城」の歴史については、公式サイトに譲りますが、
簡単に沖縄の歴史に触れてみましょう。


沖縄は日本が平安時代末にあたる12世紀ごろまで、貝塚後期の文化を形成していて、
その後、小領主が「城(ぐすく)」を構えて、お互いに競い合うグスク時代になった。


14世紀になると点在していたグスク群が3つにまとまり、
山北(さんほく)、中山(ちゅうざん)、山南(さんなん)の三山分立時代となる。


諸説あるようだけど、「今帰仁城」は、このグスク時代に建立されたとさている。


IMGP0220_R.JPG


そして、1429年に中山から出た第一尚氏(だいいちしょうし)が沖縄本島を統一。
これがいわゆる琉球王朝。


本土とのかかわりは薄く、沖縄は今も残る独特の文化を形成していくわけですが、
慶長14年(1609年)に琉球王朝は島津家の配下となる。


しかし、自治が認められたことによって、沖縄独自の文化が存続。


最終的に沖縄が日本の一部になるのは、明治12年(1879年)のこと。


そんな沖縄史の一角を担うのが、「今帰仁城跡」。


世界遺産だし、どんだけ凄いんだ!ってな期待を胸に、
昭和37年に復元された「平郎門」と呼ばれる正門をくぐり、足場の悪い七五三の階段を登っていく。


IMGP0224_R.JPG


階段を登り切ると広場があり(大庭)、
一段高くなっている見晴らし台から見る光景は、確かにダイナミックだ。


IMGP0231_R.JPG


海方面。


IMGP0230_R.JPG


北側に位置する、城主に仕えた身近な人々が住んでいたとされる「志慶真門郭」。


IMGP0236_R.JPG


しかし、なにか心にズシンと来るものがない。


世界遺産を目の前にして萌えない理由がわからないまま、
七五三の階段を下っていると、行きには気づかなかった解説板が目に付いた。


IMGP0225_R.JPG


その解説板には、「旧道」という文字があった。
「旧道?」


解説板のある道を数歩進むと、険しい坂道が。


IMGP0245_R.JPG


この「旧道」はドンピシャで響いた。


これだこれ!


解説板には「大きな岩盤の谷間を利用して、道幅を狭く造り、
敵兵が攻め入っても大勢の兵隊が郭(くるわ)まで一気に入れないよう工夫されている」
とある。


鎌倉の切通しに通ずる。


「今帰仁城跡」に萌えない理由は、
整備され過ぎているからなんだなってことが分かった。


鎌倉にたまらないロマンを感じるのは、
歴史的価値があるのにも関わらず、ほとんど放置状態で、
管理が行き届いていないからなんだな。


かつてのあるがままの姿。
それが「今帰仁城跡」からは得られない。


歴史的な遺構は、多少寂れていた方が良い。


思えば鎌倉も有名な寺に惹かれない。
きっと整備され過ぎているからなのでしょう。


IMGP0247_R.JPG


「今帰仁城」の次は、国頭村奥間にある「JALプライベートリゾートオクマ」へ。


広大な敷地にビーチ、プール、数多のコテージを擁したリゾート地。
せっかく沖縄に行くのだから、リゾート気分を味わいたいと思い少し奮発した。


「プライベートリゾートオクマ」に近い、
沖縄最北のコンビニであるファミリーマートに立ち寄る。


IMGP0371_R.JPG


沖縄のコンビニでは、ご当地ならではのおにぎりや弁当が並ぶのは以前から知っていたが、
刺身を売っているのには驚いた。


時間がなくて失礼ながら、ファミマで買ったタコライス風サンドイッチを食べながら、
「JALプライベートリゾートオクマ」チェックイン。


IMGP0319_R.JPG


そして「プライベートリゾートオクマ」のアクティビティであるアウトドアツアー、
「マングローブの森カヤック探検ツアー」に参加した。


本島最大級のマングローブがある東村の慶佐次川でのカヤック。


IMGP0252_R.JPG


カヤックの漕ぎ方を教えてくれるだけでなく、
マングローブに生息する生き物も学べる。


沖縄の方言名が「トントンミー」こと「ミナミトビハゼ」や木に登るカニ、
ヒルギやアダンといった植物の観察が楽しめるツアーだったんだけど、
正直、値段の割には物足りなさを感じてしまった。


IMGP0271_R.JPG


もっとガンガン漕いで、川の上流まで攻め込みたかったなぁ。


まぁ、その辺の不満はガイドをしてくれたしんちゃん(渡久山真一氏)のキャラが
素敵だったので目をつぶろう。


「JALプライベートリゾートオクマ」に戻り、
展望浴場シーサイドサウナへ湯につかりに行く頃には、雨が降りだし、
風呂から出たら、外は土砂降り。


IMGP0286_R.JPG


「レストランビーチサイド」でBBQだったんだけど、
真っ暗だし、雨降るし、遠くで雷ピカピカ光っているしで、
これっぽっちもリゾート気分を味わえませんでした。


あっ、でもBBQは美味しかったですよ。
食材も悪くなったです。


IMGP0294_R.JPG


結局、この土砂降りは納まらず、
フロントにからコテージまで車で送ってもらいました。


この手の宿泊施設は晴れたら最高なんだろうけど、
雨が降ったら最悪ですね。


翌日の天気予報を確認するとまた雨。
もううんざり・・・。
しかし、こればっかりはやっぱり致し方ないと床に就く。


以降、「沖縄3日目」に続く。

前の記事: 沖縄1日目
次の記事: 沖縄3日目

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.t-shirt-ya.com/blog/cgi/mt-tb.cgi/2492

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)




リンク

プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
Powered by
Movable Type