<東北 2015 散策記一覧>
「東北 2015 PART1 仙台〜秋保」
「東北 2015 PART2 山寺〜秋保」
「東北 2015 PART2 山寺〜秋保」からの続き。
いよいよ東北ツアー最終日。
一番の天候。
2日目同様、温泉⇒朝食。
流石に朝食は、前日と同じ内容だったが、
やはり秋保産のお米は美味だった。
白米だけ咀嚼し、甘みを味わう。
やっぱり日本人は米だ!米!
朝食後、チェックアウト前に少し買い物。
ニュー水戸屋の近くのスーパー「さいち」へ。
このお店は秋保おはぎが名物で、
日中になると、この店は渋滞を引き起こすぐらい大混雑となる。
せっかく宿から徒歩圏内なんだから、ということで購入。
おはぎといえば、個人的には母方の祖母のおはぎが思い出深い。
昔の人なんで、全部手作りだった。
まぁ、祖母のおはぎには敵いませんが、
「さいち」の秋保おはぎも、人気な品だけあって、美味しかった。
「さいち」は、他にも魅力的な食材を売っていた。
大根。
48円ですよ!
でも、千葉・青森産…。
そんな「さいち」の近くにあった果物店「マルカ商店」。
外観、かなりきています。
萌えますなぁ。
近くには「ナニコレ珍百景」に紹介されましたという理髪店もあった。
なんで紹介されたのかと、調べてみたら「ナニコレ珍百景」公式サイトに載っていた。
ニュー水戸屋からわずか200mぐらいの範囲内に、
個性豊かなお店が軒を連ねております。
これも秋保温泉の魅力のひとつ。
一旦、ニュー水戸屋に戻り、チェックアウト。
そこそこ値は張りますが、良いホテルです。
また秋保に来る機会があったら、泊りたいと思わせてくれます。
さて、41年間の人生の]中で、秋保温泉には数回来ておりますが、
散策的なことをしたことがなかったので、
秋保・里センターに車を置いて、名取川沿いを歩いてみることに。
覗橋からの光景。
橋の名前の通り、覗きたくなる。
まだ、紅葉が100%に至っていないが、なかなかの風光明媚。
覗橋の信号から秋保街道を見ると、旧式の電車が展示されているのが見えた。
秋保・里センターにジオラマを走る電車の模型があり、
かつて秋保の地に電車が走っていることを知った。
大正2年(1913年)に馬車鉄道として長町〜湯元(秋保温泉)間で開通し、
大正14年(1925年)に電気鉄道として運転を開始した秋保電鉄。
秋保街道に展示されている旧式の電車が、
昭和36年5月に廃止されたその秋保電鉄の車両かと思ったらさにあらず。
説明板には長崎電気軌道1053号車とある。
何故、長崎の電車が宮城にあるのか?
元々は大正15年(1926年)に開業した仙台市電の昭和27年(1952年)製造の車両で、
昭和51年(1976年)の仙台市電廃止に伴い、長崎電気軌道に譲渡された。
以降、平成12年(2000年)12月に廃車になるまで走り続け、
翌13年8月に長崎電気軌道の好意で、故郷・仙台に戻ってきたとのこと。
路面電車の裏側には、秋保電鉄の終点駅(秋保温泉駅)で実存する最後の駅舎があり、
その前には、鎖に繋がれた犬が何匹かいた。
もう少し近くで駅舎を撮影しようと建物に近寄ったところ、犬が猛突進!
後ずさりするも、前足の爪で太ももを切りつけられて、そこそこ痛かった。
ここまで鎖が届くとは!
てか、こんな凶暴な犬、最近いるか?
まさか犬に襲われるとは思いもよらず。
結構、犬には好かれる方なんだが…。
気を取り直して、名取川沿いへと戻り散策再開。
名取川は、磊々峡(らいらいきょう)と呼ばれ、
所謂、奇岩と言われる岩が点在しているらしい。
覗橋から“覗いた”先程の光景とは、反対側に“覗橋ハート”が見ることができる。
確かにハートの形をしている。
40歳を超えたオッサンには、ハート型はあまり響きませんが、
きっと若い女性なんかは、パワスポ的な扱いをするのでしょう。
名取川沿いには、遊歩道が整備されており、
歩きながら磊々峡という名の通りの景観を楽しむことが出来る。
まず、奇面岩の案内板がお目見えするが、
どれが奇面岩なのかわからない。
まぁ、いいやぁってなノリで遊歩道を進むと、
岩肌から温泉が湧き出ていた。
写真だとわからないけど、湯気が立ち上っていました。
鎌倉の朝比奈切通しで、川の水源は見たけど、
温泉は初めてだ。
八間巖。
由来はよくわかりません。
遊歩道の紅葉の木洩れ日がいい感じ。
この後も、時雨滝、三筋の滝、猪飛巖なんかがあったんだけど、
一番印象に残ったのが、天斧巖(てんおのいわ)。
マイティ・ソーが、ハンマーを振り下ろしてカチ割ったかのようだ。
自然の侵食によって生まれた景勝を破壊するのは、
やはり愚かな人間なのでしょう。
渓谷の上には、廃ホテルが。
この辺の寂れ感は、半端ない。
空き地に放置された貨物車両。
近くには、高級ホテル瑞鳳がある。
立地条件は大差ないのに、なにか違いがあるんだろうか?
でも、景色は美しい。
秋保・里センターへ戻り、車で移動。
秋保温泉から1時間弱で辿り着いたのが、
仙台うみの杜水族館。
2015年7月に開業したばかりの水族館だ。
オープン以来大盛況で、わずか4か月半で来場者数100万人を突破している。
日曜・祝日は入場制限があるという。
幸いこの日は平日。
それでもそれなりの人出だった。
最近の水族館は、視覚に訴えるよう、
展示の仕方に様々な工夫がなされている。
そして、巨大水槽は、その水族館の代名詞的存在だ。
マイワシの魚群。
水族館が好きで、これまでいろんな水族館を訪ねてきたけど、
仙台うみの杜水族館にしかない、面白いコーナーがあった。
サンゴタツなど海の生き物を塗り絵で彩り、
スキャナーに読み込ませる。
するとアマモリウムというプロジェクターで投影された海中を、
自分が塗ったサンゴタツが泳ぐのです。
人だかりができるぐらい盛り上がっていました。
人だかりと言えば、日本では2つの水族館でしか見ることができない、
黒と白のツートンカラーのイロワケイルカのコーナーも人気だった。
子供たちが食い入るように見ていた。
そして、仙台うみの杜水族館の最大のウリは、
イルカ・アシカのパフォーマンスでしょう。
開演数分前になるとスタジアムの客席は、かなりの人で埋め尽くされた。
始まるまでまだほんの少し時間があったので、
席を取った後、もう一度展示コーナーへ行ってみたら、
人っ子一人いなかった。
ゆっくり生物を観察したいのであれば、
イルカとアシカのショーの時が狙い目です。
独り占め!ってことで、
大好きなチンアナゴをじっくり鑑賞!
したいところですが、そろそろイルカとアシカのショーが始まるので、
スタジアムに戻ると程なくスタート。
ちょいちょい失敗もありましたが、
目の前で繰り広げられるイルカの跳躍力は圧巻。
和歌山県太地町のイルカ漁やイルカのショーをバッシングした
糞ドキュメンタリー映画『ザ・コーヴ』
のリック・オリバーが、
この光景を見たら、キレるんだろうなぁ〜。
イルカの能力を知ることができるし、
エンターテイメントとして優れているし、
調教師とイルカの信頼関係も感動的だし、
ショー自体は良いんじゃないかなぁ〜って個人的には思うけどね。
因みに若い女性の調教師が、えらい別嬪さんでした。
この他、タランチュラ界の横綱キングバブーン。
小型故にペットとして飼われることもあるというワニのメガネカイマン。
といった辺りの生物が印象に残っているんだが、
他の水族館で見たことのある生き物が多かったうえ、
種類もそこまで豊富とは言えず、若干物足りなかったかなぁ。
特に大好きなクラゲコーナーの展示数の少なさが残念。
カブトクラゲ
水族館の周辺は、巨大な駐車場になっており、
もしかしたら徐々に規模を拡大していくのかもしれない。
さて、時計を見ると既に14時前。
昼ご飯を食べていない。
仙台うみの杜水族館にフードコートがあったんだけど、
ここは仙台。
仙台に来たのに食べていないモノがあった。
それをどうしても食べたい!
ってことで、伊達の牛たん。
極厚芯たん定食。
お値段2,000円。
大奮発です。
やっぱり牛たんは、厚切りに尽きる。
スーパーで売っているペラッペラなのは、
あまり食べた気がしないね。
この後、レンタカーを返して、仙台駅でお土産を物色。
以前、宮城出身の同僚ワカが、
美味い日本酒があるんです!飲んでください!
とプレゼントしてくれた日高見を発見。
確かに日高見は美味かったので、迷わず購入。
それ以外も色々買って、そろそろ新幹線に…
ってところで親戚のマキベェから連絡が。
わざわざ見送りに来てくれた。
マキベェとお別れして、新幹線に乗車。
お昼ご飯を食べてから3時間半しか経っていませんが、
夕飯の駅弁!
昼は肉だったので、やっぱりここは海の幸でしょう。
この「三陸海宝三種めし」は、当りだった。
海の幸…そう、海の恵みは、幸せな気分にさせてくれるのであります。
9時頃帰宅し、シャワーを浴びた後、
まだ食うか!のお夜食タイム!
秋保三角 あぶらあげ。
コヤツを海用に購入したコンロで焼く。
http://www.t-shirt-ya.com/itoup/2015/10/_2015_part1.html
いい感じの焦げ目。
垂らす醤油は、広島県出身の女性からお土産でもらったかき醤油。
宮城と広島。
共に牡蠣の産地として名高く、
その点ではライバル関係でもあるのですが、
広島牡蠣のエキス入りの醤油で頂く、秋保の三角あぶらあげは美味!
そんな肴をアテにして飲んだのは、
自分へのお土産として買った日高美を温存して、
宮城を代表する純米酒・浦霞。
やっぱり美味いねぇ。
浦霞は。
この後もツマミを次々投入。
炙り牡蠣。
これは駅のお土産屋さんで試食したところ、
あまりに美味しくて即買。
販売しているのは、東日本大震災で被災した石巻市の水産加工会社5社が、
共同で結成した「日高見の国」グループ。
ネット販売もある。
特産物は現地か、せめてアンテナショップで買うべしという、
大変古い考えの持ち主なんだが、これはネットで買っちゃうかも…。
(でも送料がなぁ…)
お次はひとくち笹。
ガキの頃、このひとくち笹と出会い、以来、大好物となった。
プレーン、チーズ、ほたて、しそと様々な味が楽しめる。
普通の笹かましか食べたことのなかった身としては、
かまぼこにチーズという組み合わせは衝撃だった。
最近は以前にはなかった、
いち味ガーリック入り笹JINJINという辛いひとくち笹も。
そして、昼に牛たんを食べたのにも関わらず、
やっぱり牛たんをもっと食べたいってことで、牛タンの燻製。
パッケージには米澤って書いてある。
宮城じゃねーじゃん!
なのですが、今回は山形県にも行っているから良しとしましょう。
普通にそのまま食べても美味しいのですが、
少し焼いて、ネギとフライドガーリックをまぶしてみました。
ひと手間加えるともっと美味しい。
以上、東北の旅なのですが、
まぁ、食ったねぇ。
自分は相当な食いしん坊なんだなぁ〜って、痛感しました。
残せない。
もったいない。
せっかくだから。
ってことで、ついつい食べてしまう。
でも、人間、食欲がないよりも、あった方が良いと思うんだ。
食べ物は、パワーの源ですからね。
あと、仙台は本当に美味しい名産品が多い。
ずんだもち、おはぎ、かまぼこ、萩の月、お米、
牛たん、生どら焼き、三角あぶらあげ、
牡蠣、ホヤ、秋刀魚、そのほか海の幸…。
もう一度、行った土地に訪れたいと思う衝動のひとつ。
自分にとって食べ物は大きいなぁ。
あっ、あとお酒もね。