2017年07月26日更新

日枝神社〜信濃町

4月2日(日)に霞ヶ関にあるイイノホールで開催された
『映画クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ』の完成披露試写会に行ってきた。


ひとりでね。


受付スタッフ「お連れの方はいらっしゃいますか?」
伊藤P「いや、ひとりです」
受付スタッフ「えっ、おひとり様ですか?」
伊藤P「はい、そうです」


「クレしん」の完成披露試写会は、
ファミリーが多く来場している。


そんな中、オッサンひとりというのが、
余ほど珍しかったのでしょう。
二度聞きされた。


かつてこのブログは、映画のブログだった。
しかし、映画の仕事から離れ散策記主体のブログになったが、
唯一、映画に関して綴り続けているのが、「劇場版クレしん」。


東宝の方(Eさん、Kさんありがとう)のお力添えによって成立しているのだが、
「クレしん」を見て、このブログに綴るのは、
一年に一回のライフワークなのです。


映画の感想は、既に記しているので、そちらに譲る。


【伊藤Pの部屋】
#720『映画クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ』


で、この日は夜に焼肉食べ放題に行く予定で、
それまでの時間、特に用事がなかった。


天気も良かったし、鑑賞後、適当にブラブラと歩くことにした。


定期券内で帰りたかったので、とりあえず四ツ谷駅を目指すことにした。


虎ノ門から外堀通りを歩き、赤坂見附へ。


赤坂見附でランチを食べるつもりだったんだけど、
日曜日の赤坂見附は、閑散としており、
昼間に営業しているお店が少なかった。


結局、松屋の牛めし。


夜、焼肉だということに気が付いたのは、
どんぶりが運ばれてきてから。


その後、何度もその前を通っているのにも関わらず、
一度も参拝したことのない日枝神社へ。


IMG_1126_RRr.JPG


とても印象的な鳥居だ。


上部の笠木の上に三角形が乗っかっている。
これは滋賀県の日吉大社を総社とする山王神社の特徴らしい。


本殿に行くには、階段もしくはエレベーターを利用する。


IMG_1127_RRr.JPG


神社でエレベーターというのはなかなか珍しいのでは。


エレベーターをいくつか乗り継いで、
南神門をくぐると本殿。


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本殿と向き合っている門が神門なので、
今回上がってきた外堀通り側の参道は、表参道ではないようだ。


晴天の春の日曜の午後ということで、
参拝の列が出来ていた。


日枝神社の創建年は不明。
文明10年(1478年)太田道灌が江戸城を築城する際に、
川越日枝神社を勧請。


この時、日枝神社だけでなく、
多くの神社を江戸周辺に分霊させている。


家康の時代になると江戸城内に遷宮し、江戸城の鎮守とした。


徳川第二代将軍秀忠が、江戸城改築の際に麹町に移築し、
一般庶民も参拝できるようになったが、
明暦3年(1657年)の明暦の大火で焼失。


四代将軍家綱が、万治2年(1659)に現在の場所に移築した。


その後、昭和20年(1945年)の東京大空襲でも燃えてしまい、
現在の建物は、13年後の昭和33年(1958年)に再建されたもの。


振り返って神門を見ると猿がいた。


IMG_1130_RRr.JPG
逃げろ!チャールトン・ヘストン!!!


神猿像(しんえんぞう)。


なんで猿が神扱い?


「赤坂日枝神社の巫女ブログ」によると、
総社である滋賀県の日吉神社がある比叡山に、
猿がたくさん住んでいて、神のお使いとされたかららしい。


よく見たら上の本殿を撮影した写真の両脇にも、
神猿の石像が鎮座しているではないか。


巫女ブログ、ナイス情報!


本殿向かって右側の門を出ると末社。


IMG_1134_RRr.JPG


なんと、山王稲荷神社、八坂神社、猿田彦神社、
3つの神社を合祀(ごうし)している。


すぐ横に狛犬の解説板が置かれていた。


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狛犬はどこにいるのか。
目に見えるところにいない。


解説文をよく読んでみると、
本殿の前に、一対の石製狛犬があると。


いました。


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なぜか手前の狛犬だけ、苔率が高い。


そのまま進むと稲荷参道。


IMG_1139_RRr.JPG


いいっすねぇ〜。
千本鳥居。
しかも階段。


奉納者は、清水建設が多いな。


途中。


IMG_1140_RRr.JPG


稲荷参道入り口。


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都会のど真ん中にこのような千本鳥居があるとは。


稲荷参道の入口からは、
もうひとつの鳥居が見える。


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先程の鳥居が白だったのに対して、こちらは黒い。


鳥居の下では、着物姿の女性たちが桜を鑑賞。


桜も良いですが、わたしはこちらの非常階段に見とれました。


IMG_1145_RRr.JPG


スペースを活かした造りになっている。


以上、日枝神社。


境内はそれほど広くないが、
エスカレーターや一直線の階段の千本鳥居など、
勾配を利用した独自性が印象的だった。


日枝神社は、東京十社のひとつ。


【参拝済】
神田明神
品川神社
芝大神宮
根津神社
亀戸天神社
富岡八幡宮


【未参拝】
白山神社
王子神社
赤坂氷川神社


残り3社だ。


赤坂氷川神社はともかくとして、
白山神社と王子神社は、行こうと思わないと行かないなぁ。


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桜の下に佇む狛犬。この日のベストショット。


時刻は15時。
まだ時間があるので、信濃町駅まで歩くことにした。


赤坂見附にある赤坂東急プラザ。


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薄いピンクと肌色のボーダーラインが、トレードマーク。


今から10年ぐらい前、
父親からかつてこの赤坂東急プラザにあったロイヤルホストに呼び出され、
癌であることを告げられた。
そんな思い出の建物…。


見附の交差点を渡る。


2011年3月に閉館した赤坂プリンスホテルの跡地に、
いつのまにやら新しいビルが建っていた。


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東京ガーデンテラス紀尾井町


いまの東京は暫く来ないと景色が様変わりしてしまう。


一方、長年変わらない光景もある。


迎賓館。


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明治42年(1909年)に皇太子の居所である東宮御所として建設。
赤坂離宮を経て、戦後?は外国人の賓客を迎えることが多くなり迎賓館となった。


皇居がそうだったように、
多くの皇族関連施設が空襲を免れたが、
迎賓館もそのひとつ。


一般公開がされているので、
一度、行ってみたいな。


赤坂御用地の裏にある人通りの少ない坂道を少し下る。
みなもと町公園があり、その手前の道を右折すると、
JR中央線と総武線の線路に架かる橋に出る。


IMG_1154_RRr.JPG


一番右の総武線が通過しているトンネルは、
明治24年(1894年)に完成した御所トンネル。


こちら側はコンクリで風情が無いが、
反対側の入口はレンガ造りで歴史を感じることが出来る。


丸ノ内線の新宿・荻窪方面のホームから拝みことが出来る。


この後、みなもと町公園を通り抜けると、
公園のすぐ傍に小さな稲荷があった。


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鳥居の下に置かれた石板には、
「鮫橋せきとめ神」という文字が彫られている。


稲荷の裏に地名と稲荷の由緒が書かれていた。


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小さいけど新宿区文化財指定。


徒歩数歩でJRの高架下。


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信濃町駅方面へ抜けられるはずなんだが、
見通しが悪くなんだか入りにくい雰囲気。


生活道じゃない気もしたが、
ママチャリが置いてあるし、
立ち入り禁止の標識もない。


ということで、突っ込んでみたのですが、
普通に生活道でした…。


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高架下をくぐり北側へ出ると、
かなり急な坂道に出くわした。


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これはキツイ…。


キツイだけあって、
ちゃんと新助坂という名称もあった。


IMG_1167_RRr.JPG


通称スベリ坂だと。
確かに雪の日とかは、通行を控えたい坂だ。


坂を上り切ると、
少し離れた場所から一人の男性がコチラを見ている。


自意識過剰かと思ったが、やっぱり凝視している。


「なにガン飛ばしてんじゃい!」と睨み返したが、
この地が某宗教団体の本拠地であることを思い出した。


以前、カメラ片手にこの地を撮影しまくっていたら、
某宗教団体の関係者に尾行され、終いには詰問され、
「撮影するな」と言われたという体験談を綴ったブログを読んだ。


ワシも手にスマホを持って、
新助坂とかバシャバシャ撮っていたから、
冷やかしに来たのかと思われたのかもしれない。


で、信濃町駅そばの店が繁昌していた。


IMG_1169_RRr.JPG


一瞬、中国人観光客かと思ったが、さにあらず。


バリバリ教団関係の店。


学会の集まりでもあったのでしょうか?
みなさんお土産を購入している模様。


中には饅頭なんかもあった。


オンラインショップをみると、
意外と良心的な値段だった。


信濃町は、神宮球場の最寄駅なので、
何度も利用しているが、この道はお初で、
ちょっと衝撃を受けました。


時刻はちょうど16時。


帰ろう。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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