2014年01月29日更新

第3回MAメタラー5人によるBEST5 SONGS:オジー・オズボーン編

メタル・ティーチャーKさん、メタル博士Nさん、メタル師匠・佐藤アサト、
後輩ゴッチ、伊藤PによるMA(ミドル・エイジ)メタラー5人。


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佐藤アサト師匠の「トモダチコレクション」でメタラー5人衆がバンド結成!


すっかりLINEにはまっています。


そんな1月26日、
ライオットの中心人物でギタリストのマーク・リアリの命日だよというコメントがあり、
追悼の意を表して、ライオットのベスト5を!という話になりそうだったのですが、
生憎、小生がそこまでライオットに素養がなく、実現せず。


同じく1月8日にデフ・レパードのスティーヴ・クラークがこの世を去っているので、
デフ・レパードのベスト5は?という提案が出たものの、
このバンドのベスト5を選ぶのは、小生にとっては東大に受かるぐらい難しいので断念。


そんなこんなで、2月6日に天に召されたゲイリー・ムーアを通り越して、
1982年3月19日に飛行機事故により、25歳の若さで夭逝したランディ・ローズは?
ってことになり、ランディ時代のオジー・オズボーンのベスト5をやることに。


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左:オジー、右:ランディ


しかし、ランディ在籍時にオジーはアルバムを2枚しか出していないので、
5人が選ぶ曲が被るのでは?といった問題から、全時代から選ぼうという話になった。


とはいえ、最近のアルバムをみんなが聴きこんでいる気配はなく、
事実上、1980年の「Blizzard Of Ozz」から、
オジーがライブツアー引退宣言をした1990年の「No More Tears」までが対象となるのは必至。


ランディ亡き後、オジーのバンドでギターを務めたのは、
ジェイク・E・リー、ザック・ワイルドの2名。


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左:オジー、右:ジェイク


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左:ザック、右:オジー


「No More Tears」までだと、
それぞれ2枚ずつアルバムに参加したことになる。


「Blizzard Of Ozz」(1980)※ランディ・ローズ
「Diary Of Madman」(1981)※ランディ・ローズ
「Bark At The Moon」(1983)※ジェイク・E・リー
「The Ultimate Sin」(1986)※ジェイク・E・リー
「No Rest For The Wicked」(1988)※ザック・ワイルド
「No More Tears」(1991)※ザック・ワイルド


オジーは若手ギタリスト発掘の天才と言われているし、
各ギタリスト時代ごとに作品のカラーが異なるので、
面白い結果になるのでは?


以下、ランキング。


■K先生
5.The Ultimate Sin(The Ultimate Sin)
4.Miracle Man(No Rest For The Wicked)
3.Centre Of Eternity(Bark At The Moon)
2.Mr.Crowley(Blizzard Of Ozz)
1.Dialy Of Madman(Dialy Of Madman)



【コメント】
悩みに悩んだ末、ザック1曲、ジェイク2曲、ランディ2曲で選曲。


5位はドラムから入るイントロがたまらないくらい好きで、ゾクゾクする。
後半、ツーバス連打で終わっていくのが、またたまらない。


4位はザックのギターリフでまず叩きのめされた。
最初に聴いた時はアーミングかと思っていたのが、
実はヴィブラートだと知り衝撃を受けた。


3位はいかにも悪魔崇拝的なイメージがオジーにピッタリ(笑)。
教会の鐘の音から入り、それに被さっていくコーラス、
そして、少し荘厳さを感じさせてくれるキーボードからのギターリフが最高!
ギターソロもジェイクの曲の中では1、2を争う出来栄えかと。


2位は最早何も言うことはない。
タイトルと楽曲が完全にマッチした秀逸曲。


1位も同様でタイトルと楽曲が完全にマッチ。
この曲のギターリフやコード進行はランディにしか出来ないと思う。
本当に狂気を感じさせてくれる曲。


■メタル博士Nさん
5.Miracle Man(No Rest For The Wicked)
4.I Don't Know(Blizzard Of Ozz)
3.Dialy Of Madman(Dialy Of Madman)
2.Bark At The Moon(Bark At The Moon)
1.Mr.Crowley(Blizzard Of Ozz)



【コメント】
5位はザックのデビュー作のドアタマの曲。
とにかくリフとサビのヴォコーダー音、そして、ギターソロが強力!
豚が走り回る教会でバンドが演奏するPVも最高!


4位は1stオープニング曲。
リフ、メロディ、曲展開、ギターソロどれをとっても高品質。
ボブ・ディズリーのベースラインも素晴らしいし、
オジーとランディのケミストリーを体現した一曲!


3位はドラマティックで複雑な曲展開と妖しいコード進行とメロディと、
こんな曲、当時のバンドであるBLIZZARD OF OZZ以外の誰にも作れません!


2位はイントロのリフ一発で名曲決定!
さあ、みんあでハウリング!「アォ〜ッ!」


1位はオジーとランディの遺した名曲中の名曲。
2回のギターソロいずれも号泣必至!
キーボードのドン・エイリーもイントロで良い仕事をしている。


■メタル無頼漢 佐藤アサト師匠
5.Tattooed Dancer(No Rest For The Wicked)
4.Secret Loser(The Ultimate Sin)
3.Slow Down(Bark At The Moon)
2.Mr.Tinkertrain(No More Tears)
1.Miracle Man(No Rest For The Wicked)



【コメント】
純粋に選ぶとランディは、入らないなぁ。


■ゴッチ
5.Goobye To Romance(Blizzard Of Ozz)
4.Mama,I'm Coming Home(No More Tears)
3.Bark At The Moon(Bark At The Moon)
2.No More Tears(No More Tears)
1.Crazy Train(Blizzard Of Ozz)



【コメント】
うーん、悩む。
やっぱりザック好きだしなー。
今の心境での直感で選びました。


■伊藤P
5.Rock 'N' Roll Rebel(Bark At The Moon)
4.Over The Mountain(Dialy Of Madman)
3.I Don't Change The World(No More Tears)
2.Goobye To Romance(Blizzard Of Ozz)
1.Crazy Train(Blizzard Of Ozz)



【コメント】
5位はリフ、オブリガードがかっこいいだけでなく、
ソロがたくさんあり、ジェイクのギターを存分に堪能できる超贅沢な曲。
特に2分50秒から始まる約50秒に渡るギターソロは、筆舌に尽くし難い名演!


4位はイントロのドラムから1拍おいてのリフの入りが大好き。
そのリフもこれぞランディ!
ギターソロも悶絶級。


3位はMiracle Manとどちらにするか相当迷ったんだけど、
Miracle Manは、みんなが推挙すると踏んでこっちにしました。
この曲のザックのリフは、Miracle Manに負けないぐらい豪快だと思う。


2位は恐らく小生が初めて聴いたハードロックのバラード。
ハードロックは喧しいと思っていたのに、
こんなにも切なくて美しい曲があるとは・・・と衝撃を受けました。


1位はオジー初体験曲。
イントロの志村けんからして強烈。
一度聴いたら二度と耳から離れないリフも最強です。


1位以外は、正直順位はないに等しいし、
入れ替えたい曲が山ほどある。


【総合ベスト3】
各々のランキングの5位を1点、4位を2点、3位を3点、2位を4点、1位を5点とする。


なんと同得点で3曲も!


3.Miracle Man(8点)





3.Dialy Of Madman(8点)


3.Bark At The Moon(8点)





2.Mr.Crowley(9点)





1.Crazy Train(10点)





5人中3人が選んだMiracle Man以外の曲は、全部2名が選出。


ゴッチと小生が、1位にCrazy Trainを選んだことで、トップの10点を獲得。
実は、この2人がCrazy Trainを1位に挙げたのには理由がある。


2人とも成城大学軽音楽部出身なわけですが、
成城大学軽音楽部で、この曲のリフは定番中の定番だった。
(何故かリフの後のAメロまで弾かなかった)


さらに、後輩の部員にアマヤンというザック・ワイルドの影響をモロに受けたバカテクのギタリストがいて、
ザックの曲はもちろんのこと、この曲も彼の十八番で、よく弾いていた。
(アマヤンはすぐにやめてしまったけど・・・)


ということで、成城大学軽音楽部では、
オジーといえばこの曲だったのです。


ゴッチも相当ベスト5の選出に悩んだようだが、
小生と同様、Crazy Trainは不動の1位としていた。


逆に駒澤大学文学部歴史学科チームの3人が、まったく選んでいないのが面白い。


その代わり駒大チームは全員が、Miracle Manを挙げている。


MR.BIGに続き、大学のカラー?
(だから違うって・・・)


K先生とメタル博士Nさんが3曲被っているものの、
佐藤アサト師匠は、そのMiracle Manの1曲のみ。


というか佐藤アサト師匠のランディ時代ゼロってのが意外過ぎる。


続いて、3人のギタリスト別に選出数を見てみましょう。


【ギタリスト別選曲数】
ジェイク・E・リー(7回)
ザック・ワイルド(8回)
ランディ・ローズ(9回)


結果、ランディ・ローズが最も多かったのですが、
ほとんど差はないに等しいと言えるでしょう。


Randyrhoads.jpg


みんな選曲には相当悩み、
他にいくつも候補曲を挙げていたので、
別のタイミングでやったら、違うベスト5が出てきそう。


【アルバム】
各アルバムから選ばれた収録曲の総数
6.The Ultimate Sin(2回)
5.Dialy Of Madman(3回)
3.No Rest For The Wicked(4回)
3.No More Tears(4回)
2.Bark At The Moon(5回)
1.Blizzard Of Ozz(7回)


やはり1stの「Blizzard Of Ozz」が強い!
全部名盤だけど、特に名盤!


blizzardofozz.jpg


ギタリスト別選曲数では3位だったけど、
ジェイク時代の「Bark At The Moon」が2位というのも面白い結果だ。


以上が、アラフォーメタラーのオジー・オズボーン ベスト5となるのですが、
前2回同様、勝手にライブを想定してのセットリストを作ってみることに。


条件は、幸い総合ベスト3に5曲もあるので、これはマスト。


あとみんな選曲に悩んだということは、他にも良い曲がたくさんある証なので、
各々がベスト5に選ばなかった曲で構成してみます。


「第3回MAメタラー5人によるBEST5 SONGS:オジー・オズボーン セットリスト(俺様完全仕様)編」へと続く。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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