クリスマス直前!
なのに、あげるネタは、9月8日(日)、9日(月)に行った海!!
鎌倉、沖縄、府中の散策記にてこずったってのもあるけど、
なんだかんだと忙しくて・・・。
ということで、今更ですが、毎年行っている海について綴りたいと思います。
今年の参加者は4名で、悪友I、ぐっさん、Mッチ、
小生というこの海の旅行を知り尽くした猛者だち。
今年はレンタカーでワゴン車クラスを借りて、いつものように夜中に出発。
車中にかかる曲は、悪友IセレクトのTUBE。
とにかくずっとTUBE。
永遠TUBE。
TUBEと言えば、夏の青空をイメージしますが、
天気予報は、雨。
悪天候でも海で楽しむ術を身に着けた面々なので、
多少は気が楽だが、やはりせっかく行くのだから晴れて欲しい。
今までも雨の予報を覆して、晴れるということがあった。
そんなミラクルを信じるも、海まであと15キロぐらいという地点でこんな天気。
沖合は晴れ間が覗くも、雲が多い。
しかも雷鳴が遠くで鳴り響く。
この写真を撮った後、コンビニに寄り買物。
トランクに買ったペットボトルのお茶や水を積み込み出発。
駐車場から道に出て加速した瞬間、
トランクがバカァ〜と開き、今買ったばかりの品々が落下。
トランクがしっかりと閉まっていなかったようだ。
慌てて車を停めて、落下物を確認しに行ったが、
幸いペットボトルの飲み口がひん曲がった程度で済んだ。
お米とかも積んでいたので、大惨事に至らず良かった。
人生初のトランク御開帳という珍事の後、
雨に少し降られたが、海に着くと雨はなく、雲もだいぶ切れている。
これはいけるかも!?
といことで、とりあえずタープを設営。
ところが、タープを張る際に必要な紐が足りない。
タープは悪友Iの持ち物で、少し前に友達に貸したという。
友達が無くしたのか?
紐がなければタープは張れない。
普通なら諦めるが、悪友Iはクーラーボックスや石を利用して、
ものの見事にタープを貼ってしまった。
流石だ。
因みに無くなった紐は、翌日、タープを片付ける時に袋から出てきた。
タープを設営後は、乾杯。
なんと生ビールサーバー登場!
どうしても自家製生ビールを海で飲みたいという悪友Iが、ヤフオクで購入。
いまでは酒屋にも置いていない樽缶もネットで買い、
さらに電源として重さ数キロもあるバッテリーを持ってきた。
そこまでするか?
別に缶ビールでよくない?って思いながらも、生ビールで乾杯!
これが激ウマ!悪友Iのこだわりと執念の生ビールは、
今までの人生で一番美味い生ビールだった。
これで晴天だったら、もっと美味かったんだろうな。
ビールとなれば、肴が必要。
毎回、海の食事には、海で和食の朝食を食べるとか、
焼鳥を焼くとか、海辺で包丁を持たないとか、色々とテーマを設けてきた。
今年のテーマは、全国の美味い食べ物を海で食べる!
職場のある銀座界隈は、アンテナショップの宝庫。
そこで、海で食べたら美味いと思われる全国の食材を色々買ってきた。
まず、トップバッターは、Mッチの出身地である山形名物の漬物、だしを利用。
沖縄の島豆腐の上にぶっかけて、
東銀座にある岩手県のアンテナショップ「銀河プラザ」にて、
100円で仕入れた山田の醤油を少し垂らしてみた。
だしは食べたことがなかったんだけど、そんなに味は濃くないはず。
単なる木綿豆腐だとちょっと物足りないが、
固めで味のしっかりした島豆腐と合うに違いない踏んだら、それが的中でした。
美味い。
だし、島豆腐も美味いが、山田の醤油の美味さにビビった。
これ程までに美味いと思った醤油はかつてなく、一発で大ファン。
この日以降、山田の醤油が手放せなくなり、
「銀河プラザ」に何度も買いに行き、冷蔵庫の常備品となった。
続いて、香川県のアンテナショップで買った鰯のすり身を練り込んだ冷凍うどんを茹で、
博多やまやの明太子とバターを絡め、
刻み海苔をパラパラっと乗せた明太子バターうどん。
この組み合わせは鉄板でしょう。
不味い訳がない。
うどん自体に、仄かに魚の味が。
実は、海に来ると途中、小腹が減り、マックのドライブスルーに立ち寄り、
夜中だというのに、みんなそれなりの量を食べた。
あれからほとんど運動もしていないのに、この食べっぷり。
ビールもグビグビと二杯いっちゃいました。
そして、この日は2020年のオリンピック開催地が決定する日。
そろそろ結果が出てないかと思い、Mッチがスマフォで調べると、東京!!
歓喜!
まさか生きている間に日本でオリンピックがみられるとは!とみんなで喜んだ。
(この後、まさか猪瀬さんが議員生命を断たれるとは・・・あれじゃ辞職は当然だが)
いつもならこれからタープの下でスリーピングタイムなんだけど、
遠くで鳴っていた雷が近くなって来たので、一旦、車に待機。
小生は天気が気になり起きていたが、
他の3人は、車に乗るなり寝に入り、グースカピー。
稲光がガンガン光り、雨脚も強くなってきたが、
暫くすると雨は上がり、薄曇りの中、陽が射し始めた。
晴れたとはいえ、不安定な天気は続きそう。
もしかしたら、この先雨が降り出して止まない可能性もある。
そんな状況下、
海辺でどうしても食べたいモノがあった。
この晴れ間を逃しては、もう海では食べられないかもしれない・・・、
てことで、みんなを叩き起こし、
車から出て、速攻で木炭に火をつけ準備完了。
行くぞ!
毎年恒例の和牛カルビ!!
今年も学生時代にバイトしていたスーパーの肉屋さんにお願いしたのだ。
なんといつも以上にグレードの高い山形産特Aクラス!
焼き加減がとても大切なので、その場を離れずマンツーマン(正しくはミートか?)で対応。
両面を軽く焼き、ミディアムレアの状態から塩コショウを軽くふってパクッ!!
和牛独特のやわらかさ。
脂の滑らかさ。
少し噛んで、舌でしゃぶる。
喉を通り鼻に抜ける肉の香り。最強の贅沢です。
しかし、プチ問題発生。
こんな高級な和牛は、何枚も食べるべきではないので、
一人3枚、合計12枚オーダーしたんだけど、10枚しかないことが判明。
2枚足りないではないか!
ここで意地汚い奪い合いをして・・・というのは嘘で、
仲良く半分こした。
結果、一人2.5枚になったんだけど、
他にたくさん食材あるし、これぐらいが丁度よい。
ところで、和牛肉は約3000円だったので、10枚ってことは、一枚300円!!
特別な日じゃないと出来ませんね、こんな贅沢。
この後、晴れたと思ったらすぐに曇り、
雨がぱらつくというどうしようもない天気を繰り返していた。
しかし、折角、火をおこしたし、中には解凍が進んだ食材もあったし、
何よりも海で食べたいしで、続行。
BBQでウィンナーは外せません!
鹿児島から黒豚ウィンナー。
岩手産のリンゴを使用したラム肉と、
徳用パックの野菜を一緒に炒めたジンギスカン。
海での調理は、手軽が一番。
それにしてもよく食べる。
そして、ジンギスカンを平らげたあたりで、
ゲリラ豪雨のような猛烈な雨が降り出した。
それでも喰い続ける俺ら。
次の一品は、今回、唯一家で仕込みらしい仕込みをしてきたササミ明太串。
ササミの腹を割き、包丁の背で叩き肉を広げ、そこに大葉を敷き、
やまやの明太子を塗り、さらにとろけるチーズを乗せて挟むという一品。
こう書くと簡単なんだけど、実際にやってみると結構手間。
多分、面倒くさいから、もう作らないな。
でも美味かった。
そして、ここであまりの雨の激しさにギブアップ宣言。
時間は12時過ぎ。
本日お世話になる宿のおばちゃんに連絡すると、
部屋に入れるというので、そちらに避難した。
ずぶ濡れ状態だったので、シャワーを浴び、
浴室から出て、外を見たら・・・
晴れ!!!!!!
さっきの雨はなんだったんだ!
みんながシャワーを浴びている間に海で食べる用に一品調理。
和歌山のアンテナショップで購入したひめちという魚の素揚げ。
ひめちなる魚、今回、初めて存在を知りました。
全員シャワーを浴びた後、海辺へ!
これだよ!これ!
これがいつもの海だよ!
この後は、各々好き勝手にしたいことをする。
わたくしは、さっきのひめちを食べながら、泡盛飲み比べ。
ひめちだけじゃ足りないから、とばにも手を付けた。
北の大地・北海道の名産品を南国の琉球泡盛でいただく。
うーん、オツだねぇ。
でもって、この日のために購入したといっても過言ではない、
Ibanezの廉価版ギターブランド、GIOシリーズGSA60のホワイトの登場です。
VOXのヘッドフォンアンプ装着のIbanezと、
コンパクトスピーカー接続のiPodを繋ぎ、久しぶりに音を出してギターを弾く!
そんな中、他の3人は、グースカピー。
こちらはギターの後は、落語聴いたり、海に浸かったりしました。
そして、3人が起きだした夕方前からご飯タイム。
モモ肉の馬刺しとたてがみ(熊本)。
ちょっと汚らしいですね・・・
くじらのテッパ(和歌山)。
ザッツ酒飲みのツマミ系から始まり、
お次はハタハタ(秋田)。
ハタハタを焼いている間に、昨年、出来なかったキムチ鍋を調理。
キムチ鍋の具材は、豚バラ肉、白菜、京豆腐、
だしと一緒に山形のアンテナショップで入手した行者菜。
ハタハタを食べながら、キムチ鍋を食べる。
いったいどんな食い合わせだ。
まぁ、美味けりゃなんでもいいんだよ!
大分食べたはずだが、
酒の影響で満腹中枢がいかれた者たちの腹は、まだまだ満たされない。
先程のひめちに続いて、人生初となる魚ぼーぜ(徳島)としいたけ(茨城)を焼いた。
流石に腹パンになり、ここからマッタリ時間。
夕暮れの中、酒を飲みながら語らいました。
4人は社会人になってから知り合ったんだけど、もう10年以上の付き合い。
昔はそれなりに頻繁に会っていたが、今は年に2、3回しか会わなくなった。
それでも……いや、だからこそなのかもしれないが、話は尽きない。
多分、一生付き合っていくんだろうなぁ。
アッという間に日が暮れたので、
芝生が焦げないようにコンロに木をくべ、キャンプファイヤー。
日が暮れるのが早いように年を取るのも早い。
ついこの前まで若かったような気がするが、もうみんな中年の域に達してきた。
悪友Iは、「あと何回この海に来れるのか?って考えるようになった」なんて寂しいことを言う。
まだまだ大丈夫でしょう!
時計を見ると19時半。
今日はこの辺で切り上げようということで、宿へ。
シャワーを浴びて出てくると、「いとおっち、腹へった」。
まじっすか?
では、ご要望にお応えして、満腹にしてあげよう。
海で作ったキムチ鍋の残り汁にトマトジュースを少し加え、
山形産ニンニクとなぜか銀河プラザで売っていた生パスタをぶち込み、
少し煮込んだところにとろけるチーズを投入。
キムチとトマトチーズソースの生パスタ煮と書くとキモイが、
キムチとトマトとチーズは意外とマッチするのですよ。
海では出番がなかった泡盛・奴樽蔵を飲みながら食べた。
キムチとトマトチーズソースの生パスタ煮と泡盛・・・。
まぁ、よしとしようじゃないか・・・。
酒も入ってお腹も一杯、
貫徹も手伝って、自覚のないまま眠りに堕ちてしまった。
ハッと目が覚めるとぐっさんが洗物をしていた。
ありがとう。
昨年同様、今年も早起きして散策に出掛けたいので、12時前に就寝。
以降、「海 2013 PART2」へ続く。