2014年02月18日更新

港区 午後の部

<港区散策 一覧>
【1】「港区 午前の部」




「港区午前の部」からの続き。


港区の芝・大門でお昼ご飯といえば、
そう、この店です。


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今年の仕事始めとなった1月6日の初詣帰りに立ち寄って以来なので、
1ヶ月置かずしての再訪。
※関連記事:【散策の部屋】「芝大神宮」


前回と昨年11月に来た時は、牛肉麺を食べたので、
今回は牛肉飯にしました。


注文すると女性の店員さんに「辛いの知ってますか?」と聞かれた。
「百も承知よ!辛いの望むところです!!」


待っている間、LINEをチェックすると、
佐藤アサトから「増上寺」の近くに「増上寺」の歴代住職の巨大な墓地があることと、
「幸稲荷神社」という素敵な名前の神社があるという情報がもたらされた。


大分気になるが、「増上寺」の広い境内を考えると、
今回は無理かな・・・などと思案していると牛肉飯が運ばれてきた。


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いやー、美味い、辛い!


毎度、量が少なく見えるが、
食べてみると結構なボリュームで大満足。


この日は暖かかったのも手伝って、
コートいらないぐらい汗かいた。


腹を満たしたら、本日の目的地「増上寺」へ。


日比谷通りの「増上寺」の反対側には公園があり、ふっと見るとオブジェが。


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なんじゃらほい?
と思ったら、ちゃんと解説板がありました。


ついでに公園に植えられている松の木についての説明も。


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松原の復元だったのですね。
とはいえ、喫煙者が多く、嫌煙家には辛い場所です。


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と、ここで、右翼の街宣車かのようなスピーカー越しの声が響き渡ってきた。


その声の正体は、「増上寺」前の交差点に来て判明した。


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今日は何の日?
節分の日!


「増上寺」では、ちょうど節分追難式が行われており、
境内に入ってみるとこの人だかり。


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先程の「皇居東御苑」といい、今日は要所要所でついていない。


境内を見て回るのを諦め、「増上寺」に数カ所ある門を攻めるてみることに。


まずは先ほどくぐった山門の上層部へと続く階段。


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「ぶらタモ」でタモリたちはこの階段を上がり、
山門の踊り場へと立ち入った。


羨ましい。


続いて、「旧方丈門」。


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由来は解説板に譲りますが、
塗装の剥げ具合が時代を感じます。


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下手に塗装して修繕するよりも、
このまま残して欲しいな。


この後、日比谷通りを逆走し、
日比谷方面へと歩を進めると、
「旧方丈門」以上に剥げが目立つ「有章院霊廟二天門」が。


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「有章院(ゆうしょういん)は、徳川7代将軍家継を祀るために、
8代将軍吉宗が享保2年(1717年)に建立したもので、
当時は日光の東照宮に引けを取らないぐらい豪華だったそうな。


しかし、昭和20年(1945年)の空襲で焼け、
この二天門だけが残った。


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二天は先の「青松寺」でも登場した四天王のうちの2体で、
多聞天と広目天。


焼失する前は、残りの2体、増長天、持国天もあったのでしょうか?


と、ここまで来て、時計と睨めっこ。


佐藤アサトに教えてもらった「増上寺」歴代住職の墓と「幸稲荷神社」を巡って、
神谷町駅から日比谷線で日比谷駅まで行って出社というルートを採択。


日比谷通りを日比谷方面に進み、芝公園三丁目交差点を左折。
するとまたまた門が目に入った。


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これが駅名にもなっている「御成門」。


「御成門」とは“大名家や寺院などで、貴人を迎えるために設けた門”。
ってことは、「増上寺」のそれ用の門だったのでしょうか?


とにもかくにも「増上寺」は、境内も広しい、
奥深いのでまたの機会に!


でもって、話を戻して、日比谷通りを左折し、
「御成門」を左手に見ながら歩くと歩道橋があり、
登ってみると…


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あった!!あれこそ「増上寺」の歴代住職の墓に違いない!!


歩道橋を渡り、お墓の近くまで来てみるが、
壁に阻まれてしまう。


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入口は?


少し戻ると「浄土宗 安蓮社(あんれんじゃ)」という表札があるものの、
完全なるビル。


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お墓を擁する寺院には到底見えない。


でも、お墓を管理しているのはこのビルに違いない。


ちょー入りずらい。


迷った末、退散を選択したところ、スクーターに乗ったヤクルトのおばちゃんがやってきた。


そのまま「安蓮社」の敷地内にスクーターを停めて、ビルの中へと入って行った。


なんだか知らんが、ヤクルトおばちゃんが行けるなら、
俺も行けるだろう!と踵を返し、勢いに任せて敷地内へ。


で、撮った写真がこれと、


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これと。


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これ。


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一生懸命、勇気を振り絞って、無理して撮ったんだけど、
後でネットを調べたら、普通に「安蓮社」の公式HPで写真がガンガン掲載されていた。


続いて、佐藤アサトが、名前の響きが素敵だという「幸稲荷神社」へと向かう。


内堀通りを少し戻って、芝公園三丁目の交差点を右折し、
右脇にある坂道を登り、芝中・高等学校と正則高等学校の間を抜け左折。
道なりに進むと「幸稲荷神社」の手前に素敵な建物が。


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案内板によると「旧芝給水所」の遺構とのこと。


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敷地内には、建設当時の(明治28年)に使用されていた水道管や、
これぞ明治という感じのレンガ造りの浄水池などが保存されている。


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立入禁止なのが残念だ。


「旧芝給水所」のはす向かいの廃屋のお隣に、
お目当ての「幸稲荷神社」。


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江戸初期の寛永年間(1624〜1645年)に府内(江戸の市域とされた地域)古社十三社に定められ、
東京でも最も古い神社の一つと言われているそうな。


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そんなに大きな神社ではありませんが、
ちゃんと公式HPもあります。


特に案内板とかがなく、訪問時は良くわからなかったのですが、
下の写真の社宝・御祠石(みふくらいし)は、公式HPによると、


「増上寺観智国師夢に告あり、翌朝社頭に神拝の折、
 この石に腰を掛け誓約の事あり、 この石に水を注ぎ心願する
時はいかなる熱病もたちまち癒えるという。
また子供の夜泣き等ただちに止むと言い伝えられています。」


とのこと。


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増上寺観智国師といえば、先ほどの「安蓮社」にあった巨大なお墓に眠っている方。


ご近所さんなだけあって、縁があるんですね。


と、ここでふっとあることに気が付いた。


「増上寺」と「安蓮社」と「幸稲荷神社」を線で結ぶと三角形になる!


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三角形といえば!


フリーメイソン!!!


世界最大の秘密結社フリーメイソンといえば、「幸稲荷神社」から神谷町駅に行く途中、
「東京タワー」の裾野、飯倉交差点の手前にあるフリーメイソン東京支部「東京メソニックセンター」!!!


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更に、「東京ソニックセンター」と「増上寺」と「安蓮社」を線で結ぶと三角形になる!


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更に更に、「東京ソニックセンター」と「東京タワー」と「増上寺」と
「安蓮社」と「幸稲荷神社」を結ぶとそれぞれ結ぶと三角形だらけ!


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この一帯は、フリーメイソンの聖地だった!


信じるか信じないかは、アナタ次第!!!


うーん、ただの偶然でしょう!


さて、散策に戻ると飯倉交差点を右折し、桜田通りに入り神谷町駅へ。


時計を見ると13時20分。
出勤リミット時間まで40分ある。


以前、会社から最寄駅が神谷町駅のソニー・ピクチャーズ試写室まで歩いて行ったことがあり、
その時の所用時間を思い出すと、充分歩けるはず。


散策は基本歩くの原則に則り、会社まで歩くことに。


途中、先ほどの「愛宕トンネル」を通り抜けたくなり、潜りました。


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この後、「愛宕神社」の「出世の石段」を左手に見ながら、
新橋駅前経由、完全徒歩で出社しました。


思いがけない散策でしたが、ジョギングシュミレーターによると歩行距離は約11キロ。


結構、歩きました。


「皇居東御苑」には嫌われっぱなしだし、「増上寺」も思いは果たせなかったけど、
行ったことのなかった「愛宕神社」や、知らなかった「安蓮社」、「幸稲荷神社」、
「旧芝給水所」など、収穫の多い散策でした。


芝に潜む都市伝説も発見できたしね。


東京は大都会だけど、やっぱりワンダーランドだな。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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