<府中散策 一覧>
【1】「府中PART1 三鷹市龍源寺」
【2】「府中PART2 浅間山」
「府中PART2 浅間山」からの続き。
「浅間山」からそれ程遠くない「府中通信施設」へと向かう。
この施設について書き出すと、長文になるので、
その辺はウィキペディアに譲ります。
以前、こちらのサイトで存在を知って以来、
一度行きたいと思っていた場所。
ロマンを感じるんだよねぇ。
昨日の鎌倉散策で、史跡はいつまでも同じ光景ではないということを思い知ったが、
特に廃墟系は、いつどうなるかわからないので、見られる時に見ておきたい。
まず、「府中の森公園」の手前の細い道を右折して北上すると、確かに廃墟はあった。
しかし、上のサイトで見た光景とは全く違っていた。
草木ボウボウ。
どの建物も雑木林に囲まれ、蔦が張り付いていた。
意識して見ないと建物だとは気付かない様な有様。
冬場に行けば少しは建物そのものを見ることが出来るのかな?
この「府中通信施設」は、巨大なパラボナアンテナが有名なんだけど、
これじゃ見えないかな?と危惧したが、見えたぜ!!!
確か、2基あったはずなので、近づいてみると2基目を発見!
パラボナアンテナの手前の建物なんて、
全体が葉っぱ状態。
草木の生命力の強さを思い知る。
まだ廃墟が見られるかもしれないので、
「府中通信施設」をぐるりと一周することに。
するとすぐ「慈恵院」というお寺にぶちあたった。
予想外の寺との出会いに色めきだつ俺。
奥にある駐車場に自転車を停め、境内に入るとなかなか素敵な感じ。
溶岩による山なんで富士塚なんだろうけど、
残念ながら登ることは出来ない。
写真を撮る際は、なるべく人が写り込まないようにしているので、
上記写真だと分からないが、結構な人出なのに驚かされた。
不謹慎に聞こえるかもしれないが、賑わっている感じ。
決して、駅からも近くないし、観光地化された寺とも思えない。
法事という感じでもない。
なのにこの人の多さはなんなんだ?
溶岩が外壁というこれまた斬新な本堂の横を抜けると墓地があり、
ここで「慈恵院」がどのような寺院であるかがわかった。
ペットの葬儀をメインとしたお寺なのですね。
調べたら皇族から政治家、著名人まで、
かなり多くの方々が「慈恵院」を利用していました。
ペット霊園としては日本最大級とのこと。
ペットだけでなく、水子供養もやっているようです。
この水子地蔵の近くには地下参道なるものが・・・。
ちょー気になったのですが、なんか行ってはいけないような気がして、
踏み込めなかった。
それにしても人が絶えない。
しかも喪服を着ている人がほとんどいない。
なんか凄い不思議な雰囲気に気圧されてしまい、
境内の奥の方には行く気になれず、チャリを停めた駐車場へ戻った。
尿意を覚えたのでトイレに行くと、
そばに球体の建物が。
「20世紀少年」を思い起こすのは、小生だけ?
さらに先ほど突入をやめた地下参道の反対側の入口があるではないか。
境内とは違い、ここには人がいない。
意を決して、地下参道へ!
特に何があるわけでもなく、誰かとすれ違うわけでもなく、
すんなり境内側へ辿り着きました。
なんとも不思議な空間だった「慈恵院」を後にして、
「府中通信施設」の散策に戻ることに。
一旦、少しだけ「府中通信施設」から離れ、
ぐるりと回り込んで小金井街道へ出て南下。
雑木林が完全に壁と化しており、まったく中は見えないまま進むと、
府中美術館通りの西側に至る。
やはり草木に覆われて、何も見えないんだが、
暫く道なりに進むと廃墟が姿を現した。
た、たまらん!
ここでバシャバシャと写真を撮っていると、
「何撮ってんだこいつ」という冷たい視線を投げかけてくる通行人が多々おりました。
「戦跡の写真を撮ってるんだよ!!!」
続いて、「府中通信施設」に隣接する「平和の森公園」に入ると、
ここにも廃墟が。
この建造物とかなんでしょうかね?
野球の照明施設?
アメリカの施設なので、野球場があってもおかしくない。
これでほぼほぼ一周したので、切り上げ時。
以降、「府中PART4 ランチ難民」に続く。