「虎ノ門 金刀比羅宮」、「辰巳起点散策5 PART1〜3」に続きまして、
2014年散策未アップ第3弾。
「日経トレンディ」が毎年発表している「年間ヒット商品ベスト30」で、
2012年に堂々第1位を獲得したのが何であったか、皆さん、御存じでしょうか?
30位 キッズダンス
29位 お掃除ロボット
28位 もて涙袋 モイスチャー
27位 バトロボーグ20
26位 東京チカラめし
25位 金環日食
24位 ヘッドマウントディスプレイ HMZ-T1
23位 メタリックナノパズル
22位 タトゥーストッキング
21位 アレジオン10
20位 レノアハピネス アロマジュエル
19位 GALAXY S3&Note
18位 俺のイタリアン&フレンチ
17位 太陽のマテ茶
16位 アクア(小型ハイブリッド車)
15位 コンビニ和スイーツ
14位 マイヤー 電子レンジ圧力鍋
13位 ソニッケアー エアーフロス
12位 N BOX(軽自動車)
11位 塩麹
10位 黒ビール系飲料
09位 街コン
08位 キリン メッツ コーラ
07位 おさわり探偵 なめこ栽培キット
06位 JINS PC
05位 フィットカット カーブ
04位 マルちゃん正麺
03位 国内線LCC
02位 LINE
以上が、「日経トレンディ」による「2012年ヒット商品ベスト30」の30位から2位。
中には、“あぁ、こんなんあったねぇ〜”というのもありますが、
比較的生き残っている商品が多いように思います。
そんな「2012年ヒット商品ベスト30」の第1位を獲得したのは…
東京スカイツリー!
2012年5月22日に開業した高さ634mを誇る世界一ノッポのタワーだ。
オープンして早2年半以上、
高いタワーですから遠目には見たことがあるけど、
登ったことはないし、もっというと近くから拝んだこともない。
ということで、年の瀬も押し迫った2014年12月末に行ってみた。
地元の吉祥寺から中央線、銀座線を乗り継いで、浅草駅へ。
浅草に来たのは、光武蔵人監督と一緒に
『サムライ・アベンジャー/復讐剣 盲狼』の小道具を買いに来て以来なんで、
なんと7年ぶり。
浅草駅4番出口から出てすぐ、
落語の超有名な人情噺「文七元結」に登場する吾妻橋から、
アサヒビールタワー、スーパードライホール(通称、うんこビル)と
スカイツリーのスリーショットを撮影。
うんこビルは、フランスの有名な建築家フィリップ・スタルクが手掛けた。
にも関わらず、なんで“うんこ”なのか?
アサヒビールとビルのデザインの打ち合わせで来日したフィリップが、
歓迎会で牡蠣を食べてあたり、腹を下しまくった腹いせでうんこのデザインになった。
などという説もあったりしますが、
躍進するアサヒビールの心の象徴を表しているとのこと。
うんこではなく、炎でして、
「炎のオブジェ」が正式名称。
「文七元結」の主人公、左官屋長兵衛が、この光景を見たらどう思うんだろうなぁ。
うんこビルを左手に見ながら歩くこと数分で、
東京スカツリーの麓へ到着。
うーん、やはり近くから見上げると、その高さに圧倒される。
時刻は11時半。
昼ご飯には少し早いが、12時を過ぎると、
東京スカイツリーの土台に位置する東京ソラマチや、
近隣の飲食は壮絶に込みそうなので、店を物色。
前日、仕事納めで結構お酒を飲み、若干ダメージが残っていたので、
ここはさっぱりとうどんにした。
「うどん本陣山田家」のぶっかけうどん(トッピングでわかめ)。
サイドメニューで、焼鯖寿しも頼んでしまった。
えっ〜、トッピングのわかめですが、
“塩抜きしてないのか!?”ってぐらいしょっぱかったです。
わかめが残念ではありましたが、
うどんやちょっとした箸の攻撃で、ボロボロと形が崩れる軟な焼鯖寿しも、
味は悪くありませんでした。
この後、いよいよスカイツリーの展望デッキへ!
となるのが普通ですが、高さ350mの展望デッキの料金が2,570円。
さらにそこから100m高い450mの展望回廊の入場料が1,030円。
トータルで3,600円。
3,600円あったら顔付が豪華な落語へ行くかなぁ。
しかもチケット購入の待ち時間が90分。
恐らくエレベーターに乗るのに数十分は待たされる。
落語会で、4席ぐらい噺を聴けそうだなぁ。
ということで、展望台は止めてなんとなく賑やかな、
民放各局のオリジナルキャラクターグッズなどが売られている
テレビ局公式ショップ 〜ツリービレッジ〜へ。
特に何かを買うつもりもなかったんだけど、
テレ朝コーナーで、「クレヨンしんちゃん」のキーホルダーを買ってしまった。
買物をした後は、必ず行こうと思っていたすみだ水族館へ。
ゲートを抜け、青い階段を上がると水槽群がお出迎え。
丁度、1週間前の「アド街ック天国」のネタが東京スカイツリーで、
当然のごとく「すみだ水族館」も紹介されていたし(4位)、
冬休みシーズンだったので、相当の混雑を覚悟していたが、
思いの外、空いていた。
やはり水族館という空間が好きだ。
暫く魚の優雅な泳ぎを眺めた後、
次のゾーンへと行くと、様々な種類のクラゲが待っていた。
海水浴場では出会いたくないけど、
こうやって見る分には、ウェルカム。
水中を漂う姿は、優雅で幻想的。
何を想い、何が楽しくてクラゲ達は生息しているのだろうか?
タコクラゲ。
アカクラゲ。
これらのクラゲは、触手が印象的だ。
そして、能年玲奈クラゲ。
映画『海月姫』の宣伝の一環で、イベントでもやったのでしょう。
しかし、イベント甲斐なくこの映画はコケました。
過去に大物、人気、話題の女優を主演に据えてコケた映画は数多ある。
映画の興行は、主演女優だけが負うべきものではない。
よって、能年ちゃんは、あまり気にしなくて良い。
クラゲの次はユニークな生き物たちのゾーン。
いろいろおりましたが、多くの生き物は動きが速く、
写真を上手く撮るのは至難の業。
ということで、ほとんど動かないダイオウグソクムシ。
深海200〜1000mの深さに生息する巨大海生甲殻類。
地域によっては、食べるらしい。
中でも素揚げが美味とか・・・。
どーんとダイオウグソクムの素揚げが出てきたら、
インパクト大だろうなぁ。
続く特設スペースでは、
葛飾北斎の浮世絵で描かれた馴染み深い生物が展示されていた。
伊勢海老。
久しく食っていない・・・。
食いてぇ〜!!!
穴子。
ちょっと前に「すしざんまい」で食べた、ランチのちらしずしの上に乗っていた。
穴子の場合、タレなので、
ちらしずしだと他のネタにアマダレが付着して、やや困る。
ほとんどプレデターのようにカモフラージュしていますが、
ヒラメです。
この他、ナマズ、ドジョウ、ボラ、ガザミ(ワタリガニ)等が、
展示されていた。
※展示期間:2014年12月27日(土)〜2015年2月1日(日)
葛飾北斎ゾーンを抜けると、サンゴ礁のゾーン。
抜群に綺麗なサンゴ礁ゾーンの中で、
最も多くの集客数を誇る人気者がコチラ。
約600匹のチンアナゴたち。
体を砂の中に入れている珍しい穴子だから、
チンアナゴなのかと思ったら、
日本原産の小型犬“狆(ちん)”と顔つきが似ているから、
この名が付いたという。
たまに砂から体を出すチン様も見受けられた。
いやー、飽きない。
見ていて全く飽きない。
訪問日の前週に放送された「アド街ック天国」では、
このチンアナゴに魅了されたカップルが、
この水槽の前で挙式を執り行ったことを紹介していた。
※その様子を伝える記事
カップルの依頼を受けて、OKを出すすみだ水族館。
さすが江戸っ子!
粋じゃぁないですかぁ!
因みにチンアナゴを調べていたら、
“ちんあなごのうた”なるものを発見。
「ちんあなごのうた」公式サイト。
子供向けの「みんなのうた」のような歌かと思ったら、
意外と曲調がロッキンで驚いた。
チンアナゴは多くの人たちを魅了しているようです。
チンアナゴと同じ水槽には、逆立ちしている変わった魚もいます。
ヘコアユ。
串に刺して炭火で塩焼きにすると最強に美味いアユとは別種で、
食用には向いていないとのこと。
あとは、微動だにしないネコザメもいました。
ネコザメは、2014年3月に訪問した葛西臨海水族園で触った。
その「葛西臨海水族園」では、
売りのひとつであったクロマグロやカツオが、ウィルスに侵され大量死し、
昨年の12月には165匹いたのに、2015年2月8日の時点でたったの3匹。
心が痛みます…。
サンゴ礁ゾーンから下のフロアを覗くと、
ペンギンコーナー。
一羽、超ハイスピードで泳ぐ元気なペンギンがいて、
お客さんを楽しませていた。
葛西臨海水族園のペンギンコーナーは、
屋外にも関わらず若干、獣臭が漂っていたが、
すみだ水族館はなぜか無臭だった。
スロープ伝いに下りて行くと、
水槽の一画にお立ち台があり、そこにペンギンが。
かなり至近距離からペンギンを撮影することができた。
ペンギンが泳いでいるところの撮影を試みるも、
俊敏過ぎてダメだった。
陸の上では動かないのに・・・。
ペンギンの水槽には、オットセイもいて、
旭川動物園(2005年ぐらいに行ったことがある)のように、
思考を凝らした見せ方が施されているんだけど、
いかんせん天井が低くて、頭をぶつけまくった。
ペンギンコーナーの近くには、
小笠原村協力の「東京諸島」の海をテーマにした大水槽。
美ら海水族館の巨大水槽を体験している身としては、
正直、物足りなさを感じてしまう。
※参考記事:「沖縄1日目」
大水槽から、再び上のフロアへ上がれる別のスロープがあり、
約5,000枚の鏡空間に囲まれた「クラゲ万華鏡トンネル」が、
開催されていた。
※2015年1月12日(月)にて終了
幻想的な空間を味わった後、
スカイツリーの夜空に、小笠原のクジラが回遊する
プロジェクションマッピングが行われる大水槽へ戻る。
程なく、プロジェクションマッピングがスタート。
巨大水槽にクジラが映し出される。
最初、クジラはお台場、六本木あたりを泳ぎ、
ようやくスカイツリーへとやってくる。
初めてプロジェクションマッピングなるものを見ましたが、
平面ではない歪曲した水槽の面に映像が綺麗に映し出された。
なかなか綺麗で迫力があった。
傍で見ていた小さい女の子は、
クジラが出てきた瞬間に、ビクッと身体を硬直させていた。
子供が驚くぐらいだ。
水槽の中の魚たちは、突然、実態のないクジラが現れて何を思う?
以上、すみだ水族館。
また行きたいか?と問われれば、行きたいですね。
期間ごとに特別展示やイベントをやっているようなんで、
行く度に違う楽しみや発見がありそう。
入場料は大人2,050円だったんだけど、
年間パスポートはなんと4,100円。
2回行けば元が取れる。
なんと良心的な価格設定。
さすが江戸っ子!
粋じゃぁないですかぁ!
(でもタワー展望台の料金は、粋じゃない)
そらまち水族館で2時間ぐらい歩き回ったので、
小腹が空いた。
ということで、おやつ。
そらまち水族館の近くにあったサザエさん茶屋が気になる。
他にもいくつか飲食店があったが、
結局、サザエさん茶屋に決定。
サザエさん焼 カスタード味シナモンアップル入りに惹かれながらも、
波平さん焼もんじゃ味 モチ・マヨネーズ入りを購入。
210円。
これがねぇ〜、想像以上に美味くてビビった。
ビールが飲みたくなる一品でした。
この後、せっかくここまで来たのだからと、
浅草寺へ行くことに。
以降、「東京ソラマチ〜浅草寺 PART2」へと続く。