<多摩自転車道散策記一覧>
「多摩自転車道 PART1」
「多摩自転車道 PART1」からの続き。
田無高校を後にし、再び多摩自転車へ。
ここいらへんでモトリー・クルーの「Dr.Feelgood」終了。
続いて、MR.BIGの「Lean Into It」
「Daddy,Brother,Lover,Little Boy」。
衝撃の一曲だ。
さて、田無高校から小金井公園は割と近い。
ここまで多摩自転車道は割と平坦だが、
突如勾配と印象的な巨木が出現する。
その勾配を下って左にある道を直進すると小金井公園へ至る。
多摩自転車道のこの先へは行ったことがない。
上り坂だが、MR.BIGの「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」が、
俺を盛り立てる。
時として、HR/HMソングが「サイボーグ009」の加速装置になる。
(この約1ヶ月後、MR.BIGのドラマー、パット・トーピーが、
パーキンソン病であることを表明・・・ショック・・・)
MR.BIGを聴きながら、ひたすらペダルを漕ぐ。
花小金井駅を越えて暫くすると、
小平にあった旧家を復元展示している「小平ふるさと村」へ到達。
まさかのテーマパーク。
明らかに好み。
入場無料だし、入園。
上の写真にある建物が、「旧小平小川郵便局舎」。
小平市の有形文化財の第1号でした。
お隣は消防署で、今でいうところの消防車的な役割を果たしたであろう、
放水車が保存展示されていた。
そんな消防署に飾られていた一枚の写真。
かつての消防署。
この他にも数棟の小平市有形文化財が、移築復元されている。
旧神山家住宅主屋
開拓当初の復元住居。
以下、公式サイトから引用。
小平の開発にあたって、
開発名主であった小川家に残る小川家文書(都指定有形文化財)によると、
「間口を広く、奥行きを狭く建て、建方は丸太の柱を掘立にし、
藁または茅麦藁(かやむぎわら)等で屋根を葺き、細竹を編んだ床、
あるいは籾殻(もみがら)、藁屑(わらくず)等を敷きその上に莚(むしろ)を敷く。
木材は、桁・梁は松、柱は栗材を使用。外壁は茅、麦藁で囲ったもの」
と記されています。
この住居は二人用の住宅で、間口三間半、奥行二間の上屋の外側に、
三尺の下屋(げや)がつくものです。
古文書に従い古い工法や、
かつて使われていたものと同じ材料(材種)を使用して復元したもので、
当時の生活がうかがえる建物です。
建物の中はこんな感じ。
雨上がりということもあり、
湿気がすごくカメラのレンズが曇る。
蒸し暑く、モアァとしており、
長時間の留まるのはちょっと辛いんだが、
昔の人はこの様な環境下で暮らしていたんですよね。
気候は今の時代と異なるかもしれないけど、
それでも今の時代の住居は超快適なんだなと、
改めて実感した次第。
続いて、「旧小川家住宅玄関棟」。
特筆すべきは、小生が2歳の時、昭和51年(1976年)まで現役だったことかな。
文化2年(1805年)に建てられたということは、
建替えまで174年間。
関東大震災にも耐えたということだ。
小金井公園には「江戸東京たてもの園」がある。
多摩自転車道沿いには、江戸時代の建物を知るスポットが2つもある。
「小平ふるさと村」を後にして、しばらくすると次なる寄り道ポイント。
小平駅のちょっと手前にある「小平あじさい公園」。
ちょうど6月なので、あじさい満開。
「小平あじさい公園」から300mほど進むと小平駅。
市の名前を背負っている割に、簡素な駅舎でちょっとビックリした。
小平駅から二つ目の駅、八坂駅を過ぎたところにある「八坂延命地蔵尊」。
昭和33年9月、八坂駅のガード下でトレーラーにはねられ、
命を落とした2人の小学校2年生男子を供養するための地蔵。
この後はひたすら一本道。
左手に「東村山中央公園」を見ながら突き進み、
新青梅街道を越える。
武蔵大和駅西交差点を過ぎると、いよいよ多摩湖の気配。
なかなかエグイ上り坂。
多摩湖の手前にある「狭山公園」には、
“たっちゃん池”という心霊スポットがあるんだけど、
多分、心霊要素皆無と思われ無視した。
頑張って漕ぐと多摩湖こと村山下貯水池へ到達。
以降、「多摩自転車道 PART3」へと続く