<辰巳起点散策2 一覧>
【1】「辰巳起点散策2 PART1 富賀岡八幡宮」
「辰巳起点散策2 PART1 富賀岡八幡宮」からの続き。
次の辰巳での用事まで1時間半。
時は昼時。
どこで食べようか?
と、考えることが出来ないぐらい、この辺に食べ物屋はないので、
うどん屋、直久、どさん子といったラーメン屋、
サブウェイ、吉野家などがある「新木場駅」へ。
うどんって気分でもないし、直久はこの前食べたし、
どさん子は喫煙OKなんで論外だし、サンドウィッチも微妙だ。
他に何か食べ物屋はないかと、バスターミナルの方へ出てみると、
あるじゃないか!いろんな飯処が!
中でも超気になったのが、「新木場食堂 丸惣」。
“手づくりおかず100品目からお選びください”という文言にそそられる。
でも通路の奥にあり、ちょっと入り難い雰囲気を醸し出しているが、
ふと、通路の真ん中に置かれているモニターの横に置いてあった
「本日のオススメ」メニューを見て、さらにそそられる。
目玉焼30円!
モニターには刺身の文字も。
刺身食いたいなぁということで、
恐る恐る通路を進み、店頭へ。
お客さんが入っているし、禁煙じゃないにしても、
モクモクって感じでもなさそうなんで、入店。
まず刺身のケースがあり、
マグロ刺と書いてあるが、どうみてもマグロに見えない350円の刺身を選ぶ。
多分、ぶり。
奥へ行くと、魚を中心にした惣菜がたくさん!
超迷った末、さわらの塩焼きを手に取る。
そして、せっかくなんで、目玉焼も。
これにご飯を加えたこの日の昼食。
合計670円。
超安い。
魚中心で、好きなものが選べて、安くて美味しい。
店員さんの感じも良い。
女将さんが席まで来て、料理にかけてあるサランラップを取り除いてくれたりと、
当たり前のようで、意外と気が回らないところまでケアしてくれる。
うーん!良い店見つけました!
で、後で知人に聞いたら、古くからある有名なお店とのこと。
リピート確定の「新木場食堂 丸惣」を出ると、
近くの蕎麦屋の前で、気持ちよさそうに猫がぶっ倒れていました。
まだ少し時間があるので、1か所立ち寄ってみることに。
新木場駅から葛西臨海公園方面へ線路沿いに歩いて行くと、
木材関係の会社や倉庫が姿を現す。
何度か新木場に来ているが、初めて“木”を感じた。
で、上の写真に写っているJKホールディングスビルに入っているのが、
今回の目的地である「木材・合板博物館」。
ネットで新木場界隈を調べていた際に、たまたま発見した。
ビルに入るとロビーには熱帯&滝!
何よりも誰もいないのが、なんとも心細い・・・。
ロビーには、“堀江謙一さんの単独太平洋横断小型ヨット
「マーメード号」”が展示されていた。
1962年、日本字で初めて太平洋横断に挑戦し、成功させたそうな。
でも、これはレプリカだった。
モノ本は、サンフランシスコの国立海洋博物館にある。
ロビーの奥には巨大な木の根っこ部分が置いてあった。
“北米産アメリカンメープル(楓)巨大衝立〜葡萄杢の一品〜”。
意味わかんねぇ・・・。
がっ!
一番下の行を読んで目が点になった。
“ユーザー販売価格12,000,000円”!!
しかも消費税込!
12,000,000の消費税8%は、かなり痛いぞ。
超高額アイテムに驚きながら、
エレベーターに乗って「木材・合板博物館」がある3Fへ。
3Fに到着し、エレベーターのドアが開くと・・・
超ビビった。
ただでさえ人気がないのに、いきなりこれは驚くでしょ。
ひとりエレベーターの中で、慄いちゃったよ。
エレベーターを降りて右手に進むと「木材・合板博物館」。
やっぱり誰もいない。
係の人もいない。
モニター上映されている映像の解説音声が、
聞えてくる以外、人の声は聞こえない。
博物館展示コーナーへと至ったものの、
お客さん、係員、皆無。
博物館に人ゼロ・・・。
映像の解説音声が、寂しい館内をより寂しくさせていた。
お客さんがいないのは、まぁ、あるかもしれないけど、
係の人までいない、完全無人の博物館。
心霊スポットより怖いかも・・・。
このまま帰ろうかと思ったが、
せっかく来たのだからと、
プラスチック、木、アルミの壁に覆われた小部屋で、
雰囲気の違いを体感してみた。
他にも木の音の違いを知るコーナーとか、
いろいろとあるし、
4階も博物館のフロアなんだけど、全部スルー!
もう無人が怖い!
そそくさと3階エレベーター前に戻ると、
さっき乗ったエレベーターは、3階に止まったまま。
そして、やはりこいつの視線が怖い。
1階に戻ると、ロビーに階段が設置されており、
“「JK MUSEUM」ご自由にご覧ください”とある。
迷ったが、もうこの博物館に来ることはないと思われ、
とりあえず行ってみることに。
階段を上がると、
JKホールディングスの輝かしい功績を讃えたミュージアムのようだ。
すんません・・・
全く興味が沸かず、すぐに1階に降りて外に出ました。
JKホールディングスビルの横には広場があり、そこには巨木がドォーンと立っていました。
椨の木(タブノキ)という日本を代表する常緑広葉樹とのこと。
椨の府は宮廷の文書・財貨を納める所、役所の中心(国府・政府・幕府)、
事物や人の多く集まる所、「みやこ」の意味。
転じて、物事の中心を表す。
JKホールディングスのシンボルツリーだそうです。
広場にはJKホールディングスの創業者の吉田猛さんと奥様のチサトさんの銅像。
奥の壁には社員の名前が刻まれている。
そして、トドメがこちらの名言。
JKホールディングスには、リストラという言葉はないのでしょうか?
この辺り、なぜかわかりませんが、沖縄の匂いがした。
だからなのか、JKホールディングスビルの門番は、
シーサーでした。
あとで調べたらJKホールディングスは、業界最大手だそう。
しかしながら、今日の印象だけで判断すると、個人的には珍スポットですね。
子供たちの社会科見学には、良いと思います。
で、このあまりにマイナーな博物館について、
誰か語っている人はいないかと知れべてみたら、いました。
首都圏の珍スポットやイベントを紹介する「東京別視点ガイド」。
このサイトのレポートを読んでいくと、
なんと3階のエレベーターホールに飾られていた恐怖の犬の像とは、
違う像が置かれていた。
犬の像以上に強烈でした。
あんなのに出迎えられたら、もっと慄いていたに違いない。
そろそろ辰巳に戻らないとならず、
来た道を引き返すと、さっきの蕎麦屋の前の猫はまだ寝ていた。
辰巳に着き、用事を済ませる。
これまた空き時間が1時間半ほどあったので、
軽く周辺を散策することに。
以降、「辰巳起点散策2 PART3 辰巳桜橋」へ続く。