先日、「第4回MAメタラー5人によるBEST5 SONGS:Y&T編」をアップしました。
佐藤アサトの「メタル無頼漢」からちょっぱりました。
この時、小生は「Y&T best of '81 to '85」しか聴いておらず、
ここからBEST5を選びました。
聴いた曲の数はわずか16曲。
正直、納得がいかない。
そして、このベスト盤を聴いて、
「俺は、きっと他のY&Tの曲も好きに違いない」という感触を得た。
さらに、N博士から送付された2014年1月の来日公演レポを読み返し、
K先生のブログでの熱きコメントを読み、埋め込まれたYoutubeの楽曲も聴き、
己のY&Tへの興味は、より一層高まった。
しかし、ベテランバンド故に、リリースされたアルバムは多く、
それを一つ一つ買いそろえると経済的に辛い。
N博士にお願いして、CD-Rに焼いてもらうという手もあったが、
HR/HMのアルバムに関しては、知人が既存曲で作ったコンピ以外、
コピーのCD-Rではなく、正規のCDを持っていたいという妙なこだわりがある。
そんな折り、「Y&T Earthquake The A&M Years 1981-1985」を入手。
なんと、Y&TのA&Mレコード時代のスタジオアルバム5枚とライブアルバム2枚、
合計7枚のアルバム、全68曲を4枚のCDにまとめ優れモノ。
iPodに全曲突っ込み、アルバムごとに曲データのプロパティを変更。
1stから順番に聴きまくり。
この3日間、Y&T漬けでした。
ということで、折角、A&M時代のアルバムを全て聴いたので、
改めてBEST5を選ぶことにしました。
でも普通に選ぶと前回のBEST5とあまりチョイスが変わらない可能性もあるので、
縛りを設けました。
・「Y&T best of '81 to '85」に収録されている曲は選ばない。
・ちょうどA&M時代にスタジオ盤を5枚残しているので、5枚のスタジオ盤から1曲ずつ選ぶ。
スタジオ盤のみ、選りすぐりのBESTソングなしのY&TBEST5。
以下、結果です。
5.Rock & Roll's Gonna Save The World【Mean Streak】
4.In The Name Of Rock【Down For The Count】
3.This Time【In Rock We Trust】
2.Hell Or High Water【Blakc Tiger】
1.Hungry For Rock【Earthquake】
5位は、もうタイトルだけで、ロック・アンセム決定。
ギターソロまで我慢できません!ってな感じで、ギターがわなないているし、
ソロの後も、まだ完全燃焼してません!ってな感じで、ギターが吠えている。
4位は、イントロがファイヤーハウスのRock On The Radioみたいだし、
(ファイヤーハウスの方が後だけど)
その後のリフがホワイトスネイクのFool For Your Lovingに若干似ている気がしなくもないが、
豪快なドラミングが、独特のドライブ感を生んでいる。
1985年の「Down For The Count」収録の曲で、
1stや2ndに比べるとメロディが後退してしまったけど、
全体的にパワフルだし、2本のギターが絡み合うソロも良い。
85年という時代にマッチしたロックチューン。
U2は“In The Name Of Love”だけど、Y&Tは“Rock”です!
3位は、I Believe In You級の泣きのバラード。
I Believe In Youの頃よりも味わいを増したデイヴ・メニケッティのヴォーカルが素晴らしい。
コーラスバリバリのサビのメロディラインの美しさといったら・・・。
もちろん、ギターソロもバリヤバです。
特にアウトロのギター。
それにしてもY&Tのアルバムは、〆にバラードが多いな。
2位は、グルーブ感溢れるリフとリズム、
ライブでやったら超盛り上がりそうなサビ、
抑え気味の前半と弾けたように弾きまくる後半に分かれたギターソロなど、
3分44秒の曲なのに聴きどころ満載。
最後は楽器陣がフェイドアウトして、アカペラの掛け合いになり、
アルバムで聴くと、次のForeveへと流れていくんだけど、もうこれがゾクゾクですわ。
1位は、Y&Tとしての記念すべき1stの1曲目。
Squeezeとかなり迷ったんだけど、
ヴォーカルが故フィル・ケネモア(b)だったので、
デイヴ・メニケッティのヴォーカリストとしての功績を讃える意味を込めて、
Hungry For Rockにしました。
メチャクチャかっこいいリフから始まり、追ってドラム。
21秒あたりのドラムのキメがたまりません。
これ以外にも細かいアクセント的なキメが頻発するので、
曲に変化がつく。
スピードと泣きの入り混じったギターソロも秀逸。
サビもライブだったら大合唱の大盛り上がりでしょう。
アルバムで聴くとフェイドアウトした後、
2曲目のDirty Girlのイントロへと続くんだけが、これまたゾクゾク。
マスターピース!
以上、A&Mレコード時代のY&Tのいろいろ縛りありのBEST5ですが、
本当にY&Tは良い曲が多い。
いや、良い曲が多いんじゃないんだな、
全部良い曲。
一曲たりとも捨て曲がない。
本当に何度、全身にズザザァ〜!と稲妻が走ったことか!
はっきり言って、上記、BEST5は超ムリクリです。
元も子もないですが、Y&TのBEST5を選ぶこと自体、実はナンセンスなのかもしません。
(まぁ、他のバンドもそうなんだけど・・・)
多くの名曲が収録されているベストアルバムからは選ばないという条件にもかかわらず、
これだけ悩まされる。
デイヴ・メニケッティのヴォーカルとギター、
デイヴを立てながらも印象的なアルペジやバッキングで魅せるジョーイ・アルヴィス、
それを支えるフィリップ・ケネモア、レオナード・ヘイズの正確で力みなぎるリズム隊。
バンドが一体となって奏でるY&Tサウンド。
この3日間、Y&Tを聴きまくりましたが、未だに飽きません。
今年、MAメタラー駒澤大学部隊、K先生、N博士、佐藤アサトの影響から、
Y&Tに入ったばかりの新参者ですが、声を大にして言いたい。
HR/HMが好きだけど、Y&Tは聴いたことがないというアナタ!
聴きなさい!!
俺が感動させてやるぜぇ(デイヴ・談)
HR/HMを聴き始めて20年以上だけど、
Y&Tは聴いたことがなかった。
人生損していたとさえ思います。
あぁ・・・2ヶ月前にこの状況だったら、
確実に1月10日に、N博士と共に川崎CLUB CITTA'の地に立っていただろうなぁ・・・。
次回、来日したら絶対に行きますわ。
後追いでここまではまったバンドは、久しぶりです。
今もLet Me Goが部屋に流れているのですが、感動的です。
次の曲は、確かメタル無頼漢・佐藤アサトご推薦のKnock You Out。
曲名通りノックアウトですよ!
で、次の曲が・・・I Believe In You。
おいら、今日、この曲何回聴いたかなぁ・・・。