2017年07月22日更新

成田山横浜別院延命院(野毛山不動尊)

寒さも和らぎ、春の訪れを感じる3月末、
用事があり横浜へ行った。


用事を済ませた後、ランチを食べるべく、
桜木町界隈の飲食店を物色。


気になる店は幾つかあったけど、
禁煙かどうかがわからず、入店を躊躇する。


夜はともかく、ランチ時に煙草は勘弁。


なぜ他人の嗜好品によって臭い煙を浴びて、
その後の時間を嫌な気分で過ごさなければならんのだ。


そんな思いがあるから、桜木町に限らずどの街に行っても、
その土地の店が禁煙かどうかわからないので、
確実に禁煙であるチェーン店やラーメン屋になってしまう。


駅周辺を徘徊している際に目についたラーメン屋。


尾道ラーメン 麺一筋。


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元プロボクサーの畑山隆則が、
オススメするラーメン店のようだ。


結局、今日もラーメンか…、
もう少しだけお店を探してみようと、
店を通り越して一本先の道を曲がると…


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な、なんだあの巨大な寺院は!?


当然、吸い寄せられた。


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幟に「野毛山不動尊 横浜成田山」と記されている。


でた!
成田山!!


成田山といえば、真言宗智山派(しんごんしゅうちさんは)。


同じ宗派に深川不動尊(正式名称:成田山東京別院深川不動堂)がある。
深川不動尊には、2015年に訪問しワクワクさせてくれた。


※関連記事:「辰巳起点散策5 PART3 深川不動尊」


智山派に限らず、真言宗は何かとスケールがデカイ。


右手の階段を登って行く。


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とても寺とは思えないゴッツさ。


さらにここから登り階段があるのですが、
なんとエレベータ―完備!


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これなら足の弱い方や年配の方もお参り出来る!
と思ったのですが、ここに辿り着く前に結構な階段があったので、
どちらにしても階段は登らないとならない。


階段を登り切ると本堂。


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平成28年5月に建て直されたばかり。


野毛山不動尊の開創は明治の頃。
その縁起に関しては、公式サイトに譲ります。


深川不動尊みたいに、大仰な弘法大師様の像とかあるかと思ったら、
なんにもなかった。


本堂前からの眺め。


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横浜ランドマークタワー、 よこはまコスモワールドの大観覧車が見える。


今でこそビルによって視界が遮られているが、
かつては横浜の海が見渡せたに違いない。


柵には玉垣の奉安料がデカデカと掲示されていた。


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これってどこに幾ら奉納したか、一目瞭然じゃない?


1階へと戻る。


駐車場の奥に神社と池があり、
池には亀がいたりした。


それらを撮影せずに近くに放置(?)されていた狛犬たちを撮る。


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サクッと参拝を終え、流石に腹が減ったので、
先の尾道ラーメン 麺一筋へ入る。


なんとランチラーメン550円ってのがあった。
迷わずそれにした。


ラーメンを待っている間、
盟友・佐藤アサトに野毛山不動尊の写真をLINEで送ると、
「光音座に入らないように」という返答が来た。


なんだ光音座って?


そうこうするうちにランチラーメンが運ばれてきた。


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ラーメンをすすりながら、
スマホで光音座を調べると…。


なるほど、そういうことかと。


ほんと、佐藤アサトの情報力には頭が下がる。


ラーメン食べたら行ってみよう!


で、麺一筋ランチラーメンですが、
550円でこの味、この量は安いですね。


シンプルな感じだけど、味はダシの効いていてしっかりしていた。


で、味とは別の話なんだけど、
この記事を書くにあたり、麺一筋を検索したところ、
麺一筋 桜木町店の店長逮捕というワードを発見。


今から数年前のお話…。


不法就労の中国人を働かせていたとして、
元プロボクサー・畑山隆則さんの会社「エイチティム」が経営するラーメン店、
「尾道ラーメン麺一筋 桜木町店」の店長を務める畑山さんの兄が、
入管法違反の疑いで書類送検された。


なんだか穏やかじゃありませんねぇ…。


この日、フロアを担当していた女性も海外の方だったが、
大丈夫でしょうか?


「エイチティム」を検索すると車販売の「ガーレージ エイチティム」がヒットする。


会社概要を見ると運営は(株)エスエスカンパニーで、
代表は榮村繁幸となっている。


畑山の「は」の字もない。


もう少し調べてみたら、榮村繁幸は元プロボクサー。


これまた元プロボクサーの竹原慎二&畑山隆則のボクサ・フィットネス・ジム
トレーナーとして名を連ねていた。


ようわからんが、いろいろ繋がりがあるようだ。


麺一筋を出て、光音座を目指す。


マップで調べたら500mもない。


平戸桜木道路を京急本線の日ノ出町駅方面に向かって歩き、
駅のちょっと手前で左折すると光音座があった。


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映画館である。


上映中の作品を確認してみる。


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「シネマHOMOパラダイス」(93年)
原案・脚色・主演・監督は、山本竜二。


山本竜二は、業界ではレジェンドだ。


詳しくはウィキペディアを読んでください。


もう一本、「冷たいまなざし 友情」(94年)の監督は、新倉直人。


検索してみたら小林悟が一番上にきた。


小林悟の別名義が、新倉直人だった(他にも別名義あり)。


小林悟…どこかで聞いたことがある。
ウィキペディアに掲載されている代表的な作品リストを見て思い出した。


少し前にピンク映画を配給している新東宝映画の知り合いの方(Fさん)と
昼飯を食べた際に「日本で一番最初のピンク映画は?」という話になった。


Fさんによると「肉体の市場」(62年)という作品が、
ピンク映画第一号だという。


その場で「肉体の市場」を調べたら、その通りだった。


そして、この「肉体の市場」を撮ったのが、小林悟。


ピンク界の巨匠が手掛けたとはいえ、
両作品ともソフト化されていないでしょう。


独自の映画館が次々と閉館していくこの時代において、
このような作品を上映する光音座は、貴重な存在。


そんな光音座は、メンズ・セクシー・ダンスショーも開催しています。


IMG_1121_RRr.JPG


野毛山不動尊、尾道ラーメン、畑山隆則、光音座…、
何ちゅう流れじゃ…。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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