<杉並区 一覧>
【1】「杉並区PART1 吉祥院」
「杉並区PART1 吉祥院」からの続き。
高井戸の「吉祥院」から「杉並区立郷土博物館」のある「和田堀公園」へと向かうべく、
環八を北上。
高井戸交差点を右折して、井の頭通りへ。
高井戸交差点の角にあるこの駐車場。
ここにはかつてマクドナルドがあった。
子供の頃、祖父母の家があった鎌倉に毎週末行っていたんだけど、
その際に、ここにあったマクドナルドのドライブスルーで朝食を買っていた。
ちょうどフィレオフィッシュが発売された頃で、
亡父は毎回フィレオフィッシュを食べては、胸焼けすると言っていた。
(ならば食べなければいいじゃないかと子供ながらに思ったものです)
因みに、社内に出たゴミは、第三京浜と横浜新道の間にある
保土ヶ谷パーキングエリアのゴミ箱に捨てていました
さて、「杉並区立郷土博物館」に向かう途中、
「大宮八幡宮」があったので立ち寄った。
縁起等々はめんどいので、公式サイトをご参照ください。
ポイントは源頼朝の祖先である源頼義(よりよし)が、
日本三社の一社のひとつである「石清水八幡宮」から勧請していることなか。
祭神は縁結び、安産、子育て、厄除け開運の信仰を集めているほか、
受験の神様「大宮天満宮」、衣食住の神様「大宮稲荷神社」、
竈(かまど)の神様「大宮三宝荒神社」が境内にあり、御利益沢山です。
他にも見どころがあるようだけど、
あまり時間がないのでまたの機会に。
「和田堀公園」の敷地内を流れる善福寺川に沿って、
多少迷いながら「杉並区立郷土博物館」に到着。
この長屋は、杉並区指定有形文化財「旧井口家住宅長屋門」。
井口家は、この【散策記】に何度も登場している。
杉並区井草の地名の由来にもなり、
武蔵野・三鷹の歴史を語る際に、決して外すことの出来ない名主だ。
【参考散策記】
「武蔵野市 PART4 再び八幡町編」
「三鷹市 PART1 上連雀 井口院」
この「旧井口家住宅長屋門」の井口家も然り。
入館料100円を払い「杉並区立郷土博物館」に入ると、
右手に常設展示室があり、原始・古代・から中世、近世、近現代へと続く、
杉並の3万年の歴史のあゆみを学べる。
じっくりと読む余裕はなく、駆け足だったけど、
特に江戸時代、新宿が出来るまで、
甲州街道の一番目の宿場町であった高井戸宿の再現模型が興味深かった。
館内は一部の展示物を除いて、撮影OKのようだったけど、
なんとなく自粛。
外にはこれまた杉並区指定の有形文化財「旧篠崎家住宅主屋」があるようなので、
館外に出ると、まず「愛新覚羅(嵯峨)浩ゆかりの白雲木」という案内板が気になった。
嵯峨浩(さがひろ)は、映画『ラストエンペラー』で有名な満州国皇帝愛新覚羅溥儀の弟、
愛新覚羅溥傑に嫁いだ人物で、その波乱万丈な人生から“流転の王妃”と言われている。
『ラストエンペラー』にも登場しているようですが、
随分前に見たきりなので、ほとんど覚えておりません。
でもって、毎度植物には疎く、どれが白雲木なのかわかりません・・・。
この木?
そして、こちらが「旧篠崎家住宅主屋」。
江戸時代の寛政年間(1789-1800)頃に建てられたと推定されている。
「旧篠崎家住宅主屋」の横には、
史跡めぐりの際、ちょいちょい見かける社があった。
しかもちゃんと解説付き。
“庇下(ひさしした)の「木鼻」に、夢を食べるという想像上の動物獏と、
獅子を丸彫りしています。”という記述がある
なんで獏?ってことで、ちょっと調べてみたのですが、
奥深すぎて・・・。
※参照サイト
ただ「木鼻」のデザインは、時代や宗派によって異なる。
といことは分かりました、
と、ここでさっきまでバリバリ晴れていたのに、
雨が降り出した。
風も冷たく、薄着で出てきてしまったので、かなり寒い。
「杉並区立郷土博物館」でゲットした“杉並区史跡散歩地図”を頼りに、
史跡に立ち寄りながら帰ることに。
以降、「杉並区PART3 成宗弁財天社」に続く。