2014年12月22日更新

沖縄2014 2日目

<沖縄2014 散策記一覧>
「沖縄2014 1日目」




「沖縄2014 1日目」からの続き。


翌朝。
6時に起床。


部屋の窓から月を撮る。


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「石垣リゾート グランヴィリオ」のバイキングで朝食。


目移りしてしまうほどの品数だし、美味しい。


石垣島2日目は、船に乗って石垣港から海へ!


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数分でポイントに到着。


竹富島。


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奥に西表島、手前は小浜島。


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石垣港から南西のポイントでしょうか?


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機材から明らかなとおり、本日一発目のイベントはダイビングです。


ダイビングをするのは、まさに9年前の石垣島以来。


耳貫が超下手でそれだけが心配。


インストラクターの注意事項をしっかりと頭に入れ、
いざ石垣島の海にダイブ!


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船から垂らされた縄を伝いながら海に潜っていく。
ひたすら耳貫。


ちょっとでも潜ったら耳貫。


かなり慎重に耳貫をしていたところ、
なんとシュノーケルのマスク内に水が浸水!


パニクッているとインストラクターが近寄り、
身振り手振りで水の出し方を教えてくれるが、
なかなかうまくいかない。


一旦、上がりたいと手で合図するも、
インストラクターは「大丈夫だから」という仕草で、
こちらのアピールをスルー。


む、無情・・・。


しかし、インストラクターの考えは正しくて、
やがてマスクから水は抜け、耳貫もなんとか出来て海の底へ。


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若干、濁りがある。


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それでも珊瑚と魚がたくさん!


数十分間、海の中を楽しみました。


一旦、船に戻り、マンタ(オニイトマキエイ)を見るために別のポイントへ移動。


船は石垣島の沿岸部の左側、南西から北西へ。


途中、見えた御神崎(うがんざき)の灯台。


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崎枝湾と川平湾の間の辺りの沖合に到着。


9年前に石垣島に来た時も体験ダイビングをした後、
北上してマンタシュノーケルをやったんだけど、
確か、その時もこの辺りに停泊した記憶がある。


聞くに、海を回遊しているマンタは、
このポイントに身体を浄化しにくるそう。


9月〜11月は遭遇率が最も高いが、
海が荒れる時期で、船が出せないことも多く、
実際に昨日は波が高くてこのポイントへ来られなかったとのこと。


今日は幸いポイントまで来ることが出来たけど、
先程のポイントよりもうねりがある。


乗り物酔いをする人だったら辛いだろうな、
というぐらい揺れる船から海へ入水。


今回はダイビングではなく、シュノーケリングなので、
海面から海の底を覗きマンタがいないか探す。


程なくマンタ発見!


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この日は大当たりで、数尾のマンタが泳いでいた。


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マンタを見ると誰も知らない『ナビゲイター』というSF映画を思い出す・・・。


先程と同じシュノーケルマスクを使用していたんだけど、
やはり水が入るので、インストラクターの人にその旨を告げる。


確認してもらったら、確かに水が入るとのことで、
次回、海に入る時は別のものを貸してくれるというが、
先程のダイビングのことを思い返してヒヤッとした。


船に戻りると、一緒にツアーに参加した人の中には、
船酔い、波酔いをしている方々が数名。


幸い、生まれてこの方、乗り物酔いを経験したことがない。


波が弱いポイントへ移動して昼食。


パンとスタッフ自家製のシチュー。


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美味しくてお代わりをしてしまいました。


昼食後、最後のシュノーケリングをするため、
石垣島の西側に位置する名蔵湾の沖合へ移動。


ここにギネス級の巨大コモンシコロサンゴがある。


下の写真の海面に白く写っているのが、巨大サンゴ。


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なんとなく9年前のダイビングの記憶が蘇る・・・。
この光景見たことがあるなぁ・・・。
ここ、9年前に来たかも・・・。


一番最初のダイビングのポイントも、
同じような場所だった気が・・・。


ダイビングポイント、マンタシュノーケル、
巨大コモンシコロサンゴと、9年前をなぞっている?


他にもダイビングポイント、たくさんあるだろうに・・・。


まぁ、綺麗だからいいんだけどね。


と、思いながら、海に浸かる。


コモンシコロサンゴはデカ過ぎて、写真一枚に収まりません。


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流石はギネス級のサンゴ、
ダイバーがたくさんいました。


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サンゴの表面は、豆みたいで、
小さい魚たちが群がっている。


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巨大サンゴを堪能していると、
インスタラクターの人が素潜りをして、
円盤のような生物を海底から取って来てくれました。


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取り急ぎ頭の上に乗っけてみる。


名前は忘れた・・・。


続いて、さらに深いところへ素潜り。


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手につかんでいるのは、ナマコ。


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沖縄の海では珍しいものではありませんが、
昨年、座間味島でシュノーケルをした時に、
頭の上にナマコを載せて写真を撮ったという話をしたため、
インストラクターがわざわざ捕獲してくれた。


ナマコの手触りは、ぶにゅぶにゅ、ぬるすべ。


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このナマコはニセクロナマコ。
食べれません。


ということで、海に戻しました。


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さらば、クロナマコ。


コモンシコロサンゴを泳いでいると、
海底に「ゼビウス」みたいな人工物らしきものがあった。


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インストラクターの人に聞いてみたところ、
詳しくは分からないが、魚を獲る仕掛けか、
海の調査で使用した機材がそのまま放置されているのでは?
とのことでした。


そろそろ戻りましょうということで、
本日のダイビング&シュノーケリングは終了!


さて今回、お世話になったダイビングショップは、
「シーベース カビラ」


9年ぶりというほとんど初体験者状態な小生でも、
安心して海に潜ることが出来ました。


ありがとうございました!


一旦、ホテルへ行き、シャワーを浴びてから、
レンタカーを返しに出かける。


途中、せっかくなんで少しだけ観光。


まずは、県営真喜良団地3棟の傍にあるコンクリート製の給水塔。


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昭和を感じさせ哀愁を誘いますが、
調べたところ老朽化による団地の整備が検討されていて、
2016年から近くにある新川団地を高層化し、
真喜良団地の住民もそこに移転する計画があるようだ。


「八重山毎日新聞 2014.5.19の記事」


真喜良団地の跡地は民間活用用地として利用する方針なので、
リゾートホテルか何かが建つのかな。


当然、この給水塔も取り壊されるのでしょう。


次回、石垣島に来る機会がいつになるかわからないけど、
その頃にはもうないんだろうなぁ。


続いて向かったのが、石垣島観光の定番「桃林寺(とうりんじ)」。


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八重山初の仏教寺院で、宗派は臨済宗。


薩摩藩が八重山検地した際、
琉球王国に進言して1614年に創建された。


琉球ならではの独自文化が発達した沖縄で、
お寺は珍しく一度見ておきたかった。


赤瓦の山門には仁王像が。


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1737年に作られたといわれる
沖縄県内に現存する唯一の仁王像。


県指定文化財。


山門をくぐり、本堂を拝もうと思ったら、
丁度、開山400年大祭が実施されており、
テントが張られていて見えませんでした。


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随分と前の話だけど、
わざわざ「修善寺」を見に行ったものの思いっきり改装中で、
全く本堂を見ることができなかったことを思い出した。


山門、本堂もそうでしたが、鐘楼も赤瓦作り。


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こちらは本堂の赤瓦。


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ヤシの木と仏教寺院。
東京ではなかなか見ることの出来ない光景。


本堂向かって右手の塀越しに赤い建物が見えたので、
行ってみる。


まず入ると沖縄の古民家のような建物があった。


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昨日の川平湾にあった御嶽にも同様の建物があり、
鳥居、謎の建物、御嶽が一直線上に配置されていた。


これはなんざんしょ?


近くある解説板によると、
室内に土間を取り込み両脇に祭壇をはした「拝殿」でした。


確かに川平湾の「拝殿」にも祭壇があった。


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川平湾の「拝殿」


「拝殿」の奥に行くと、
塀越しに見えた赤い建物の正体「権現堂(ごんげんどう)」。


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1614年に「桃林寺」とともに建立され、
1771年津波の被害に遭い、1786年に再建。


それでも現存する沖縄最古の木造建築で、
日本最南端に位置する近世社寺建築物。


国指定重要文化財。


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アァァァァ〜


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ンンンンンゥーン
なんとなく、長谷川町子先生のタッチに似ています。


国宝級の建物をタダでみることができました!


「桃林寺」の真ん前は、石だらけ。


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これはなんざんしょ?


近くにある解説板によると、
琉球庭園で、仲本家の庭の一部を主庭として、
五つの築山と出島からなり、琉球石灰岩の石組と
ソテツ、ツバキ等の植栽を配置した枯山水庭園とのこと。


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仲本家は、19世紀に要職を務めた高級士族。


レンタカーを帰す前に、もう一つだけ寄り道。


太平洋戦争時に受けた銃撃の弾痕が残っている石垣地方気象台へ。


大戦時の弾痕に歴史の重みを感じるタチなので、
出来ることならば見ておきたかった。


しかし、石垣地方気象台へ着き、
周辺、中庭を歩き回るも弾痕跡がある南側の外壁が見つからない。


iPhoneで調べてみたが、結局だめ。


しかし、石垣地方気象台には、
もう一つ弾痕が残っていることを知る。


それがこちらの胸像。


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岩崎卓爾(いわさきたくじ)。
この石垣地方気象台で台風の研究に従事するだけでなく、
八重山地方の生物や民俗、歴史に関する研究も行った人物。


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岩崎卓爾の胸像の裏側に回ってみると、
左肩の下に丸い跡がある。


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これが太平洋戦争時に受けた弾痕。


胸像は昭和7年に作られた。


南側外壁の弾痕が心残りだが、
時間がないので、レンタカーの営業所へ。


途中、交差点にあったガジュマルの木。


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思いっきり営業所の看板を見落として、
通り過ぎ、Uターンしたら軽い渋滞に巻き込まれ、
時間をそこそこロスしたものの無事返却完了。


送迎バスで、昨晩に続き連泊する
「グランヴィリオ」まで送ってもらった。


ホテルに帰ると日没直前!


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ホテルの前の防波堤でサンセットを鑑賞。


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ずっと眺めていたい光景だが、
アッという間に太陽がいなくなってしまった。


太陽を拝んだ後は、夕飯。


今夜のディナーは、ホテルに隣接している
石垣牛焼肉&ダイニングの「流華」。


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せっかく石垣島に来たのだから、
石垣島のブランド牛をしっかり食べないと!


前菜はアグー豚の豚シャブサラダ。


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石垣牛カルビ、ロースと島豚ウィンナー。


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早速、焼き焼き。


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さて、石垣牛ですが、
カルビは柔らかくてあまりクセのない味。


一方、ロースはやや固さを感じた。


まぁ、美味しんだけど、
毎年の海や年末に食べている「三浦屋」の肉と比べると…。


きっと石垣牛にもランクがあるのでしょう。


因みにゴーヤは、網焼きだと焦げるぞ!


石垣牛を食べた後、
仲田かおりのライブが開催されるホテルのロビーへ。


仲田かおりを「知っているか」と問われると、
「知らない」と答えるのだが、沖縄出身の歌姫という触れ込み。


そんな歌い手さんの生ライブの機会を逃す手はない。


立ち見が出るほどの観客に埋め尽くされたロビーに、
仲田かおりが登場し、「パーマ屋ゆんた」、
「芭蕉布」、「安里屋ユンタ」といった島唄を歌う。


これが、メチャクチャ上手い!!


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沖縄の歌姫といえば、夏川りみだが、
仲田かおりも凄いぞ。


透明感があって、憂いがあって、優しさがある歌声。


「涙そうそう」と「花 すべての人の心に花を」では、
様々な思いが去来して、不覚にも泣いてしまった。


美しい歌を聴いたら、美しいものを見たい。


ということで、24時間開放されているホテルの屋上へ上がり、
星空観測。


満天の星空とはいえないけれど、
東京よりもたくさんの星が見えた。


残念ながら写真には写らない。


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石垣港方面。


一風呂浴びて、部屋でオリオンビールや泡盛を飲み寛ぎながら、
本日のことがブログにアップされていないかと思い、
「シーベース カビラ」のHPにアクセス。


そこで思いがけない一文が目に入った。


「シーベース 閉店のお知らせ」


なんと、11月30日をもって閉店するという。


このニュースはとても残念だったけど、
この日は、海、寺、戦跡、ご当地グルメ、
島唄、夜空と沖縄を満喫できました。


以降、「沖縄2014 3日目」へ続く。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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