昨年に引き続きまして、
11月7日(金)〜11月11日(火)まで沖縄に行ってきました。
※「沖縄2013」
11月7日朝4時に起床し、5時吉祥寺発羽田行きのリムジンバスに乗り込み、
一路羽田空港へ。
5時52分に羽田第一ターミナルに到着。
乗る飛行機は、JAT071便。
空気が澄んでいるからか、飛行機の奥に富士山が見える。
初冬を感じさせる光景。
冬は苦手だ。
だから沖縄に逃避する。
昨年は、本島と座間味島を攻めたが、
今年向かった先は、9年ぶりの上陸となる石垣島。
ドリーム・シアターの「A Dramatic Turn Of Events」、
ブラインド・ガーディアンの「A Twist In The Myth」、
ノクターナル・ライツの「Afterlife」を聴いているうちに、
石垣島上空へ。
美しい。
海の色が違う。
定時ちょっと過ぎに石垣島に到着。
「こんなに綺麗な空港だったっけ?」と思ったら、
2013年3月7日に新空港が開港していたのね。
初日はオリックスでレンタカーを借りて、石垣島一周。
9年前に石垣島に来た時もレンタカーで島を一周した。
あまり同じことの繰り返しは好みではないが、
たまには昔の思い出を辿ってみるのも悪くはない。
まずはド定番の「玉取崎展望台」。
筆舌に尽くし難い美しさ。
9年前に来た時と変わらぬ光景に感動。
しかし、ちょっと気になる看板が目に付いた。
これは「玉取崎展望台」の東屋の傍にあったもの。
更に少し遠くを見ると同じく“売地”の看板。
誰が買うのだ?
買って何を建てるのだ?
資本主義社会ですから、売買は仕方ないけど、
「玉取崎展望台」の景観を損ねるようなことはしないで欲しい。
さて、そろそろ昼時。
あまり石垣島の北東には食事処がないんだが、
そんな中、「石垣ランキング八重山そば編」で、
堂々第2位の「明石食堂」へ。
因みに1位の「八重山そば処 来夏世」は、9年前に行った。
11時30分過ぎに「明石食堂」に着くと、流石は人気店、すでに満員。
待つこと30分ぐらいで、ようやく店内へ。
カツ丼なんかもあったけど、やはりここはそばでしょう!
ということで、ソーキそばを注文。
えっ〜、「石垣ランキング八重山そば編」で2位。
納得です!
そばのコシ、汁の味、
そして、とんでもなく柔らかいソーキ!
これまで多くの沖縄そばを食べましたが、
かなり上位に食い込む美味さでした。
昼食後向かったのは、石垣島最北端の平久保崎。
「玉取崎展望台」に続き、2度目の訪問だが、
こちらも素晴らしい光景を維持しており、来て良かった。
ちょっとした丘がある。
そこに登るとまた違った光景。
丘を降りて灯台の麓へ。
灯台の左側に通路があり、そちらを進む。
ちょっとした入江に砂浜と、
その上に写真ではわかり難いが、岩窟が見られる。
陸から行くには勾配が厳しいし、
海からの上陸も遠浅なので難しそう。
灯台の裏側にあたる、岬の先端から撮った一枚。
大地離島(だいちばなりじま、※他にも呼び名あり)がよく見える。
「平久保崎」か400mほど離れた無人島。
こんなにも美しいコバルトブルーの景色がタダ。
30分ぐらい絶景を眺めた後、
来る時に通り過ぎた「伊原間サビチ洞」へ。
“日本で唯一、海に抜ける鍾乳洞”がウリ。
石垣島には有名な「石垣島鍾乳洞」がある。
9年前に行ったが、ライトアップとかされていて、
“ザッツ観光地”な感じ。
対して、「伊原間サビチ洞」はマイナーだし、
珍スポット臭がプンプンと漂ううえに、
なんと入場料を900円も取られる。
一瞬迷ったけど、ネタになるし、
一度行ったら二度と行かないだろうから、
とりあえず行っておけ!的なノリで立ち寄った。
近くに牧場があるからか、
家畜の臭いがキツイ駐車場に車を止めて入口へ。
商売っ気マンマンのおばちゃんに入場料を払い、
いざ、突入!
なかなかワイルドな雰囲気を醸し出しているけど、
中に入ると超明るい。
左手には大ウナギの池なる水たまりが。
うーん、ウナギいないでしょう・・・。
奥へと進むと、いろいろと見所があり、
名称が付けられているものの、どれもムリクリ感が否めない。
「海神の城」
海神ってなに?
どこが城なの?
「ナイアガラ」
まぁ、妥当なネーミングだけれども、
沖縄なのにナイアガラ?
これ以外にも“それってどうなん?”的なネーミングが点在。
うーん、やはりなかなかの珍スポットかも。
のんびり歩いて10分ぐらいで、出口が見えてくる。
鍾乳洞を抜けると左手に階段、右手に通路があり、
とりあえず右手に行ってみると、この光景。
先程の「玉取展望台」から見えた海がこの辺かな?
さらに道になりに進むと、こちらの光景。
岩壁の間に入り振り返ると、鎌倉の切通しを思い起こさせる。
切通しは人工的に切り拓かれ、それが風化して今に至るが、
こちらは人の手が加えられていない。
来た道を戻る途中にあった木の根っこ。
大地に根差すのではなく、岩に這う感じ。
潮風、台風時の強風などにも耐える。
なんとも逞しい。
鍾乳洞の出口の左手にあった階段を上ると遊歩道が。
しばらく行くと仏像が安置されていた。
仏像の手の形や組み方を印相という。
古来インドでは手の形で意思を現す習慣があり、
仏像の手の形も同様で、仏の思いを表現している。
この仏像の手は、ゴツゴツしていて判別しにくいけど、
恐らく“吉祥印”。
少し文献を漁ってみたが、理解できず、
コチラのサイトを参考までにリンク貼っておきます。
独自の文化を継承してきた沖縄で仏教。
珍しいなぁと思いながら、歩を進めると海岸に出た。
まるでプライベートビーチ。
それなりに広いビーチで奥の方に進むと、
印象的な岩があった。
岩、穴、珊瑚の化石、ヤシの木。
何気に凄いぞ、この岩は。
化石?
暫し海を眺めた後、戻ることに。
ふっと岩を見ると・・・
フジツボがびっしり!
フジツボがいる岩場で足を切り、
足の骨にフジツボが発生したという都市伝説があったなぁ。
因みに、フジツボは人体では生息できません。
大きなフジツボは食用にもなるらしんだけど、食べたことない。
パノラマ撮影
暫く海辺でマッタリした後、再度、鍾乳洞を通って車に戻った。
海に抜ける鍾乳洞、変なネーミングではあるが、
見どころもそこそこあるし、貸切状態の海も綺麗だった。
しかしながらこれで入場料900円はちょっと高いぞ。
「伊原間サビチ洞」を後にし、石垣島一周ドライブを再開。
しばらく運転をし、次に向かったのは米原ビーチ。
このビーチには思い出がある。
本ブログで、今から9年前に記している。
【伊藤Pの部屋】♯092「無知」
久しぶりに読み返してみたけど、やっていることが若いなぁ〜。
まだ30代前半だもんなぁ。
9年ぶりに来たわけですが、ちょうど曇ったせいか、
水面があまり綺麗に見えない。
風も強く、若干寒いので早々に立ち去った。
で、再び車を走らせ、石垣島ド定番の川平湾。
やっぱりここの海は抜群に綺麗ですね。
普通ならグラスボートなのでしょう。
しかし、前回、グラスボート体験済なんでパス。
代わりに川平ビーチを歩いてみた。
ゴミが落ちていないのは、地元の人たちの努力なのかな。
行き届いた感のあるビーチの途中にあった階段。
こういう舫いもあるんですね。
こちらは入江の入口付近。
観光客もここまではあまりやってこない。
戻る途中、海岸に着いた時から気になっていた鳥居へ。
鳥居をくぐると建物。
沖縄の信仰における聖域である御嶽(うたき)かな?
建物の中はこんな感じ。
更に建物の裏手に回ると石垣に平石。
奥を見ると線香立て。
やはり御嶽のようだ。
御嶽は男子禁制なんで、これ以上は入れません。
鳥居は神社にあるもので、
独自の信仰文化を形成している沖縄には似つかわしくない。
ではなぜ御嶽に鳥居があるのか?
明治時代に琉球王国が、沖縄県になり皇民化政策の結果、
鳥居が建てられた。
琉球独自の信仰と神道がごちゃ混ぜ状態ってこと。
この辺のネタは掘り返すとえらいこっちゃなんで、サラッと流しましょう。
で、川平湾にはもうひとつ信仰建築物がある。
川平湾の駐車場のすぐ傍にある「川平観音堂」。
美しい川平湾を見たいがためか、観光客はほとんど無視な観音堂。
由緒は解説板に譲ります。
記述にあるマーラン船は、沖縄独特の幌船。
興味がある人は、マーラン船で検索。
さて、時計を見ると4時過ぎ。
少し小腹が減ったので、おやつタイム。
ブルーシーのアイスを食べることにしたんだが、
種類がたくさんあって超悩む。
結果、あまり東京ではお目にかかれない、
“田芋のデザートアイス”をチョイス。
田芋と書いて“ターンム”と読む。
サトイモだな。
で、これが大当たりの美味しさでした。
アイス屋さんのお隣にお土産屋があり、
そこで宿での酒の肴を物色するもピンとこない。
沖縄で食材を買うのなら、お土産屋ではない。
商店だ。
と思っていたら、川平湾の駐車場の目と鼻の先に商店が!
早速入店。
まず、泡盛を探すと請福の4合瓶(720ml)を発見。
値札がなかったので、お店のおばちゃんに聞くと、
税込600円!
流石は石垣の酒造。
請福は東京でも容易に入手できる泡盛の定番だが、
セブンイレブンだと900円から1000円、
「わしたショップ」でも600円では買えない。
泡盛と一緒に鳥の唐揚げと魚の天ぷらを購入。
レジで会計をしていると、島豆腐が目に付いた。
90円。
醤油がない旨をおばちゃんに伝えると、
塩分があるからそのままで大丈夫と。
ついでに「おいしいよぉ〜」と言われ、
レット・イット・ビー。
やはり商店は素晴らしい!
満足気分で車に乗り込み、次の目的地へ。
本日の石垣島一周には最終目的がありました。
それは日の入。
9年前の石垣島訪問でも日の入を見た。
とんでもなく美しい光景だった。
東京では絶対に見ることは出来ない。
もう一度見たくて、石垣島一周も東から回って、
西側に辿り着くルートをとった。
もしもみなさんが、石垣島に行くことがあって、
夕陽が見たいのであれば、反時計回りの観光をおすすめします。
最強のサンセットを見るべく、向かったのは観音崎。
と、その前に観音崎の目と鼻の先にある観光スポットへ。
「唐人墓(とうじんばか)」。
咸豊2年(1852年)に起きたロバート・バウン号事件で犠牲になった
中国人苦力(クーリー、労働者の意)の慰霊のために
1971年(昭和46年)に建立された。
詳細はリンク先にに譲る。
http://www.ishigaki-japan.com/jp/kankou/toujinbaka
そして、「唐人墓」の目と鼻の先にあるのが、観音崎の灯台。
段々と陽が暮れてきた。
「唐人墓」の近場から撮った一枚。
右の方に見える東屋が観音崎。
そちらに向かう途中に階段があり、
まだ少し日没までに時間がありそうだったので、
登ってみると探検心をくすぐる光景が。
誰もいないし、少し不気味な感じもするが、
観音崎に来る機会はそうそうない。
突き進み左手を見ると穴!
きっと波や風によってぶち抜かれた天然の岩窟なのでしょう。
身をかがめて潜り抜けると、この景色。
ほぼ穴の直線に太陽が位置しており、
まるで太陽光線によって穴が開いたようだ。
太陽の右手に見える島は西表島。
その手前の割と平たい島は小浜島。
左手に少しだけ見えるのが竹富島。
少し岩場に登ってみたりしたが、
足場も悪いので、撤収。
丁度、穴の真上にある展望台へ行き、
サンセットを堪能することに。
17:38の太陽。
17:53の太陽。
なんとそれから2分後、17:55の太陽。
沈んだ。
こんなにも美しい夕陽を見ることが出来た。
感謝。
残りの人生で、この観音崎に来る機会はあるのだろうか?
トワイライトゾーンと化した観音崎を後にし、
向かった先は、車で数分、
本日から2日間連泊となる宿泊場所「石垣リゾート グランヴィリオ」。
ネット上の評価が高いホテルですが、
それも納得の素晴らしいホテルでした。
基本、旅行の際に宿泊先にはこだわらなかった。
日中遊んで、夜飲んで、あとは寝るだけだから、
宿なんて眠れる場所さえ確保できればいいと思っていた。
そんな小生のこだわりをものの見事にへし折るほど、
「グランヴィリオ」は良かった。
従業員さんたちの接客、部屋の広さ、清潔感、
全てが花丸でした。
この日の夕飯は、ホテル内の沖縄郷土料理屋「舟蔵」。
オリオンビールとお通しとモズク。
お通しは、良くわからんが一番左がモーウイかな?
真ん中は、マグロ。
右は豆腐だけど、島豆腐ではなさそう。
ちゃんと聞いておけば良かった。
でもって、この4品の中でモズクが最強に美味かった。
続いて、お刺身。
店員さん「マグロとクルキンマチのお刺身です」
クルキンマチ!?
なっじゃそりゃ!?
スマフォで調べたら姫鯛だった。
姫鯛は東京だったら高級魚だ。
次いで、煮物。
ターンム(田芋)が絶品。
わしたショップでターンム売っているけど、
一個600円台。
芋が600円。
自宅近所の沖縄料理店「琉球」のメニューにもあるが、
800円ぐらいした。
芋が800円。
まぁ、いいや。
美味しく頂いていると、三線ライブが始まった。
沖縄料理を食べながら島唄を聴く。
この後も、石垣牛やグルクン、八重山そばを頂いた。
石垣牛は、スジが多い。
そういう牛なのかな?
かつて高級スーパーの精肉部で働いてたんで、
肉の良し悪しはそれなりに分かっているつもり。
若干、肉が残念ではありましたが、
概ね、美味しかったです。
フロント傍のスペースで、カチャーシのイベントをやっていた。
見ればよかった。
この後、風呂に入り、就寝。
こうして石垣島1日目が終わった。
「沖縄2014 2日目」へ続く。