法政大学多摩キャンパス PART7 寺田町ウォーキングコース (伊藤Pのブログ)

仕事が忙しい。
文章を書く余裕がない。

ということで、放置気味の本ブログ。

『マッドマックス　怒りのデス・ロード』とか見たんだけどねぇ…。

ライフワークとなっていた【散策記】も進まず。

今更ながらＧＷ明けのことを書くとするか。

2013年7月、2014年1月&7月に続き、所用があり法政大学多摩キャンパスへ。

所用と所用の間に3時間の空き時間。

法政大学多摩キャンパスも4回目となると、
徒歩で行ける近場のスポットもなくなった。

周り、なんもないから。

それでも何かないかとネットで調べていたら、
「ヤマレコ」という登山記録の投稿サイトに、
「寺田町町会　榛名尾根ふれあいウォーキングコース」の記述を発見。

法政大学敷地内にあるジョギングコースを含んだコースだったので、
とりあえず法政大学14号館を起点にして、榛名神社まで行ってみることに。

知り合いに聞いたところジョギングコースは、14号館の裏手から入れるという。
早速行ってみる。

時刻は朝7時45分。
(こんな時間に法政大学多摩キャンパスにいるとは…）

14号館とテニスコートの間の道を上がるも、
ジョギングコースの入口を見つけられないまま、
テニスコート周辺の道なき道をぐるっと一周。

「ねぇーじゃん！入口！」と思いながら、
再び14号館とテニスコートの間の道を進むと、
14号館の裏にあっけなく入口発見…。

なんで見落とすかなぁ…。

なだらかな斜面を登って暫くするとＴ字路に到達。

ジョギングコースという立札はあるものの、
道標的なものは何もない。

なんとなく右折。

ここで、ジョギングコースの入口を教えてくれた知人が、
後ろからやって来た。

彼はスーパーアスリートで、ジョグるようだ。

軽く挨拶を交わした後、知人は足早に走り去っていた。

箱根駅伝のランナーが練習で走るコースらしんだが、
ここまでは平坦の道が多く、それほどきつくない。

でも結構な高さに位置する道。

滑落したら大変だ。

しかし、崖よりも恐ろしいものが…。

今は5月。
世界最強のハチであるスズメバチの活発な活動時期は、
7月～10月ぐらいだったはず。

まぁ、大丈夫だろう。

少し進むと階段があり下りると、舗装された道路に出た。

これは法政大学1号館の近くの橋だ。

近くにコースの案内板があったんだけど、超簡易。
しかも何故か縦。

正しいコースを把握しないまま、
法政大経済学部の校舎の脇の道から木製の階段を下り、
めじろ台グリーンヒル通りに出る。

バス乗り場と14号館の行き来の際にいつも使っているルートだ。

めじろ台グリーンヒル通りをめじろ台方面に向かって歩くてすぐ、
登り階段を発見。

標識らしきものが建てられていたが、
剥げ落ちてしまって意味をなさない。

いかにも怪しい階段なので、とりあえず登る。

すると…。

また1号館に戻ってきてしまった。

オイッ！！！

しかしながら、ちょっと遠回りをしてしまったが、
この道は正しかったようで、すぐにジョギングコースを発見。

法政大図書館、6号館、4号館を右手に見つつ進むと、
直進or左折の分かれ道に到達。

標識の類はない。

迷った挙句、左折。

すぐに右側の視界が開け、農家が見渡せた。

農作業をしているおじさんとおばさんがおったんだけど、
そこそこ距離が離れているのにも関わらず、
会話の内容が結構聞えてきた。

それだけ静かな場所ってことだ。

で、この先、道消滅。

昔は道があったのかもしれない。

先程の分岐点まで引き返して、左折。

暫く歩くとまた直進or左折の三叉路があり、
例の案内板が登場。

本当にザックリすぎてわからないよ…。

ふっと右手を見ると「ECO ミュージアムウォークラリー」とある。

意味不明だが、道標に従って直進することに。

ここまでは木々に囲まれたハイキングコースだったんだけど、
突如、お空が顔を出した。

で、そのまま草を踏みしめながら進むと、
草の露が右の靴の中に浸水。

通気性の高いジョギングシューズを履いていたので、
露が簡単に浸み込み靴下が濡れてしまった。

なんてこったい！

さらにどうやら道を間違えたらしく、
ゴルフ場が行く手を塞ぐ。

なんてこったい！！

またあの露に濡れた草の道を歩くのは嫌だが仕方がない。

気を付けて、抜き足、差し足で歩いたのにもかかわらず、
露は容赦なく、今度はダメージが少なかった左の靴を攻めてきた。

草の道はわずか数十メートルだが、
往復で左右の靴と靴下を撃破。

なんてこったいい！！！

濡れた靴下を履いて歩くのは嫌いだ。
気持ちが悪い。

洗濯物を早く乾かす条件は、
日差し、気温、湿度、そして風。

素足に靴ってのも嫌だけど、濡れたままではいつまでも不快なので、
脱いだ靴下を両手に持って、ブンブン振り回しながら歩くことに。

騙された「ECO ミュージアムウォークラリー」まで戻り右折。

下り坂を進むと左側の視界が開けた。

丁度、先ほどの途中で終わっていた道の反対がのようだ。

木漏れ日が心地よいハイキングコースが暫し続く。

時刻は8時半。
すでに45分間歩き続けている。

しかも今は両手に濡れた靴下。

朝から何をやっているんだと思わずにはいられない。

そうこうするうちに左手に番号が書かれた建物が見えてきた。

この住宅は、グリーンヒル寺田。

高層の賃貸棟とタウンハウスの分譲エリアで構成された
総戸数543戸にも及ぶ広大な敷地面積を誇る団地群。

今は亡き住宅・都市整備公団によって開発され、
1980年から入居が始まったというから、既に35年選手。

その割にはあまり寂れていない。
ちゃんと生活臭がする。

寺田緑地と呼ばれるほど緑豊かな地域だからか、
あくせくしていない、のんびりとした雰囲気が漂う。

まぁ、土曜日の朝8時台だからそう感じたのかも…。

ここで一旦ハイキングコース的な道とはお別れ。

綺麗に整備されたグリーンヒル寺田の敷地内を歩く。

これまでは山道だったので、
あまりiPhoneのマップアプリは使用しなかったが、
ここからは活用。

目的地の榛名神社までの道順を検索。

めじろ台グリーンヒル通りに架かる歩道橋を渡る。

途中にあった地蔵尊。

道端に地蔵尊が祀られていることはよくある。

地蔵尊は、供養のためや、
悪霊が辻から侵入しないようにするために建立されることが多い。

概ね柔和な顔立ちをしているものだが、
この地蔵尊は、目がなく、口は口ばしのように尖っており、
河童を彷彿させる。

一体、誰が何の供養、もしくは魔除けのために作ったのだろうか？

いっちゃなんだが、ちょっと異質だ。

ここから住宅街を歩くこと数分、8時50分に榛名神社へ到着。

グリーンヒル寺田を抜けてからは、
5月とは思えない太陽が鋭い日差しを浴びせてきて、かなり汗をかいた。

鳥居をくぐり、少し階段を登ると庚申塔群。

向かって一番右の庚申塔の側面を見ると「文化12年」と彫られていた。

文化12年は、1815年。

徳川11代将軍家斉(いえなり)の時代。

反対側の側面には「武州多摩郡寺田村」とあった。
※「州」の漢字は、刀を三つ並べた旧字(機種依存文字）が刻まれていた。

武州は武蔵国の意。

今でこそ開発されているけど、江戸時代からここには村があったということだ。

さらに劣化の激しくなんであるか不明な石碑の側面を確認すると、
寛保3年(1743年）と読めた。

一体、寺田村はいつ開村したのか？

調べてみるとこの界隈からは、縄文時代の遺跡が多数発掘されて、
中世の時代の板碑も見つかっている。

江戸時代の資料としては、
宝永3年(1706年)の寺田村の様子が記録された村明細帳が残っている。

結局、寺田村がいつからあったのかはわからなかったけど、
古代より脈々とこの地に人が住み続けていたのは確かのよう。

庚申塔があるということは、それなりに安定していて、
余裕があることを意味している。

故に寛保3年(1743年）の時には、既にそれなりの規模の村を形成したのでしょう。

上記の情報を記すのに参考にしたサイトがあるので、
リンクを貼っておきます。

「八王子の民俗ノート №7」(PDF)

さて、散策。

階段を登り切ると本殿の横にまた庚申塔。

中でも気になったのが、こちらの石碑。

これまで多くの石碑を見てきたけど、
このような形状は初めてかも。

表面の文字は、歴史学者ではないパンピーのワシには解読不能。

裏には「明治12年8月」とあったので、それほど古くはない石碑だけど、
何の供養なのだろうか…。

と、ここで「八王子の民俗ノート №7」に、
石仏に関する記述があるかもや！？

再度アクセスしてみると11ページにあった！

明治12年のものを探すと「石燈籠」という記述。

「いやいや、石燈籠には見えないよ…」

と、ここで正面の解読不能な漢字を再度確認すると、
「火」という偏だけは読めた。

さらに引きの写真を見返すと、
手前にある石燈籠と基礎の部分のデザインが似ている。

石燈籠は、下から基礎・竿・中台・火袋・宝珠の6個の石で構成されている。

これは石碑じゃなくて、石燈籠の基礎と竿の部分だ。
きっと中台より上は、何かの影響で消失してしまったのでしょう。

因みに「八王子の民俗ノート №7」">「八王子の民俗ノート №7」によると、
階段の途中にあった劣化の激しい石碑は、「六十六部回国塔」だと。

なんだ？
「六十六部回国塔」って！？

早速検索すると、
「六十六部行者と呼ばれる諸国を遍歴する行者に結縁して建立された供養塔」
とのこと。

よくわかりませんが、こちらの大阪市のサイトに詳細が記載されております。

うーん、知らなかった…。
まだまだ甘いな。

さて、この日は、どうやら神社の清掃日だったようで、
地元の方々が掃除をしていました。

そんな境内には、案内板がなく縁起等不明。

榛名神社といえば、群馬県高崎市が有名。
高崎の榛名神社から勧請されて、この地に建立されたのかな？

榛名神社の横には、寂びれまくった味のある公園。

ブランコに座り、ブンブン振り回したお陰で渇いた靴下を履く。

風の力は偉大です。

寂びれ公園の片隅には例の案内板が。

正しいルートでここまで来たのかどうかはわかりませんが、
概ね合っていそうだ。

時刻は9:00。
10時45分に法政大14号館に戻れば良いので、
この公園から北側に位置するウォーキングコースを回ってみることに。

公園裏手の階段を登り、道なりに行くとなかなかワイルドな光景。

程なく視界が開けた道になり、
再びザッツハイキングコースにというところで、ハチが行く手を塞いだ。

クマンバチだ。

正しくはクマバチらしいんだが、
吉祥寺ではガキの頃からクマンバチと呼んでいた。

確かに刺さないハチことナルトバチと共に、
クマンバチは、春頃から登場していた。

ナルトバチと間違えて、
クマンバチを素手で捕まえて刺されたバカも結構いたものだ。

そういえば、ナルトバチ、最近見かけないかも…。

ということで、調べてみたら、
なんとナルトバチという呼び名は地域限定だった！

大田区、目黒区、品川区ではライポン、
お隣、杉並区の一部ではキバチだと！？

しかも正式名称は、コマルハナバチ。

軽い衝撃。

でもコチラのサイトを読む限り、名称こそライポンだけど、
オイラのガキの頃を見事に文章表現してくれていて、
なんか嬉しかった。

紐つけて遊んだぁ。

あと当時「学研」という科学雑誌があり、
毎号実験キットが付録として付いてきた。

その中に、注射すると虫が元気になる液体があり、
それを弱りかけていたナルトバチに注入したことがある。

ナルトバチに注射器を突き刺し、液体を注入した瞬間、
これまで萎れていたのが嘘のように、
刺した針を自ら抜き、超ウルトラスーパー元気に飛び立っていた。

中尾君の家の路地でのこの光景を何故か鮮明に覚えている。

で、クマンバチだけど、
こいつが、スズメバチ級に同じ場所を旋回し、
時たま「威嚇かっ？」と思ってしまうほど、近くに飛んでくる。

虫よけスプレーないし、刺されたくないし、ハチ怖いし。

幸い住宅街へ抜けるルートがあったので、そちらに避難。

住宅街よりもハイキングコースを歩きたかったと思った矢先、
ハイキングコースに戻る道が登場。

無事ハイキングコースに帰還。

そして、この後、特に面白いこと、記すべきこともないまま、
法政大学のグラウンドに到達。

あとは合っているのかどうかもようわからんまま、
ハイキングコースを歩き、町田街道に出て法政大学に戻りました。

時刻は9時56分。

榛名神社の横の公園を出発してから1時間経っていたけど、
そんなに長いこと歩いたか？

この後、用事を済ませ、昼飯。

14号館の隣の学食が開いていたので、初めて入店。

正確な金額は覚えていないが、このボリュームで600円ぐらいだったかな？

大学を卒業してから初めて学食でご飯食べました。

この日は5時に起き、7時過ぎに法政到着。
3時間ウォーキング。

健康的だなぁ～。

でもこの頃、マックス太っておりました…。