<福岡2016 散策記一覧>
「福岡2016 序章」
「福岡2016 能古島 前編」
「福岡2016 能古島 後編」
「福岡2016 能古島 後編」からの続き。
能古島を出発したフェリーが姪浜側の乗り場に到着。
下船して売店を覗くと能古うどんの乾麺が売っていた。
買うか相当迷ったが、若干お高目なのと、荷物になるのと、
博多駅のお土産屋さん街で売っているだろうということで、断念。
バスで博多駅まで戻ろうかと思い、
バスに乗り込むも、結構な時間がかかると言われ下車。
歩いて姪浜駅まで行くことに。
数十分前に熱中症状態だったのに、懲りない。
この歩きたい症候群はなんなのだろうか。
来た道をそのまま戻るのはつまらないので、
一本海寄りの湾岸沿いの道を行く。
その入口に注連縄が張られていた。
湾岸沿いは、姪浜魚市場など漁業関係の施設があり、
きっと安全や大漁を祈るとともに、
海の恵みを頂く、神聖な場所と見なされているのでしょう。
反対側の出口にも同じように注連縄が貼られていた。
住宅街をテクテク歩いていると、
突如、洒落た地蔵尊が姿を現した。
表札には福岡市新四国第十四番霊場と書かれており、
扉越しに中をみると弘法大師様が祀られていた。
後で福岡市新四国を調べてみたが、
情報がほとんどなかった。
古い建物も結構残っており、玄関には注連縄が。
この辺りの風習なのだろうか?
iPhoneのグーグルマップを見ながら、
姪浜駅を目指していると途中に住吉神社があるようだ。
通り道だったので立ち寄った。
奈良時代の天平年間(729〜749年)に建てられたという。
昨年、「日本第一住吉大明神」とされる博多駅の近くの住吉神社へ行った。
※参考記事
【散策の部屋】「福岡 PART4 住吉神社」
こちらも天平年間に建立されている。
どっちが古いのか?
参拝して鳥居の柱の裏側を見ると、
「クイズミリオネア記念(司会 みのもんた)
宮司 菊池友久」
とある。
調べてみたら、宮司の菊池友久氏が神社の修繕費を手に入れるために、
「クイズミリオネア」にチャレンジし、
見事パーフェクトを達成し1000万円の賞金を獲得していた。
そのお金で建てた鳥居だった。
この住吉神社、ミリオネア神社の異名を持つらしい。
住吉神社の前の通りは、旧唐津街道。
電線が邪魔だな。
小倉と唐津を結ぶ街道で、
その途中の姪浜は宿場町として栄えた。
故に近辺には歴史探訪スポットが点在している。
鎌倉時代の元寇防塁も近くにあり、
是非、見てみたかったのだが、
歩き過ぎて足に痛みが伴うようになり諦めた。
大人しくそのまま姪浜駅へ行き、電車で福岡駅へ。
飛行機の時間まで、まだ大分あるので、
博多駅中央街デイトス内にあるさかなや食堂 辰悦丸へ迷わず直行。
昨年の11月に博多に訪れた際にたまたま入店。
料理が美味しかったのと、
ここでしかお目にかかったことのない日本酒を飲んだので、
次回、博多に来たら再訪しようと思っていたのだ。
※参考記事:【散策の部屋】「福岡〜佐賀」
まずはビールで喉を潤す。
生フェア開催中で、なんと1杯199円。
アテでゴマサバを頼もうとしたら、哀しいことに品切れ。
魚が食べたかったので、本日の刺身三種盛りを注文。
980円とちょいと高いが、せっかくなんでプチ贅沢。
左からヒゲソリダイ、かんぱち、平目。
ヒゲソリダイは、食べたことがない。
珍しくはないがあまり市場には出回らず、
そこそこ高値で取引されるらしい。
少しコリッとした噛み応えのある食感。
若干、生臭さが無きにしも非ずだった。
ビールを2杯飲んだのち、いよいよお目当ての日本酒を頂く。
杜の蔵 辛口純米酒+10。
前回の来店時に飲んで衝撃を受けた日本酒。
東京の酒屋やアンテナショップを見て回ったが、
どこも取り扱いがなく、ネット販売も品切れ状態。
また飲みたいと思っていたので、嬉しい限り。
しかもタイミングよく未開封の一升瓶を開けてもらった。
残しておいた刺身とあさりの乾入りをツマミにして頂く。
やっぱ、ウメェなぁ〜。
普段は安い酒ばかり飲んでいるから、
あまり味わいもせず、ガバガバ飲んでしまうが、
酒が美味いとじっくりと酒と向き合える。
30分ぐらいかけてチビチビと飲んだ。
ツマミが無くなり、白魚の塩辛を頼んだ。
ヒゲソリダイに続きまして、白魚の塩辛も人生初。
これがかなりいけた。
口に入れて舌の上で転がすととろける。
白魚だったら地元のスーパーでもたまに売っているし、
レシピを見たら簡単だったんで、
今度、白魚をスーパーで見かけたら家で作ってみようかな。
もう一杯、杜の蔵にしようかと思ったが、
目の前に貼られたメニューに書かれた
「冷やして美味しいドライな味わい」の文言に惹かれ、
新潟のお酒、超辛口純米酒じゃんげを頼んだ。
杜の蔵 辛口純米酒+10と見た目は変わりません。
杜の蔵が日本酒度+10なのに対して、じゃんげは+15。
確かにキリっとしている。
辛口は行き過ぎると鋭すぎて味気なくなるが、
じゃんげは風味を損なわない。
ポンシュは酒の肴の魚にあうねぇ。
白魚完食。
普段、外で一人飲みが出来ない人間なんだけど、
なんだかんだと1時間半近く居座ってしまった。
店を出ると目の前にエスカレーターがあり、
見上げると博多めん街道とある。
こんなのあったっけ?
飲んだ後の〆は、やはりラーメン?
という誘惑に駆られる。
まだ時間早いし、まだそんなに食べてないし、
せっかくだし…ということでゴーサイン。
12店舗あり、どの店もそこそこ賑わっていた。
迷ったが、AKBのメンバーほか、
著名人のサインが沢山飾ってある元祖博多だるまにした。
えっー、お店の方やファンの方には申し訳ないのですが、
まったくをもって美味しくなかったです。
食べログの評価は、お高目。
単に私の味覚と合わなかっただけ?
この後、お土産を物色。
明太子、簡易ラーメン、アゴだし、博多通りもん、
明太子せんべい、明太シーチキンなどなど、博多は土産が豊富だが、
姪浜のフェリー乗り場で買わなかった能古うどんは、売っていないかった。
買っておけばよかったかな。
販売されていないという点では、杜の蔵 辛口純米酒+10も一緒。
このお土産店エリアでは取り扱いがないので、
試しに反対側の阪急の食品フロアへ行ってみた。
残念ながらやはりなかった。
でも酒は買いたい。
博多に来たのだから博多の酒を買うべし。
博多一本〆 純米酒を購入。
この記事を書いている現時点で、まだ封を切っておりません。
買物を終え、地下鉄で福岡空港へ行き、
さっさと搭乗手続きを済ませる。
ラーメン食べたので喉が渇いた。
ということで、福岡づくりの一番搾り。
羽田空港の混雑のため、離陸が遅れたが、
無事羽田空港に到着。
吉祥寺行きのリムジンバスがまだあったので、
チケットを購入して乗り込むと、
なんと地元の知人ファミリーが乗っていた。
沖縄家族旅行の帰りだという。
こんなこともあるんですな。
工事渋滞に巻き込まれ、地元に着いたのは23時過ぎだった。
さて、今回の福岡ですが、
前々回に引き続き、歩きまくりだった。
後でアプリのヘルスケアを確認したら、
20キロ以上歩いていたんだが、
それよりも上がった階数に驚いた。
77階だって。
サンシャイン60越え。
頑張りました。
でも飲んで食っているので、全く痩せません!