2014年02月24日更新

第7回MAメタラー5人によるBEST5 SONGS:ホワイトスネイク セットリスト(K先生完全仕様)編

「第7回MAメタラー5人によるBEST5 SONGS:ホワイトスネイク編」からの続き。


前回、挙げたMA(ミドル・エイジ)メタラー5人によるホワイトスネイクBEST5。


whitesnalekolflal.jpg


ここから毎度セットリストを作っていくわけですが、
白蛇はすべてのアルバムを聴いたわけではないので、
特にお気に入りの「Whitesnake ※邦題:白蛇の紋章〜サーペンス・アルバス」に偏る可能性が高い。


しかも、激しいメンバーチェンジを繰り返し、時代ごとに曲調も異なるため、
セットリストに統一した流れを作るのも難しい。


同じ曲名でもバージョン違いが存在したりと、ややこしいし。


面白いセットリストを作るには、
白蛇に対しての強い愛と知識が必要となってくる。


もちろん、白蛇は好きなバンドではあるが、
前述の通り、全てのアルバムを聴いているかというと否。


また、Y&T以外、俺様仕様のセットリストを作ってきたので、
ここで少し変化球があってもいいかなという思いに至った。


そこで、今回、白蛇のBEST5を選ぶ際も、
大いに悩んだ末に、こだわりの選曲を出してきたK先生にセットリストを作ってもらった。
※K先生のメタルブログはコチラの「元ペットショップ店長の『HR/HM覚書』」


Kteater.jpg
佐藤アサトのトモコレで何故かVo担当のK先生


「Whitesnake/白蛇の紋章〜サーペンス・アルバス」よりも、
初期ホワイトスネイクを愛して止まないK先生は、
果たしてどのような選曲をするのか?


以下、2枚組大盛りホワイトスネイク セットリスト(完全K先生仕様)


Disc.1
01.Fool For Your Loving【Ready an' Willing ※邦題:フール・フォー・ユア・ラヴィング】
02.Rough an' Ready【Saints & Sinners】
03.Come On【Snakebite】
04.The Time Is Right for Love【Trouble】
05.Walking In The Shadow Of The Blues【Lovehunter】
06.Standing In The Shadow【Slide It In】
07.Straight For The Heart【Whitesnake】
08.Now You're Gone【Slip of the Tongue】
09.Hot Stuff【Come an' Get It】
10.Crying In The Rain【Saints & Sinners】
11.Sweet Talker【Ready an' Willing】
12.Slide It In【Slide It In】
13.Mean Business【Lovehunter】
14.Only My Soul【Snakebite(後発盤収録)】


Disc.2
1. Breakdown【Snakebite(後発盤収録)】
2. Bad Boys【Whitesnake】
3. Lie Down (A Modern Love Song) 【Trouble】
4. Ready an' Willing【Ready an' Willing】
5. Don't Break My Heart Again【Come an' Get It】
6. Cheap an' Nasty【Slip of the Tongue】
7. Slow an' Easy【Slide It In】
8. Lonely Days, Lonely Nights【Come an' Get It】
9. Love Hunter【Lovehunter】
10.Here I Go Again【Saints & Sinners】
11.Take Me With You【Trouble】
12.The Deeper the Love【Slip of the Tongue】
13.Still Of The Night【Whitesnake】
14.Here I Go Again '87【Whitesnake(Bonus Track)】



【K先生 コメント】
MAメタラー5人が選曲したBEST5を全て含めて、セットリストを組んでみました。


1stEPの「Snakebite(後発の8曲入の方)」〜
9thの「Slip Of The Tongue」までのアルバムの中から、
2枚組ベスト盤方式でセットリストを作成してみました。


両Discにも、必ず各アルバムから最低1曲は選曲するという条件を設けた結果、
1stから9thまで、各アルバムから、全て3曲ずつ選曲。


「Whitesnake」収録曲は、MAメタラーたちがBEST5で4曲選んでいるので、
1曲だけボートラ扱いでDisc.2のラストに組み込みました。


いや〜、これが非常に難しい作業でした。


ジョン・サイクス在席時の「Slide It In」以降の3枚は、
アメリカナイズされたブリティッシュHMアルバム的なので、
曲順に凄く悩みました。


「Slide It In」は、ギターがミッキー・ムーディーとメル・ギャレィのUKヴァージョンと、
録り直したジョン・サイクスとメル・ギャレィのUSヴァージョンと日本盤が存在。


生憎、USヴァージョンの方しか所有していない為、
今回は、USヴァージョンの方から選曲しています。



ギターはジョン・サイクス


今回は2枚組設定ですが、2枚ともレコード形式で曲順を並べています。
要するに、A面、B面です。


Disc.1のオープニングは、
オリジナルヴァージョンの代表曲ともいえるFool For Your Loving





Rough an' ReadyCome OnThe Time Is Right for Love
Walking In The Shadow Of The Bluesまでは、
正統派なブリティッシュHRを堪能しつつ、
6曲目のStanding In The Shadow辺りから、徐々にアメリカナイズされたブリティッシュHMへ移行し、
A面ラストとして8曲目はバラードのNow You're Goneで終わらせる方式を採用しました。


そうすることで、
9曲目からまた、正統派ブリティッシュHRに移行する為に、
区切りが上手く行くと判断したからです。





9曲目は、正統派ながら、ややヘヴィで、アップテンポなHot Stuff
違和感を少しでも緩和させるのに、まあ良曲かなと思って選曲。


10曲目のCrying In The Rainは、原曲ヴァージョン。
「Whitesnake」の1曲目としてセルフカバーされた曲なので、
聞き比べるのに丁度良いかと。


9曲目〜14曲までは、アップテンポ→ミドルテンポの繰り返しで、
飽きの来ない様に並べてみました。


Disc1ラストのOnly My Soulは1stEP(後発盤)に収録されている、
いかにもブリティッシュ感漂うパワーバラードで締め括りました。


Disc.2のオープニングは、1stEP(後発盤)収録の正統派ブリティッシュハードロック、
疾走感溢れるBreakdownにする事で、
2曲目のBad Boysに余り違和感なく繋げられたのでは?という感じですかね。


3曲目のLie Down (A Modern Love Song) からは、また正統なブリティッシュHRになってますが、
A面ラストをSlow an' Easyにする為に、
自然な感じになる様に選曲したつもりです。





8曲目は所謂、B面1曲目に当たる曲なのですが、
Slow an' Easyが、比較的「Slide It In」の中でも、正統ブリティッシュHR寄りの為、
疾走感溢れるとか、考える必要もなく、自然な流れで繋げられる様に、
Lonely Days, Lonely Nights


8曲目Lonely Days, Lonely NightsからLove HunterHere I Go Againまでは、
比較的ミッドテンポのブリティッシュハードロックを堪能して、
11曲目のにちょっとアップテンポの曲Take Me With Youを忍ばせる事で飽きを防ぎ、
12曲目にSlip Of The Tongueからのバラードを違和感なく取り込めたかなと。





そして、最後は、“彼等の代表曲とも言うべき曲”で締め括りました。


そして、ボートラとして、佐藤アサトがBEST5に挙げてたHere I Go Again '87を加えて、
10曲目のオリジナルヴァージョンと比較出来る様にしてみました。


白蛇は、初期の頃は、ジョン・ロードのオルガンの影響も大きく、
ディープ・パープル色もかなり強い。


更に、ミッキー・ムーディーのスライドギターと、
バーニー・マースデンのツインギターが加わることで、
ユーライア・ヒープっぽくもあります。


ユーライア・ヒープのケン・ヘンズレーが、
オルガン兼スライドギター(スライドギターではない場合もある)だったので、
ジョン・ロードとミッキー・ムーディーが、ケン・ヘンズレーの役を担い、
バーニー・マースデンが、ミック・ボックスの役を担うといった感じが、個人的にしていました。


正に、初期ホワイトスネイクは、
パープルとヒープをミックスさせた正統派ブリティッシュHRでした。


ミッキー・ムーディーとバーニー・マースデンのツインギターによる、
英国色漂うギターソロとメロディーが、よりHR感を強めていました。


その後、同じ英国人ではあるけれども、
超絶なテクニックを持つジョン・サイクスにギタリストが変わったことにより、
ギターがメインサウンドになり、
ブリティッシュ色は薄れ、HRからHMになった感がありますね。


その為、今回のベストアルバム作成には正直、非常に大変でした・・・。


ということで、以上、
「第7回MAメタラー5人によるBEST5 SONGS:ホワイトスネイク セットリスト(K先生完全仕様)」でした。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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