<辰巳起点散策3 一覧>
【1】「辰巳起点散策3 PART1 枝川」
「辰巳起点散策3 PART1 枝川」からの続き。
辰巳での用事の際、空き時間が2時間ほどあった。
ちょうど昼時だし飯を食いがてら出掛けることに。
辰巳周辺には飯処はない。
前日に行き、気に入った新木場駅の下にある「新木場食堂 丸惣」は、
生憎、日曜定休日。
ちょっと遠いけど、東陽町方面に行ってみることに。
「辰巳の森海浜公園」を両脇に見ながら小走り。
JR京葉線の「潮見駅」に近い、印象的な東雲北運河に架かる「深川暁橋」に到着。
橋を渡り道なりに進み、枝川小学校の手前を右折すると「しおかぜ橋」。
普通に直線で架かっている橋と異なり、
何度か曲がり角がある橋。
実は、午前中の枝川へ行った際に、「汐枝橋」から遠目にこの橋を発見し、
その構造がちょっと気になり、渡ってみたいと思っていたのでした。
橋の上から汐見運がを見ると、前日の「辰巳桜橋」同様、
くらげが漂っていた。
2度ほど角を曲がると、ちょうど京葉線の地下と地上の境目だった。
京葉線の左側には、雑草が生えたいかにも使われていないレール。
反対側へと目をむけると、同じく雑草が生えたレールとその先に車止め。
「廃線か?」と思いながら「しおかぜ橋」の螺旋状の下り坂を降りた瞬間、
どこかで見たことのある光景のような気がした。
瞬時に、昨年の10月に越中島貨物線の廃線跡を求めて、
歩き回った日のことが思い出された。
関連記事【散策の部屋】「越中島」
その時は陽が沈んでいて暗く、視野が狭かったが、見覚えがある。
というか、今まで散々辰巳に来ておきながら、
しかも越中島貨物線廃線の遺構である豊洲の「春海鉄道橋」には、
何度も足を運んでいるのに、
なんで去年の10月に巡りながらも暗くて、
思い通りにその痕跡を確認できなかった越中島廃線を辿ろうとしなかったのか?
この時点で東陽町行きをやめ、越中島廃線を追うことに。
昼飯のことは後で考えよう。
夜とはいえ、一度追っているので、
行き付く先が豊洲であることは分かっている。
豊洲に行けば、なんかあんだろ。
「しおかぜ橋」を降りた後、橋の上から見たレールを再確認。
豊洲方面
砂町方面
現在は貨物という名称ながら、工事用の列車のみが発着する
「越中島貨物駅」の方へ行ってみる。
“眠そうな犬の列車”が、停車中。
この辺は現役感を漂わせていますが、
「越中島貨物駅」は、錆だらけのレール山積みで、
“本当に機能しているのか?”と疑いたくなる状況だった。
道がここで行き止まりだったので、
来た道を戻り、いよいよ去年の10月に敢行した越中島廃線を追う旅、
日中バージョンへ。
「しおかぜ橋」の麓まで戻り、西の方へ住宅街を抜けていくと、
先程橋の上から見えた車止め。
そして、その対面をみると、まさに2013年に訪れながらも、
暗くて全く何も見えなかった越中島廃線の遺構が目の前に!
1989年に全廃となったレールが残っているだけでも、今の東京だと奇跡?
枕木の朽ち具合とか、もうたまりません。
このレールを敷設した人たちは、きっとほとんど生きていないでしょう。
汗水垂らしてレールを敷いた人たちの魂が籠ったレール。
このままにしておいて欲しいな。
こちらは反対側に回って撮った一枚。
ここも前回暗闇によってなんも見えなかった。
マンションの住民は目の前の線路をどう思っているのだろうか?
これは何の遺構でしょうか?
四角いコンクリートの基礎に突き刺さっているのは、
レールのように見えます。
首都高速9号線深川線が上を走る三ツ目通りを渡ると、
明らかにかつて線路だっただろうという更地があった。
と、土地勘がない人は、位置関係が良くわからないと思われ、
ここまで巡ってきた場所を地図で見てみる。
大体の位置関係は把握してもらえたかな?
さて、廃線追跡はまだまだ続きます。
廃線を追って三ツ目通りを北上し、
ぐるりと回り込んで上記地図のポイントAへ。
更地の反対側。
土地を活用できていないようだ。
振り返ると雑木林の奥にマンション。
シティハウス豊洲キャナルテラスという名前らしい。
シティハウス豊洲が建つ前は、レールが敷かれていたのは間違いないな。
「かもめ橋」を渡ると、午前中の枝川散策時に訪れた「白鷺橋」。
“半日間、俺は何をやっているのだろうか?”と自問。
まぁ、楽しいっすね。
本日2度目の「白鷺橋」を踏破し枝川上陸。
さっきは左折した枝川一丁目を右折。
「はまぐり橋」を渡りシティハウス豊洲の反対側へ。
駐車場の奥に見える黒っぽい建物がシティハウス豊洲。
そして、手前の駐車場こそ元線路っぽい。
振り返ってみると、やはりテッソー物流本社の駐車場。
この先には【散策の部屋】「越中島」で確認した橋台がある。
ほぼ間違いなく2つの駐車場には、かつてレールが敷かれていた。
で、昔の地図を見てみると思った通りだった。
駐車場の緩やかなカーブと地図のカーブが一致する。
枝川一丁目の交差点まで戻り、右折。
「あさなぎ橋」の上から撮った一枚。
【散策の部屋】「越中島」の時にほぼ同じ場所から撮ったけど、
やはり日中だと橋台はきちんと写る。
「あさなぎ橋」を渡り、近代的なタワーマンション、
シティタワーズ豊洲ザ・ツインへ。
レールを活用したオブジェ。
鉄橋の名残である橋台。
シティタワーズ豊洲脇の直線も元線路でしょう。
この道を進むと公園に出る。
ここはもう豊洲。
ここ最近何度も訪れている「春海鉄道橋」が近い。
しかし、シティタワーズ豊洲から「春海鉄道橋」までは直線で結べないので、
右側へかなりグイッと曲がらないといけない。
直線は名残が残り易いが、曲線は無駄に場所を取るので広範囲に影響が出る。
さっきの公園こそカーブのポイントでは?
で、こちらが1990年の地図。
丁度公園の辺りでカーブしている。
やはり!
それにしても、24年前に電車が走っていたとは到底思えない。
そして、そして、毎度の「春海鉄道橋」。
何度見てもたまらん。
「春海鉄道橋」からほど近いららぽーと豊洲では、
この日、アイドルグループの東京パフォーマンスドールが、
イベントステージでライブを行っていた。
結構な人だかりが出来ており、一部カオスと化しておりました。
さてさて昼飯だ。
麺が食いたい。
しかし、豊洲ってあまりラーメン屋のイメージがないし、
時間もない。
ららぽーと豊洲の飲食街は100%込んでいる。
正直、あまり惹かれなかったけど、
豊洲駅の交差点にあった「豊洲ラーメン」に入店し、
つけ麺を頼んだ。
13時半だからか、店内はそれほど込んでいない。
待つこと数分でつけ麺登場。
うーん・・・食べる前から味が想像出来てしまう。
そして、見た目通りの味。
申し訳ないけど、余ほどのことがない限り、
もう一度食べたいとは思わないな。
まぁ、580円というのが、救いではありました。
この後、豊洲から辰巳まで歩いて戻り、
用事を済ます。
で、その後、本日最大の空き時間、3時間!
朝、昼と散策しまくっていたので、
やや疲れてはいたが、3時間ボォーっとしているなんで無理なんで、
出掛けることにした。
以降、「辰巳起点散策3 PART3 荒川河口橋〜葛西臨海公園」へ続く。