今回は2015年の11月初旬に福岡へ行った時のことを綴りたいと思うのですが、
散策記とは言えないかも…。
金曜日の夕方に出発して、博多に20時頃到着。
翌日は、朝から佐賀県の鳥栖へ行き、
日中はずっと所用をこなし、18時ごろ博多に戻り、
その日のうちに東京へ帰還。
ということで、歩き回る時間は皆無で、殆ど食レポです…。
羽田空港から福岡行きの飛行機は、スカイマークだったんだけど、
出発ロビーから搭乗口まで、結構な距離があったうえに、
搭乗待ちの近辺にショップが皆無。
さらに搭乗口からバスで移動して、タラップから機内へ。
機体も小さく、座席もなんだか窮屈。
前回、2015年8月に福岡に行った際に利用した、
超快適なスターフライヤーとは大分異なり、
やっぱり値段相応なんだなぁ〜って。
※「福岡 PART1 聖福寺」
フライト中、翌週11月9日に参戦予定のデフ・レパードの来日公演に備えて、
デフ・レパードが巻頭特集のHR/HM専門誌「Burrn!」を熟読していたら、
アッ!という間に、福岡空港に到着。
地下鉄空港線に乗って博多駅へ。
う〜ん、まさか前回初の博多上陸から、
わずか3か月で再訪となるとは思いもよらず。
博多駅から徒歩10分ぐらいのホテルにチェックインした後、
明日、行動を共にする仕事仲間のナカジーと合流すべく中洲へ。
一度来た所は、勝手に土地勘が植えつけられる。
ホテルから中洲までの距離がなんとなくわかる。
歩くべ。
11月頭だというのに、博多は暖かく、
半袖半ズボンという出で立ち。
とはいえ、地元の人で半袖半ズボンは皆無でしたが…。
中洲への道すがら、ちょっと寄り道。
前回、行こうと思いつつもスルーしてしまった博多の総鎮守・櫛田神社へ。
奈良時代、天平宝字元年(757年)創建のたいへん歴史ある神社。
櫛田神社に関しては、コチラのサイトが、
大変詳しく、且つ、興味深く掘り下げている。
それにしても神社はいいねぇ。
お寺と違って夜でも参拝できる。
この後、中洲のドン・キホーテでナカジーと落ち合い、
来る途中、気になっていた呑兵衛という居酒屋へ。
気になった理由は、どうしても食べたかったゴマサバがあるから。
串物がメインのお店だが、店先に出されていたお品書きに、
ゴマサバって書いてあったのだ。
前回、福岡に来た時に地元の人に福岡名物を聞いたら、
ゴマサバを挙げてくれたんだが、食べる機会がなかった。
2階の座敷へ通さ、早速ゴマサバを注文。
あれ?ただのサバのお刺身やん?
と訝りながら食べると、タレはゴマダレ。
そういうことか…。
勘違いをしておりました。
ゴマサバって、サバの品種のゴマサバ(胡麻鯖)の刺身だと思っていたのですが、
そうではなくて、ゴマダレのかかったサバの刺身だったのですね。
これまでたくさんの居酒屋に行ったけど、
胡麻鯖の刺身を見たことがなかった。
鯖は足がはやい。
てっきり福岡は胡麻鯖の産地で、新鮮なうちにさばかれて、
刺身として提供されるのだと思い込んでいた。
そんなゴマサバを食べながら、瓶ビールを数本空けた後、
飲み物のメニューを見ると屋久島の芋焼酎、三岳があった。
芋焼酎の中でも三岳は三本の指に入るお気に入りの銘柄。
※「芋焼酎」
ナカジーも芋焼酎いける口。
お互い1、2杯じゃ終わらないだろう。
グラスで頼むよりもボトルの方が安く上がると踏んで、
ボトルでオーダーすると、在庫がなく今から酒屋へ買いに行ってくるという。
結果、20分ぐらい待って、ようやく三岳が届けられた。
三岳のアテは、ハラミの一部で、
1頭の牛から5kgぐらしか取れないサガリの串焼き。
希少部位なのに、一串200円。
なかなか東京では食べられない一品を食べながら、
ナカジーと仕事のことや映画のことなんかを語らう。
ナカジーと出会って一緒に仕事をするようになってから、
かれこれもう10年以上経つが、
こうやってサシで飲むのは初めてかもしれない。
3時間ぐらい飲んで、くっちゃべった後、〆にラーメン。
評判を調べる気力もなく、
とんこつなら何でも良いって感じで近くにあった満麺屋へ。
純とんこつラーメン、一杯500円。
共に明日があるので、お開きに。
翌朝、8時半に鳥栖到着。
日中、ナカジーと一緒に所用をこなし、福岡へ戻る。
飛行機の時間まで、飲もうということになり、
博多駅のお土産屋さんの一画にあった居酒屋・さかなや食堂 辰悦丸へ入店。
昨晩に引き続きゴマサバの他、九州を満喫しようと博多名物がめ煮(筑前煮)、
おきゅうと(海藻加工食品)、フグ皮ポン酢などをオーダー。
昨日は芋焼酎だったので、なんとなく日本酒が飲みたくなった。
日本酒のメニューを見ると、福岡の日本酒、杜の蔵 辛口純米酒+10があった。
福岡で日本酒というのは珍しいし、日本酒は辛口派なので、
飲んでみることに。
これが、激ウマ!
生涯ベストの日本酒かも。
衝撃的な美味しさだった。
小生の賞賛のコメントを受けて飲んだナカジーも絶賛。
おかわりしちゃいました。
辰悦丸を出た後、お土産屋さんで杜の蔵 辛口純米酒+10を探すも、
残念ながら扱っているお店はなかった。
同じ酒造の吟香露という酒粕を原料とした焼酎があったので、
自分へのお土産として購入。
別々の飛行機のため、博多空港駅でナカジーと別れ、
東京へと戻りました。
流石に帰宅は12時を越えていたので、後日、吟香露で晩酌。
肴も当然お土産だ。
北九州市が拠点、創業大正10年の老舗かば田の昆布漬辛子めんたい「きれっ子」。
やっぱり辛しめんたいには、白米だよね。
あぁ〜、なんか写真見ていたら、
無性に明太子が食べたくなってきた。
明日のランチは、やまやにしようかなぁ。
同じくかば田のめんたいいわし。
腹に明太子を入れて焼いたサンマは、食べたことがあったが、
いわしはお初。
そして、福岡から東京にお戻ってすぐに、杜の蔵 辛口純米酒を探してみたが、
ネットで確認してみたところかなり入手困難な銘柄だった。
アンテナショップが豊富な有楽町の交通会館のむらからまちから館で、
杜の蔵 純米酒をたまたま発見。
これはこれで美味しいが、杜の蔵 辛口純米酒とは、
明らかに風味が異なった。
またいつか杜の蔵 辛口純米酒+10を飲める日は来るのだろうか?
幻の泡盛・泡波よりも角度が低いような気がする…。
(因みに自宅に泡波、1本保管しております)
以上、散策の“さ”の字もなく、
【散策記】に入れるべきではないのでは?という感じですが、
“飲食の散策”ってことで、収めておきましょう。
うーん、福岡は酒と食べ物が、大変魅力的だな。