今年一番の出没ポイントでは?
ってぐらい行っている辰巳。
ちょうど1ヶ月前の7月27日(日)にも、辰巳に繰り出しました。
【散策記】「辰巳起点散策2 PART1〜3」
例のごとく用事と用事の合間を縫って散策。
今回はあまり時間がないので近場にするしかない。
しかも昼飯も食べないといけない。
とりあえず腹を満たすために、新木場駅へ。
前回行った「新木場食堂 丸惣」が気に入ったけど、
日曜日なのでお休み。
結局、松屋へ。
久しぶりに松屋へ来たが、プレミアム牛めしなるものがあった。
公式サイトの画像より
イチオシのようなので食べてみたが、
正直、あまりプレミアム感はなかったなぁ。
黒胡麻焙煎七味が付いていたんだけど、
風味もなにもあったもんじゃない。
たまたまこの店の黒胡麻焙煎七味が、
使い古しだったのかもしれないけどね。
それにしても、
みそ汁、黒胡麻焙煎七味込みで737kcalだって・・・。
昼飯をファストフードで済ませたものの、
やはり時間があまりないので、新木場駅から近い夢の島公園へ。
公園のシンボルでもある夢の島熱帯植物館へ行こうと思ったが、有料。
大した入場料じゃないけど、払うからにはじっくり見たいので、
またの機会に回すことにして、そのまま夢の島マリーナへ。
快晴。
iPodのBGMは、ポイズンのサードアルバム「Flesh & Blood」。
メタルファンからはボロカス言われるポイズンだけど、
小生は好きです。
「Unskinny Bop」みたいなバカな曲もあるけど、
バーティ色を減退させたこのサードアルバムは、特に好き。
LAメタル。
派手、キラキラ、女、バブリー、ゴージャス・・・。
でもセックス、ドラッグ、アルコールまみれ。
一見華やかだけど、その実は・・・。
この例えが良いかわかりませんが、
バブリーな夢の島のヨットハーバー、
でもかつてはゴミの島。
何事にも表裏がありますなぁ。
いったい、どんな人がクルーザーを持っているのだろう。
それこそポイズンのセカンド「Open Up and Say...Ahh!」の
ブックレットに載っている写真のバブリーな感じが繋がる。
そんなポイズンを聴きながら、
炎天下だけど風が心地よいヨットハーバーを
夢の島熱帯植物館を左手にみつつ辰巳方面へと戻る。
この日の予報は、夕方から雷雨。
『首都消失』みたいな雲が、雷雨を予感させます。
この後、今年の3月にも行った第五福竜丸展示館へ。
まず、前回訪問時に見落としていた屋外の展示物。
第五福竜丸エンジン。
船自体、多難な歴史を持つけど、
エンジン部分も中々の数奇な運命を辿ってきたようです。
被爆 → 除染後、はやぶさ丸に改造 → 1967年廃船処分
→ 解体後、エンジンを奥地寿太郎が購入 →
同氏所有の第三千代川丸に取り付け → 翌年座礁・沈没
→ 1996年12月、28年ぶりにエンジン引き揚げ。
被曝、解体、売却、沈没、引き揚げ。
こんな船のエンジンないよ。
流石にアメリカンなポイズンを聴きながら、
第五福竜丸展示館へ入館する気はなく、停止。
一度来ているから、展示写真やテキストはざっと見る感じでしたが、
やはり第五福竜丸本体は、何度見てもインパクト大。
インパクト大といえば、第五福竜丸の船首の真下にある書籍の閲覧コーナーに、
衝撃的な写真集が置いてあった。
原爆の写真集。
凄まじい内容でした。
原爆投下後の写真は、
いくつも見てきたけど、この写真集には見たことのない、
それはそれは凄惨な写真がたくさん掲載されている。
戦時下とはいえ、兵隊じゃない一般人を殺戮したのに、
戦勝国だから許されるってのはいかがなものか?と思わずにはいられない。
『GODZILLA ゴジラ』の主要スタッフは、
映画を作る前にこの第五福竜丸展示館に来るべきだった。
それから、安倍晋三も来た方が良いよ。
自宅不在時に大手新聞社から、
支持率アンケートの電話がかかっていたみたい。
電話に出たかったなぁ。
おっと、政治と宗教の話はやめておけ。
そろそろ辰巳に戻らないといけない。
第五福竜丸展示館を後にし、
明治通りに架かる橋から撮った一枚。
雲が『首都消失』から『インデペンデンス・デイ』になっていた。
ここから辰巳方面に戻る途中、
夢の島公園で撮影したのがこの写真。
なんの変哲もない木の写真ですが、
ここで今から14年前の2000年にとある殺人事件が発生している。
この事件は、佐藤アサトから教えてもらった。
何度も夢の島公園の近くに来ているのにも関わらず、全く知らなかった。
今回の散策ネタで触れるかどうか迷ったが、
「事件の風化」ということを考えて記載することに。
2013年2月28日起きた地元吉祥寺の女性刺殺事件現場も、
事件当初は弔いの花が多数手向けられていたが、
今は何もないし、通行人は何事もなかったかのように歩いている。
夢の島公園の殺人事件で、
犯行に及んだ加害者は、25歳の男と少年6人。
逮捕されたのは25歳の男だけ。
ネットに上がっている犯行、逮捕後の供述、
裁判での態度を読むに、まぁ、酷いね。
暴行したのが中学3年生と高校1年生って・・・。
夢の島の事件も、吉祥寺の事件も、
結局のところ遊ぶ金目当ての犯罪で、未成年が関与している。
前者はたったの8000円、後者に至っては0円だ。
人命を金に換算するのはつもりはないが、
被害者の親の心境を考えると、マジでやるせない。
夢の島殺人事件の主犯格である25歳の男は、
同年の裁判で懲役12年の判決を受けている。
ってことは、何事もなければもうオツトメ完了。
更生していることを祈ります・・・。
処罰されなかった少年たちも30歳前後。
果たしてこの事件のことを今、加害者としてどう思っているのだろうか?
梅の香や
子をさきだてし
母ひとり
被害者の母親の俳句で、
事件から2年後の現場の花束にくくりつけられていたそうな…。
うーん、なんだか変な【散策記】になってしまったが、
たまにはこういうのも有かなと思う。
そして、この日の夕方は、予報通り、
今年何度目?といいたくなる雷雨でした。