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「北陸旅行 1日目 PART1 白川郷」
「北陸旅行 1日目 PART1 白川郷」からの続き。
白川郷での観光を終え、マーチに乗り込み、
次の目的地である五箇山を目指す。
五箇山は2つの集落、菅沼と相倉からなる。
まずは白川郷寄りの菅沼集落へ。
カーナビで目的を設定してみると、
高速道路を利用するルートが出たが、
一般道を通るルートと到着時間が大差ないので、
後者で行くことにした。
結果、それは正解で、道路はガラガラ。
対向車も2台ぐらいしか擦れ違うことなく、
30分足らずで五箇山・菅沼合掌造り集落へ到着、
あ、あれ?
人がいない…。
世界遺産ですよね?
白川郷の賑わいとは大違い。
とはいえ、その風景は絵になる。
菅沼集落は9戸の合掌造り家屋が残っている。
お土産屋さんに売っていたカッパの人形のストラップ。
ケロボボストラップ。
ケロボボを検索してみると、
「さるぼぼ」というワードが目に付いた。
調べたら飛騨高山で昔から作られている人形だった。
猿の赤ん坊とされ、
黒い頭巾を被った真っ赤なのっぺらぼうの人形。
ケロボボはさるぼぼのパロディってこと。
さるぼぼ、知らなかった。
知らなかったといえば、
同じお土産屋さんにあった筑子(こきりこ) ささら。
富山県の民謡「こきりこ節」を踊る際に使われる楽器。
「こきりこ節」もささらも知らなかった。
なんと日本最古の民謡という説が!
ささらは特大が12,960円。
結構なお値段ですが、熟練した職人が手作業で、
108枚のヒノキの板を編んでいるとのこと。
ケロボボ、さるぼぼ、「こきりこ節」、ささら。
勉強になりました。
白川郷と比べると小規模で、サックと見て回れる。
駐車場でもらった菅沼散策ガイドによると、
駐車場を挟んだ反対側に五箇山合掌の里があるようなので、
行ってみることに。
菅沼集落と五箇山合掌の里は、
駐車場の下を通るトンネルで行き来できる。
このトンネル、メッチャヒンヤリしていて、
湧水が沁み出ているのか、地面が濡れていた。
五箇山合掌の里側入口。
だいぶいっちゃっている。
世界遺産への入口なんだから、
もう少し綺麗にした方が良いと思う。
五箇山合掌の里側入口の左手に籠が。
かごわたし。
五箇山は、江戸時代の1690年から加賀藩の流刑地となった。
庄川の対岸に罪人を収容する小屋があったため、
橋を架けることが認められず、
住民はブドウのつるで作った大綱を張り、籠を取り付けて行き来した。
かごわたしは、かなり危険だったらしい。
五箇山合掌の里に足を踏み入れると、
確かに合掌造りではあるけれど、なんだか様子がおかしい。
廃屋?
その他の家屋も生活感がない。
五箇山合掌の里は、食事・宿泊の施設として利用されているようなんだけど、
人気がほとんどなく、怖いぐらいだった。
全部を見て回る気にもなれず、駐車場へ戻ることにした。
トンネルの真ん中にあるエレベーターで、駐車場まで行ける。
地下3階は、遺産駅。
白川郷は観光地化しており、多くの人出があったが、
菅沼は閑散としていた。
規模が小さいし、
人がいない方が風情があって良いとも思う。
しかしながら、せっかく世界遺産に選ばれたんだから、
もう少し商売っ気があっても良いような…。
特に五箇山合掌の里の合掌造りの建物は、
ウリである建物自体がくたびれていて、印象が悪い。
改善の余地はあると思う。
さて、時刻は14時。
流石に腹が減った。
昼食にしよう!
昼食は、白川郷の蕎麦屋脇本のえび天おろしそば。
えっ?なぜ白川郷!?
実は連れが白川郷のであいの館のトイレに携帯を置き忘れてしまい、
取りに戻ったのでした。
お昼時だし、白川郷の駐車場代もタダになるので、
脇本で蕎麦を食べることにした次第。
えび天おろしそばですが、えび天は揚げたてで衣はサクサク。
とても美味しかった。
でも、肝心なそばは微妙。
決して不味いわけではない。
ただなんでしょう、個性がないというか、
何にこだわっているのかがよくわからない感じ。
1400円はちょっと高いかな。
菅沼の後、もうひとつの五箇山である相倉へ行くつもりだったが、
白川郷へ戻った分、時間をロスしたのと、
既に2箇所合掌造りを見たので、予定を変更。
金沢まで戻って、兼六園へ行くことにした。
以降、「北陸旅行 1日目 PART3 兼六園と夕食」へと続く。