2014年08月10日更新

多摩自転車道 PART4

<多摩自転車道記事一覧>
「多摩自転車道 PART1」
「多摩自転車道 PART2」
「多摩自転車道 PART3」




「多摩自転車道 PART3」からの続き。


紅色の山門に吸い寄せられ、駐車場へ。


真言宗豊山派の「金乗院(山口観音)」。


駐車場の前には五重塔がそびえ立つ。


IMGP2162_R.JPG


五重塔の下に“仏国窟出口”。


IMGP2163_R.JPG


穴だ!
穴!!!


入るしかない。
しかし、ここは出口。


五重塔をぐるりと回ると入口発見。


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穴の中はこんな感じ。


IMGP2165_R.JPG


弘法大師たくさん。


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もうこの穴だけでも満足だったんですが、
「金乗院」は、これだけじゃない様な気がする。
何か匂う。


そして、予感的中。
ある意味、奇天烈なパワフル寺院だった。


五重塔から本堂の方へ行くため歩を進めると、
左手になんかお堂らしきものがあったが、
面倒なのでスルーして急な階段を下る。


すると手前の龍のオブジェも凄い建物が、
否応なしにこの建物が目に付く。


IMGP2171_R.JPG


そして、祀られているのがもっと凄い。


“ぽっくりさん”。


IMGP2173_R.JPG


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すげー、ネーミング。


本堂の裏手には、勾配を利用した数多の水子地蔵。


IMGP2174_R.JPG


その圧巻な光景は、「ありがた山」に匹敵するかも。


こちらが本堂。


IMGP2175_R.JPG


他が豪快な割に質素。


本堂の近くには、「新田義貞公霊馬」の厩(?)があり、
白馬が飾られている。


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“新田義貞公の白馬で鎌倉攻めの時、洪して戦鎭りて後(戦が鎮まった後)、
 此の山口観音で余生を送ったものです。”


白馬の奥には、
生理的にダメな人もいるであろう百頭の馬の彫像。


IMGP2176_R.JPG


凄い技術なんだろうけど、なぜか不気味だし、
白馬のオブジェも寂れた遊園地のメリーゴーランドみたい。


それにしても、鎌倉幕府滅亡に大きく関わった新田義貞ゆかりの寺院が、
こんなところあるとは・・・。


好きな武将として新田義貞を上げる人も少なくないが、
鎌倉幕府好きとしては、新田義貞はいつまでも敵視してしまう。


「新田義貞公霊馬」から更に本堂から離れていくと、
「金乗院(山口観音)」の山門。


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なんでかしらんが、この【散策記】、
表参道から寺院に入ることが本当に少ない。


今回も裏門だ。


裏口、勝手口から入る気分。


山門の左右には、阿形、吽形。


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なんか元プロレスラーの安田忠夫に似ている。


山門から本堂へと戻り、先程は本堂向かって左側から来たので、
右側を抜けていくと、「金乗院 八体守護佛」が立ち並ぶ。


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小生は寅年だから「虚空蔵菩薩 (こくうぞうぼさつ)」が本尊。


でも・・・。


不動明王が良かった・・・。


IMGP2185_R.JPG


なんか好きなんですよねぇ。
不動明王。


それにしてもこの「金乗院(山口観音)」は大仰というか、
豪快というか、全てが派手でハリウッド映画みたい。
でも、決してA級のビッグバジェットムービーではない。


「金乗院 八体守護佛」を左手に見ながら進むと階段があるんだけど、
まるで『D-WARS ディー・ウォーズ』ですよ。


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えっ?『D-WARS ディー・ウォーズ』がわからない?
珍品韓国映画です。


詳しくはこちらへ!
【裏部屋】『D-WARS ディー・ウォーズ』


てか、この映画の存在自体忘れていた。
まさか、寺詣で思い出すとは思いもよらず・・・。


階段を登り切り、チャリを停めた場所に戻ろうかと思ったが、
五重塔から本堂に向かう際、スルーした建物が気になり、
そこだけ改めて見ることに。


「南無千手観世音菩薩」。


IMGP2190_R.JPG


建物の中を覗くとこれ。


IMGP2189_R.JPG


「金乗院(山口観音)」の本尊は、千手観音だけど、
まさかこの緑色の観音様がご本尊?


いやいや、ご本尊が本堂に祀られていないのはおかしいでしょう。


そもそもなんか動物園感覚なんだよねぇ。
覗き見る感じがね。


この「南無千手観世音菩薩」を見て切り上げたけど、
「金乗院(山口観音)」は、弘仁年間(810年 - 824年)に開基されたとされる古刹。


にも関わらず、ポップコーンムービーのような派手さがある。


現在は、真言宗豊山派の寺。
真言宗豊山派は、新義真言宗の一派なんで、空海こと弘法大師没後に広まった宗派。


とはいえ、平安時代に確立した宗派なんで、相当の歴史がある。


個人的には珍寺でしたが、パワースポットでもありました。


奇天烈が萌える!


相当楽しかった「金乗院(山口観音)」を後にして、
チャリにまたがり再び出動。


以降、「多摩自転車道 PART5」へと続く。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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